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公開番号2025011235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024178760,2022138985
出願日2024-10-11,2019-07-19
発明の名称撮像素子、および撮像装置
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/34 20210101AFI20250116BHJP(光学)
要約【課題】焦点検出精度を向上する。
【解決手段】撮像素子は、光学系を透過した光を光電変換して電荷を生成する光電変換部を有し、前記光電変換部が光を受光する幅が互いに異なることにより光を受光する面積が互いに異なり、前記光電変換部で生成された電荷に基づく焦点検出に用いる信号をそれぞれ出力する第1のAF画素対と第2のAF画素対と、像面における位置と前記光学系の射出瞳距離とに関する第1情報に基づく前記第1のAF画素対による焦点検出または前記第2のAF画素対による焦点検出の選択に応じて、前記第1のAF画素対または前記第2のAF画素対から信号を出力させる出力部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光学系を透過した光を光電変換して電荷を生成する光電変換部を有し、前記光電変換部が光を受光する幅が互いに異なることにより光を受光する面積が互いに異なり、前記光電変換部で生成された電荷に基づく焦点検出に用いる信号をそれぞれ出力する第1画素と第2画素と、
像面における位置と前記光学系の射出瞳距離とに関する第1情報に基づく前記第1画素による焦点検出または前記第2画素による焦点検出の選択に応じて、前記第1画素または前記第2画素から信号を出力させる出力部と、
を備える撮像素子。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載の撮像素子において、
前記出力部は、前記光学系の焦点距離および撮影距離の少なくとも1方が変化すると、前記第1情報に基づく前記第1画素による焦点検出または前記第2画素による焦点検出の選択に応じて、前記第1画素または前記第2画素から信号を出力させる撮像素子。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、
前記第1情報は、像面における位置によって変化する射出瞳距離に関する情報である撮像素子。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第1情報は、像面における位置と射出瞳距離との関係を示す情報または射出瞳距離を算出するための式の係数である撮像素子。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の撮像素子において、
複数の前記第1画素と、複数の前記第2画素とを有し、
複数の前記第1画素は、前記光学系の第1の瞳領域を通過した光を受光する画素と、前記第1の瞳領域と異なる第2の瞳領域を通過した光を受光する画素とを含み、
複数の前記第2画素は、前記第1の瞳領域を通過した光を受光する画素と、前記第2の瞳領域を通過した光を受光する画素とを含む撮像素子。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第1画素と前記第2画素とは前記光電変換部に入射する光を遮光する遮光部をそれぞれ有し、
前記第1画素の前記遮光部の面積と、前記第2画素の前記遮光部の面積とが互いに異なる撮像素子。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の撮像素子と、
前記撮像素子から出力された信号に基づいて画像データを生成する生成部と、を備える撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子、および撮像装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
複数種類のAF画素対から、レンズの射出瞳位置に応じたAF画素対を選択して、焦点検出を行う撮像装置が知られている(特許文献1)。従来から焦点検出精度の向上が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特開2009-204987号公報
【発明の概要】
【0004】
発明の第1の態様によると、撮像素子は、光学系を透過した光を光電変換して電荷を生成する光電変換部を有し、前記光電変換部が光を受光する幅が互いに異なることにより光を受光する面積が互いに異なり、前記光電変換部で生成された電荷に基づく焦点検出に用いる信号をそれぞれ出力する第1画素と第2画素と、像面における位置と前記光学系の射出瞳距離とに関する第1情報に基づく前記第1画素による焦点検出または前記第2画素による焦点検出の選択に応じて、前記第1画素または前記第2画素から信号を出力させる出力部と、を備える。
発明の第2態様によると、撮像装置は、第1の態様の撮像素子と、前記撮像素子から出力された信号に基づいて画像データを生成する生成部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
