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公開番号
2025013678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024197967,2021045401
出願日
2024-11-13,2021-03-19
発明の名称
シートパッドの製造方法および小パッド
出願人
株式会社東洋クオリティワン
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
B29C
44/58 20060101AFI20250117BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】発泡中のフォームが周り込んで固化した部分に起因する異音の発生を低減できるシートパッドの製造方法および小パッドを提供する。
【解決手段】シートパッドの製造方法は、第1型のキャビティ表面に小パッドを取り付ける取付工程と、第1型と第2型とを閉じる型閉じ工程と、第1型と第2型との間でパッド本体の原料液を発泡させてパッド本体と小パッドとを一体化する成形工程と、を備え、第2型は、第1型と第2型とが閉じられたときの第1型に向かって突出する突起を備え、型閉じ工程では、小パッドの本体部に突起を押し付けて、小パッドの鍔をキャビティ表面に押し付ける。小パッドは、軟質フォームから露出する第1面を有する本体部と、第1面に隣接する第1鍔面を有し本体部から張り出す鍔と、を備え、鍔は、第1面と第1鍔面とのなす角が135°以上180°未満になるように傾斜している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と、前記本体部から張り出す鍔と、を備える弾性体からなる小パッドと、軟質フォームからなるパッド本体と、を一体化させるシートパッドの製造方法であって、
第1型のキャビティ表面に前記小パッドを取り付ける取付工程と、
前記第1型と第2型とを閉じる型閉じ工程と、
前記第1型と前記第2型との間で前記パッド本体の原料液を発泡させて前記パッド本体と前記小パッドとを一体化する成形工程と、を備え、
前記第2型は、前記第1型と前記第2型とが閉じられたときの前記第1型に向かって突出する突起を備え、
前記型閉じ工程では、前記突起を前記本体部に押し付けて、前記鍔を前記キャビティ表面に押し付けるシートパッドの製造方法。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記小パッドは、前記軟質フォームから露出する第1面を有する本体部と、
前記第1面に隣接する第1鍔面を有し前記本体部から張り出す鍔と、を備え、
前記鍔は、前記第1面と前記第1鍔面とのなす角が135°以上180°未満になるように傾斜している請求項1記載のシートパッドの製造方法。
【請求項3】
軟質フォームと一体化される弾性体からなる小パッドであって、
前記軟質フォームから露出する第1面を有する本体部と、前記第1面に隣接する第1鍔面を有し前記本体部から張り出す鍔と、を備え、
前記鍔は、前記第1面と前記第1鍔面とのなす角が135°以上180°未満になるように傾斜している小パッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は弾性体からなる小パッドと軟質フォームからなるパッド本体とが一体化したシートパッドの製造方法および小パッドに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
弾性体からなる小パッドと軟質ウレタンフォームからなるパッド本体とが一体化したシートパッドは知られている(特許文献1)。この種のシートパッドは、第1型のキャビティ表面に小パッドを固定した後、第1型と第2型との間でパッド本体の原料液を発泡させてパッド本体と小パッドとを一体化して作られる。第1型のキャビティ表面と小パッドとの間にできた隙間に発泡中のフォームが周り込むと、フォームが周り込んで固化した余剰部分は、乗物のボディに擦れて異音の原因になることがある。特許文献1に開示の技術では、凹みを設けた小パッドを準備し、第1型のキャビティ表面に設けた壁を小パッドの凹みに嵌め、キャビティ表面と小パッドとの間の隙間を減らし、発泡中のフォームの周り込みを低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-068336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしこの技術には改善の余地がある。
【0005】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、フォームが回り込んで固化した部分に起因する異音の発生を低減できるシートパッドの製造方法および小パッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
シートパッドは、軟質フォームからなるパッド本体と弾性体からなる小パッドとを備える。小パッドは、パッド本体から露出する第1面とパッド本体に接する第2面とを有する本体部と、本体部から張り出す鍔と、を備える。鍔は、第1面に隣接する第1鍔面と、第1鍔面に隣接しパッド本体が接する先端面と、先端面および第2面に隣接しパッド本体が接する第2鍔面と、を備える。
【0007】
本発明のシートパッドの製造方法は、第1型のキャビティ表面に小パッドを取り付ける取付工程と、第1型と第2型とを閉じる型閉じ工程と、第1型と第2型との間でパッド本体の原料液を発泡させてパッド本体と小パッドとを一体化する成形工程と、を備える。第2型は、第1型と第2型とが閉じられたときの第1型に向かって突出する突起を備える。取付工程では、本体部と鍔との間の境界とキャビティ表面との間に少なくとも隙間を設けて小パッドを第1型に取り付ける。型閉じ工程では、突起を本体部に押し付けて隙間を低減し、鍔をキャビティ表面に押し付ける。
【0008】
本発明の小パッドは、シートパッドの製造方法の実施に直接使用するものである。小パッドは弾性体からなり、軟質フォームから露出する第1面を有する本体部と、第1面に隣接する第1鍔面を有し本体部から張り出す鍔と、を備える。鍔は、第1面と第1鍔面とのなす角が135°以上180°未満になるように傾斜している。
【発明の効果】
【0009】
シートパッドによれば、小パッドに本体部から張り出す鍔があるので、鍔が張り出す分だけ、シートパッドの製造時に本体部の第1面に発泡中のフォームが周り込み難くなる。
【0010】
本発明の小パッドによれば、本体部の第1面と鍔の第1鍔面とのなす角が135°以上180°未満になるように鍔が傾斜しているから、成形型の中で軟質フォームと一体化されるときの熱の影響などによって鍔が変形しても、第1鍔面と成形型との間に隙間が生じ難くなる。鍔の第1鍔面に発泡中のフォームの周り込みが生じ難くなるので、フォームが周り込んで固化した部分に起因する異音の発生を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)
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