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公開番号2024061177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168948
出願日2022-10-21
発明の名称真空成形装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B29C 51/36 20060101AFI20240425BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】樹脂シートの張りを保ちつつ、樹脂シートのしわの発生を抑制する。
【解決手段】基準面を有する基準部11と、基準部11の内側に配されるとともに、上面に山部21,22が形成されているフランジ部12と、フランジ部12の内側に配されるとともに、壁部13b,13cを有する製品部13と、を備え、フランジ部12に設けられた山部21,22は、上面視において矩形状であるとともに、長辺方向が壁部13b,13cの壁面に沿った方向で形成されているか、または、基準面を基準とした高さが、長辺方向における一方の端部21aと他方の端部21bとで異なるように傾斜を有しているか、の少なくとも一方である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基準面を有する基準部と、
前記基準部の内側に配されるとともに、上面に山部が形成されているフランジ部と、
前記フランジ部の内側に配されるとともに、壁部を有する製品部と、を備え、
前記フランジ部に設けられた前記山部は、上面視において矩形状であるとともに、長辺方向が前記壁部の壁面に沿った方向で形成されているか、または、前記基準面を基準とした高さが、前記長辺方向における一方の端部と他方の端部とで異なるように傾斜を有しているか、の少なくとも一方である、
真空成形装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、製品の真空成形装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂成形品を成形する方法として、金型から取り外し真空成形する真空成形法が用いられている。ここで、特許文献1に開示されている真空成形法は、樹脂とインサートを一体化させるための技術であるため、一体化させない製品には適用できず、さらに、インサート部分や金型の壁部分では、しわを生じる場合がある。
【0003】
しわの種類として、真空成形時に雄型の成形を行った場合に生じるウェブと、雌型の成形したときに成形を行った場合にブリッジがある。ここで、成形品の近傍に山を配置していない状態では製品角部でウェブが発生するが、成形品の周囲に周縁壁を設け、山を配置することによりウェブの発生を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-078915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された真空成形法では、金型製品が箱形状であって特に角部の形状が複雑な場合に、樹脂シートのしわの抑制ができないという問題がある。
【0006】
また例えば、成形品の周囲に周縁壁を設けるだけではしわの抑制には不十分である場合がある。具体的には、山の配置が適切でない場合には、山の長辺と製品立壁の間、すなわち山背面のしわとして、ブリッジが発生することがある。そのため、ウェブとブリッジの両方の発生を抑制することが難しく、言い換えると、樹脂シートを弛ませないことと、ブロックと製品の間の新たなしわの発生の抑制することが難しいという問題があった。
【0007】
本開示は、樹脂シートの張りを保ちつつ、樹脂シートのしわの発生を抑制する真空成形装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示にかかる真空成形装置は、基準面を有する基準部と、前記基準部の内側に配されるとともに、上面に山部が形成されているフランジ部と、前記フランジ部の内側に配されるとともに、壁部を有する製品部と、を備え、前記フランジ部に設けられた前記山部は、上面視において矩形状であるとともに、長辺方向が前記壁部の壁面に沿った方向で形成されているか、または、前記基準面を基準とした高さが、前記長辺方向における一方の端部と他方の端部とで異なるように傾斜を有しているか、の少なくとも一方である。
これにより、樹脂シートの角部を張りつつ、山自体に起因したしわの発生を抑制することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示よれば、樹脂シートの張りを保ちつつ、樹脂シートのしわの発生を抑制することができる真空成形装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
真空成形装置の斜視図である。
真空成形装置の正面図である。
真空成形装置の上面図である。
真空引きにより樹脂シートを真空成形装置になつかせる手順の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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