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公開番号2025013394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024190780,2022209210
出願日2024-10-30,2018-07-20
発明の名称カメラボディ、およびカメラシステム
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 17/14 20210101AFI20250117BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】適切な情報を用いて交換レンズへの指示を作成する。
【解決手段】カメラボディは、撮像する撮像部と、フォーカスレンズの位置に関するデータとデータの信頼性を示す識別子とが入力される入力部と、入力されたデータと、撮像面と光学系の結像位置とのずれに関する情報とを用いて、フォーカスレンズの駆動に関する指示を作成する作成部と、交換レンズとの間の第一通信で指示を交換レンズに送信する第一通信部と、交換レンズとの間の第二通信でデータと識別子とを交換レンズから受信する第二通信部と、第一通信と第二通信とを独立に制御する制御部と、を備え、第二通信部は、1回の撮像の間に、データと識別子とを複数回受信し、作成部は、1回の撮像の間に受信した1以上のデータを用いて指示を作成し、作成部は、信頼性が有ることを示す識別子のデータを用いて指示を作成し、信頼性が無いことを示す識別子のデータは用いずに指示を作成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フォーカスレンズを備える交換レンズが着脱可能なカメラボディであって、
撮像面において前記交換レンズの光学系により結像される被写体像を撮像する撮像部と、
前記フォーカスレンズの位置に関するデータと、前記データの信頼性を示す識別子と、が入力される入力部と、
少なくとも前記入力部に入力された前記データと、前記撮像面と前記光学系の結像位置とのずれに関する情報とを用いて、前記フォーカスレンズの駆動に関する指示を作成する作成部と、
前記交換レンズとの間で第一通信を行い、前記指示を前記交換レンズに送信する第一通信部と、
前記交換レンズとの間で前記第一通信とは異なりかつ前記第一通信より短い周期の第二通信を行い、前記データと前記識別子とを前記交換レンズから受信する第二通信部と、
前記第一通信部による前記第一通信と、前記第二通信部による前記第二通信とを独立に制御する制御部と、
を備え、
前記第二通信部は、前記撮像部による1回の撮像の間に、前記データと前記識別子とを複数回受信し、
前記作成部は、1回の撮像の間に受信した少なくとも1以上の前記データを用いて前記指示を作成し、
前記作成部は、前記信頼性が有ることを示す前記識別子の前記データを用いて前記指示を作成し、前記信頼性が無いことを示す前記識別子の前記データは用いずに前記指示を作成する、
カメラボディ。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記第一通信のクロック信号は、前記カメラボディから前記交換レンズに出力され、
前記第二通信のクロック信号は、前記交換レンズから前記カメラボディに出力され、
前記入力部に、前記第二通信の前記クロック信号に同期して前記データと前記識別子とが繰り返し入力される、請求項1に記載のカメラボディ。
【請求項3】
前記第二通信の開始指示と終了指示は、前記第一通信により前記交換レンズに送信され、
前記入力部は、前記第二通信を行うことにより、前記データと前記識別子とが入力される、請求項1または2に記載のカメラボディ。
【請求項4】
前記第一通信に用いられる端子と前記第二通信に用いられる端子とは異なり、
前記第一通信で前記指示を前記交換レンズに送信しているときに、前記第二通信で前記データと前記識別子とを前記交換レンズから受信することが可能である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカメラボディ。
【請求項5】
前記識別子は、前記データの前記信頼性の有無を示すものである、請求項1から4のいずれか一項に記載のカメラボディ。
【請求項6】
前記第一通信部は、前記信頼性が低い前記データに基づいて作成された前記指示であることを示す情報を、前記指示に付して前記交換レンズに送信する、
請求項1から5のいずれか一項に記載のカメラボディ。
【請求項7】
前記入力部には、前記フォーカスレンズの移動状態が入力され、
前記移動状態は、前記フォーカスレンズの移動の有無を示し、
前記作成部は、前記移動状態が前記フォーカスレンズの移動があることを示す場合、前記フォーカスレンズの移動により変化した前記光学系の焦点距離に基づいて前記指示を作成する、
請求項1から6のいずれか一項に記載のカメラボディ。
【請求項8】
前記作成部は、前記信頼性に基づく情報を含めるように、前記指示を作成する、
請求項1から7のいずれか一項に記載のカメラボディ。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載のカメラボディと、前記交換レンズとを備えるカメラシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラボディ、およびカメラシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
