TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025012143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114742
出願日2023-07-12
発明の名称レンズ駆動装置及びカメラモジュール
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20250117BHJP(光学)
要約【課題】より組み立てやすいレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置101は、一端部と他端部の高さが異なる四本の形状記憶合金ワイヤSAを備える。ベース部材18は、高さの異なる固定側上部載置面FSUと固定側下部載置面FSDとを有し、レンズ保持部材2は、高さの異なる可動側上部載置面MSUと可動側下部載置面MSDとを有する。四つの固定側金属部材5Fのそれぞれは、四本の形状記憶合金ワイヤSAのうちの対応する一本の一端部が固定され、対応する固定側上部載置面FSU又は固定側下部載置面FSDの上に取り付けられる。四つの可動側金属部材5Mのそれぞれは、四本の形状記憶合金ワイヤSAのうちの対応する一本の他端部が固定され、対応する可動側上部載置面MSU又は可動側下部載置面MSDの上に取り付けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ベース部材と、
レンズ体を保持可能な筒状部を有し、前記ベース部材に対して移動可能なレンズ保持部材と、
前記ベース部材に固定される複数の固定側金属部材と、
前記レンズ保持部材に固定される複数の可動側金属部材と、
一端部が対応する前記固定側金属部材に固定されるとともに他端部が対応する前記可動側金属部材に固定され、前記一端部の光軸方向における位置と前記他端部の光軸方向における位置とが異なるように配置される複数の形状記憶合金ワイヤと、を備えたレンズ駆動装置であって、
複数の前記形状記憶合金ワイヤは、前記レンズ保持部材の前記筒状部を囲む四面にそれぞれ一本ずつ配置された四本の前記形状記憶合金ワイヤを含み、
前記ベース部材は、光軸方向に沿った平面視において、前記筒状部を挟んで一方の対角方向において対向するように設けられた一対の固定側載置面を有し、
一対の前記固定側載置面のそれぞれは、光軸方向における高さ位置の異なる固定側上部載置面と固定側下部載置面とを有し、
前記レンズ保持部材は、前記筒状部を挟んで他方の対角方向において対向するように設けられた一対の可動側載置面を有し、
一対の前記可動側載置面のそれぞれは、光軸方向における高さ位置の異なる可動側上部載置面と可動側下部載置面とを有し、
複数の前記固定側金属部材のそれぞれは、対応する前記固定側上部載置面又は前記固定側下部載置面の上に取り付けられ、
複数の前記可動側金属部材のそれぞれは、対応する前記可動側上部載置面又は前記可動側下部載置面の上に取り付けられ、
複数の前記固定側金属部材のそれぞれには、複数の前記形状記憶合金ワイヤのうちの対応する一本の前記一端部が固定され、
複数の前記可動側金属部材のそれぞれには、複数の前記形状記憶合金ワイヤのうちの対応する一本の前記他端部が固定されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記レンズ保持部材には、前記可動側金属部材に接続される金属製の可動側導電部材が埋設されている、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項3】
平面視で隣り合うように配置された前記可動側上部載置面及び前記可動側下部載置面のそれぞれには、前記可動側導電部材の第1部分及び第2部分が露出しており、
前記第1部分及び第2部分のそれぞれには、複数の前記可動側金属部材のうちの対応する一つが接続されている、
請求項2に記載のレンズ駆動装置。
【請求項4】
前記レンズ保持部材と前記ベース部材とを連結するように設けられる可撓性金属部材を有し、
前記可撓性金属部材は、前記ベース部材に固定されるベース固定部と、前記レンズ保持部材の下面に固定される可動固定部と、前記ベース固定部と前記可動固定部との間に配置される可撓性腕部とを有し、
前記可動側導電部材は、前記レンズ保持部材の下面に露出する第3部分を有し、
前記第3部分は、前記レンズ保持部材の下面側において前記可動固定部に接続されている、
請求項3に記載のレンズ駆動装置。
【請求項5】
前記ベース部材には、金属製の固定側導電部材が埋設されており、
前記固定側導電部材は、前記ベース部材の外部に露出する端子部を有し、
前記固定側導電部材の一部は、対応する前記固定側金属部材に接続されており、
前記固定側導電部材の他の一部は、前記ベース部材の上面に露出するとともに、前記可撓性金属部材の前記ベース固定部に接続されている、
請求項4に記載のレンズ駆動装置。
【請求項6】
前記レンズ保持部材の前記筒状部を囲む四面にそれぞれ一本ずつ配置された四本の前記形状記憶合金ワイヤのそれぞれは、前記四面のそれぞれを正面から見たときに、同じ向きに傾くように配置されている、
請求項1乃至5の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項7】
前記固定側上部載置面に固定される前記固定側金属部材と前記可動側上部載置面に固定される前記可動側金属部材とは同一形状となるように形成され、
前記固定側下部載置面に固定される前記固定側金属部材と前記可動側下部載置面に固定される前記可動側金属部材とは同一形状となるように形成されている、
請求項1乃至5の何れかに記載のレンズ駆動装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項5の何れかに記載のレンズ駆動装置と、
前記レンズ保持部材によって保持される前記レンズ体と、
前記レンズ体に対向するように配置される撮像素子と、を有する、
カメラモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レンズ駆動装置及びカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、八本の形状記憶合金ワイヤを用いたレンズ駆動装置が知られている(特許文献1参照)。この装置では、八本の形状記憶合金ワイヤは、ベース部材の四つの側面及びレンズ保持部材の四つの側面のそれぞれに固定された金属部材(ターミナルプレート)に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-073558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この装置は、ベース部材及びレンズ保持部材のそれぞれの四つの側面に四つの方向からターミナルプレートを取り付ける必要があるために組み立てにくい。
【0005】