第1の実施の形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置の撮像面の焦点検出領域を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置の焦点検出領域内の画素の配置例を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における画素の構成例を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における中央の領域に配置される3種類のAF画素対を示す断面図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における所定の像高位置の領域に配置される3種類のAF画素対を示す断面図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における所定の像高位置の領域に配置される3種類のAF画素対を示す断面図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における基準射出瞳と像高との関係を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における交換レンズの、像高に応じて射出瞳距離が変化する種々の光学特性を示したものである。
第1の実施の形態に係る撮像装置における像高と射出瞳との関係を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置におけるフォーカス位置区間とそのフォーカス位置区間の代表光学特性曲線を近似する関数の定数項及び係数とを示す表であ る。
第1の実施の形態に係る撮像装置における区間とその区間の代表光学特性曲線を近似する関数の定数項及び係数とを示す表である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における射出瞳距離に関する閾値と、第1~第3の射出瞳距離範囲と、光学特性曲線とを示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置における動作を説明するフローチャートである。
第1の実施の形態に係る撮像装置における動作を説明するフローチャートである。
第1の実施の形態に係る撮像装置における動作を説明するフローチャートである。
第1の実施の形態に係る撮像装置における焦点検出画素の構成例を示す図である。
第2の実施の形態に係る撮像装置における射出瞳像が像高によって変化する様子を示すものである。
第2の実施の形態に係る撮像装置における一対の光電変換部と射出瞳像との関係を示す図である。
第2の実施の形態に係る撮像装置における焦点検出部が実行する複数の機能を機能毎にブロック化して示すブロック図である。
第2の実施の形態に係る撮像装置における動作を説明するフローチャートである。
変形例に係る撮像装置における焦点検出画素の構成例を示す図である。
変形例に係る撮像装置における焦点検出画素の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る撮像装置の一例である電子カメラ1(以下、カメラ1と称する)の構成例を示す図である。カメラ1は、カメラボディ2と交換レンズ3とにより構成される。カメラ1は、カメラボディ2と交換レンズ3とから構成されるので、カメラシステムと称することもある。
【0007】
カメラボディ2には、交換レンズ3が取り付けられるボディ側マウント部201が設けられる。交換レンズ3には、カメラボディ2に取り付けられるレンズ側マウント部301が設けられる。レンズ側マウント部301及びボディ側マウント部201には、それぞれレンズ側接続部302、ボディ側接続部202が設けられる。レンズ側接続部302及びボディ側接続部202には、それぞれクロック信号用の端子やデータ信号用の端子、電源供給用の端子等の複数の端子が設けられている。交換レンズ3は、レンズ側マウント部301及びボディ側マウント部201により、カメラボディ2に着脱可能に装着される。
【0008】
カメラボディ2に交換レンズ3が装着されると、ボディ側接続部202に設けられた端子とレンズ側接続部302に設けられた端子とが電気的に接続される。これにより、カメラボディ2から交換レンズ3への電力供給や、カメラボディ2及び交換レンズ3間の通信が可能となる。
【0009】
交換レンズ3は、撮影光学系(結像光学系)31と、レンズ制御部32と、レンズメモリ33とを備える。撮影光学系31は、焦点距離を変更するズームレンズ(変倍レンズ)31aやフォーカスレンズ(焦点調節レンズ)31bを含む複数のレンズと絞り31cとを含み、撮像素子22の撮像面22aに被写体像を形成する。なお、図1では、ズームレンズ31aとフォーカスレンズ31bとを模式的に図示したが、通常の撮影光学系は、一般に多数の光学素子から構成される。
【0010】
また、後述するように、交換レンズ3の撮影光学系31は、その射出瞳の位置、即ち射出瞳距離が像高によって変化する光学特性を有する。換言すると、撮影光学系31の射出瞳距離は、撮像面22aにおける位置、即ち、撮像面22aにおける撮影光学系31の光軸OA1からの距離によって変化する。撮影光学系31の光軸OA1は、撮像面22aの中心位置で、撮像面22aと交差する。撮影光学系31の射出瞳距離は、撮像面22aの中心から距離によって変化するともいえる。ここで、射出瞳距離とは、撮影光学系31の射出瞳と撮影光学系31による像の像面との間の距離である。なお、撮像素子22の撮像面22aは、例えば、後述する光電変換部が配置される面、またはマイクロレンズが配置される面である。
また、撮影光学系31は、ボディ側マウント部201に装着される交換レンズ3の種類によって異なる。そのため、撮影光学系31の射出瞳距離は、交換レンズ3の種類によって異なる。さらに、像高によって変化する射出瞳距離の光学特性も、交換レンズ3の種類によって異なる。
(【0011】以降は省略されています)

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