交換レンズの状態を示す情報をカメラボディに送る技術が知られている(特許文献1参照)。しかしながら、送られたデータの内容が不適切だと、そのデータを用いた制御の精度が低下するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-105402号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によるカメラボディは、フォーカスレンズを備える交換レンズが着脱可能なカメラボディであって、撮像面において前記交換レンズの光学系により結像される被写体像を撮像する撮像部と、前記フォーカスレンズの位置に関するデータと、前記データの信頼性を示す識別子と、が入力される入力部と、少なくとも前記入力部に入力された前記データと、前記撮像面と前記光学系の結像位置とのずれに関する情報とを用いて、前記フォーカスレンズの駆動に関する指示を作成する作成部と、前記交換レンズとの間で第一通信を行い、前記指示を前記交換レンズに送信する第一通信部と、前記交換レンズとの間で前記第一通信とは異なりかつ前記第一通信より短い周期の第二通信を行い、前記データと前記識別子とを前記交換レンズから受信する第二通信部と、前記第一通信部による前記第一通信と、前記第二通信部による前記第二通信とを独立に制御する制御部と、を備え、前記第二通信部は、前記撮像部による1回の撮像の間に、前記データと前記識別子とを複数回受信し、前記作成部は、1回の撮像の間に受信した少なくとも1以上の前記データを用いて前記指示を作成し、前記作成部は、前記信頼性が有ることを示す前記識別子の前記データを用いて前記指示を作成し、前記信頼性が無いことを示す前記識別子の前記データは用いずに前記指示を作成する。
本発明の第2の態様によるカメラシステムは、第1の態様によるカメラボディと、前記交換レンズとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
カメラシステムの要部構成を説明するブロック図である。
複数のフォーカシングレンズの移動軌跡を例示する図である。
コマンドデータ通信とホットライン通信を例示するタイミングチャートである。
コマンドデータ通信のタイミングを例示する図である。
ホットライン通信のタイミングを例示する図である。
ホットラインデータに含まれる情報を例示する図である。
フォーカスレンズ位置と焦点距離と撮影距離の関係を示す図である。
自動焦点調節のタイミングを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1はカメラシステム1の要部構成を説明するブロック図である。交換レンズ3は、カメラボディ2に対してバヨネット構造により着脱可能である。カメラボディ2と交換レンズ3が結合すると、ボディ側マウントに設けられた端子とレンズ側マウントに設けられた端子同士が物理的に接触し、電気的に接続される。
【0007】
<カメラボディ>
カメラボディ2は、ボディ側制御部230、ボディ側通信部240、電源部250、撮像素子260、信号処理部270、操作部材280、および表示部285を有する。
【0008】
撮像素子260は、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の固体撮像素子である。撮像素子260は、ボディ側制御部230からの制御信号により、撮像面260Sの被写体像を光電変換して信号を出力する。
撮像素子260は、画像生成用の光電変換部と焦点検出用の光電変換部を有する。画像生成用の光電変換部で生成される撮像用画素信号は、信号処理部270によって画像データの生成に用いられる。また、焦点検出用の光電変換部で生成される検出用画素信号は、信号処理部270によって交換レンズ3による結像状態、換言すると交換レンズ3の焦点を検出する焦点検出処理に用いられる。
【0009】
信号処理部270は、撮像素子260から出力された撮像用画素信号に対して所定の画像処理を行って画像データを生成する。生成された画像データは、不図示の記憶媒体に所定のファイル形式で記録されたり、表示部285による画像表示に用いられたりする。また、信号処理部270は、撮像素子260から出力された検出用画素信号に対して所定の焦点検出処理を行ってデフォーカス量(交換レンズ3の焦点位置と撮像面260Sとのずれ量)を算出する。信号処理部270は、ボディ側制御部230、撮像素子260、および表示部285と接続される。
【0010】
ボディ側通信部240は、交換レンズ3のレンズ側通信部340との間で所定の通信を行う。ボディ側通信部240は、ボディ側第1通信部240aと、ボディ側第2通信部240bとを含む。ボディ側第1通信部240aは後述のコマンドデータ通信を行い、ボディ側第2通信部240bは後述のホットライン通信を行う。
ボディ側第1通信部240aはボディ側制御部230と接続され、コマンドデータ通信でカメラボディ2から交換レンズ3に送信される情報は、ボディ側制御部230により作成される。ボディ側第2通信部240bはボディ側制御部230と接続され、ホットライン通信で交換レンズ3からカメラボディ2に送信される情報は、ボディ側制御部230に送信される。
(【0011】以降は省略されています)

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