そこで、より組み立てやすいレンズ駆動装置を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係るレンズ駆動装置は、ベース部材と、レンズ体を保持可能な筒状部を有し、前記ベース部材に対して移動可能なレンズ保持部材と、前記ベース部材に固定される複数の固定側金属部材と、前記レンズ保持部材に固定される複数の可動側金属部材と、一端部が対応する前記固定側金属部材に固定されるとともに他端部が対応する前記可動側金属部材に固定され、前記一端部の光軸方向における位置と前記他端部の光軸方向における位置とが異なるように配置される複数の形状記憶合金ワイヤと、を備えたレンズ駆動装置であって、複数の前記形状記憶合金ワイヤは、前記レンズ保持部材の前記筒状部を囲む四面にそれぞれ一本ずつ配置された四本の前記形状記憶合金ワイヤを含み、前記ベース部材は、光軸方向に沿った平面視において、前記筒状部を挟んで一方の対角方向において対向するように設けられた一対の固定側載置面を有し、一対の前記固定側載置面のそれぞれは、光軸方向における高さ位置の異なる固定側上部載置面と固定側下部載置面とを有し、前記レンズ保持部材は、前記筒状部を挟んで他方の対角方向において対向するように設けられた一対の可動側載置面を有し、一対の前記可動側載置面のそれぞれは、光軸方向における高さ位置の異なる可動側上部載置面と可動側下部載置面とを有し、複数の前記固定側金属部材のそれぞれは、対応する前記固定側上部載置面又は前記固定側下部載置面の上に取り付けられ、複数の前記可動側金属部材のそれぞれは、対応する前記可動側上部載置面又は前記可動側下部載置面の上に取り付けられ、複数の前記固定側金属部材のそれぞれには、複数の前記形状記憶合金ワイヤのうちの対応する一本の前記一端部が固定され、複数の前記可動側金属部材のそれぞれには、複数の前記形状記憶合金ワイヤのうちの対応する一本の前記他端部が固定されている。
【発明の効果】
【0007】
上述のレンズ駆動装置は、従来の装置に比べて組み立てやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
カメラモジュールの斜視図である。
レンズ駆動装置の分解斜視図である。
レンズ保持部材及び可動側導電部材の斜視図である。
レンズ保持部材の上面図である。
レンズ保持部材の下面図である。
ベース部材及び固定側導電部材の斜視図である。
ベース部材の上面図である。
レンズ保持部材、金属部材、可撓性金属部材、及びベース部材の斜視図である。
可動側金属部材、固定側金属部材、及び形状記憶合金ワイヤの上面図である。
金属部材、可撓性金属部材、可動側導電部材、固定側導電部材、及び形状記憶合金ワイヤの斜視図である。
第1ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
第2ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
第3ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
第4ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
カバー部材が取り外された状態のレンズ駆動装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係るレンズ駆動装置101及びカメラモジュールCMについて図面を参照して説明する。図1は、カメラモジュールCMの斜視図である。図2は、レンズ駆動装置101の分解斜視図である。
【0010】
図1及び図2において、X1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。また、Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。同様に、Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図1及び図2では、レンズ駆動装置101のX1側はレンズ駆動装置101の前側(正面側)に相当し、レンズ駆動装置101のX2側はレンズ駆動装置101の後側(背面側)に相当する。また、レンズ駆動装置101のY1側はレンズ駆動装置101の左側に相当し、レンズ駆動装置101のY2側はレンズ駆動装置101の右側に相当する。また、レンズ駆動装置101のZ1側はレンズ駆動装置101の上側(被写体側)に相当し、レンズ駆動装置101のZ2側はレンズ駆動装置101の下側(撮像素子側)に相当する。他の図においても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
太陽光反射板。
今日
個人
眼鏡こめかみ支持具
13日前
日本精機株式会社
空中表示装置
1日前
株式会社クラベ
光伝送体及び照明装置
7日前
株式会社日本創作
望遠鏡
17日前
ハート光学株式会社
眼鏡ケース
13日前
キヤノン株式会社
光学機器
6日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置
17日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
14日前
住友ベークライト株式会社
積層体の製造方法
7日前
大日本印刷株式会社
光学フィルム
7日前
ヘラマンタイトン株式会社
コネクタ保持具
13日前
株式会社 GLASSART
水に浮くアイウェア
13日前
日本化薬株式会社
接着剤組成物及びこれを用いた偏光板
17日前
株式会社エスパー
マイクロプリズム反射体
6日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
16日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
14日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置の製造方法
17日前
三井化学株式会社
レンズ、光学部材および撮像カメラ
今日
KDDI株式会社
光フィルタ
17日前
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム及びそれを用いた成形品
13日前
株式会社JVCケンウッド
ヘッドマウントディスプレイ
13日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
今日
山田電器工業株式会社
紫外線ライト
20日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
13日前
株式会社インターメスティック
眼鏡フレーム
17日前
住友電工オプティフロンティア株式会社
融着接続機
8日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
7日前
TOPPANホールディングス株式会社
光学フィルム
17日前
株式会社ヨコオ
光トランシーバ及び光トランシーバユニット
今日
日亜化学工業株式会社
光学部材の製造方法、発光装置
今日
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
17日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
17日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
17日前
富士フイルム株式会社
レンズ装置
20日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
13日前
続きを見る