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公開番号2025012961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116179
出願日2023-07-14
発明の名称熱硬化性樹脂組成物、硬化物、及びフレキシブルプリント基板
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 59/42 20060101AFI20250117BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】洗浄剤に対する優れた耐性を有するフレキシブルプリント基板を得ることができる熱硬化性樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】酸無水物基及びカルボキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基を有する樹脂と、3官能のアミン型エポキシ樹脂とを含有する、熱硬化性樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
酸無水物基及びカルボキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基を有する樹脂と、3官能のアミン型エポキシ樹脂とを含有する、熱硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記3官能のアミン型エポキシ樹脂が、下記式(E1)で表されるエポキシ樹脂を含む、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
TIFF
2025012961000010.tif
31
166
(式中、R

は2価の有機基を表す。)
【請求項3】
前記3官能のアミン型エポキシ樹脂の含有率が、前記樹脂の質量を基準として、1~16質量%である、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
4官能のアミン型エポキシ樹脂を更に含有する、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
前記4官能のアミン型エポキシ樹脂が、下記式(E2)で表されるエポキシ樹脂を含む、請求項4に記載の熱硬化性樹脂組成物。
TIFF
2025012961000011.tif
31
166
(式中、R

は2価の有機基を表す。)
【請求項6】
前記4官能のアミン型エポキシ樹脂の含有率が、前記樹脂の質量を基準として、1~16質量%である、請求項4に記載の熱硬化性樹脂組成物。
【請求項7】
アミン型エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂を更に含有する、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
【請求項8】
エポキシ樹脂の合計の含有率が、前記樹脂の質量を基準として、4~28質量%である、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
【請求項9】
前記樹脂が、酸無水物基及びカルボキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基を有するポリアミドイミドを含む、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
【請求項10】
前記樹脂が、酸無水物基及びカルボキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基とウレタン結合とを有するポリアミドイミドを含む、請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱硬化性樹脂組成物、熱硬化性樹脂組成物用セット、硬化物、フィルム、フレキシブルプリント基板、及び電子部品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
フレキシブルプリント基板は、各種ディスプレイ、スマートフォン等の電子機器に広く用いられている。フレキシブルプリント基板は、一般的に、配線間の電気絶縁性の確保、配線の腐食防止等のための保護膜を有する。保護膜は、例えば、熱硬化性樹脂組成物を用いて形成することができる。保護膜には、その用途に適した特性が求められる。
【0003】
例えば特許文献1には、(A)少なくとも1つの酸無水物基及び/又はカルボキシ基を有する樹脂、(B)ハイドロタルサイト及びシリカを含む無機フィラー及び(C)エポキシ樹脂、を含有する熱硬化性樹脂組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-275114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
TV(Television)パネル、PC(Personal Computer)ディスプレイ等の電子機器には、使用環境によっては表面に汚れが付着することがあり、それを除くためにエンドユーザーにより洗浄剤が用いられることがある。洗浄剤が誤ってディスプレイ内部に浸み込みフレキシブルプリント基板に達した場合に、保護膜による配線の保護機能が不十分であると、洗浄剤が原因となって配線間に短絡が生じる恐れがある。
【0006】
そこで、本開示は、洗浄剤に対する優れた耐性を有するフレキシブルプリント基板及び電子部品を得ることができる熱硬化性樹脂組成物を提供する。また、本開示は、前記熱硬化性樹脂組成物を得るための第1剤及び第2剤を含むセット、並びに、前記熱硬化性樹脂組成物又は前記セットを用いて得られる硬化物及びフィルムを提供する。さらに、本開示は、洗浄剤に対する優れた耐性を有するフレキシブルプリント基板及び電子部品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態を以下に挙げる。本発明は以下の実施形態に限定されない。
一実施形態は、酸無水物基及びカルボキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基を有する樹脂と、3官能のアミン型エポキシ樹脂とを含有する、熱硬化性樹脂組成物に関する。
他の一実施形態は、上記熱硬化性樹脂組成物を得るために用いられ、前記樹脂を含有する第1剤と、前記3官能のアミン型エポキシ樹脂を含有する第2剤とを含む、熱硬化性樹脂組成物用セットに関する。
他の一実施形態は、上記熱硬化性樹脂組成物又は上記熱硬化性樹脂組成物用セットを用いて得られる、硬化物に関する。
他の一実施形態は、上記熱硬化性樹脂組成物又は上記熱硬化性樹脂組成物用セットを用いて得られる、フィルムに関する。
他の一実施形態は、上記熱硬化性樹脂組成物又は上記熱硬化性樹脂組成物用セットを用いて得られる、フレキシブルプリント基板に関する。
他の一実施形態は、上記熱硬化性樹脂組成物又は上記熱硬化性樹脂組成物用セットを用いて得られる、電子部品に関する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、洗浄剤に対する優れた耐性を有するフレキシブルプリント基板及び電子部品を得ることができる熱硬化性樹脂組成物が提供される。また、本開示によれば、前記熱硬化性樹脂組成物を得るための第1剤及び第2剤を含むセット、並びに、前記熱硬化性樹脂組成物又は前記セットを用いて得られる硬化物及びフィルムが提供される。さらに、本開示によれば、洗浄剤に対する優れた耐性を有するフレキシブルプリント基板及び電子部品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例において作製した耐洗浄剤性評価用の試験片を示す模式的正面図である。
図2は、図1に示す試験片の配線部分を拡大して示す模式的正面図である。
図3は、実施例において試験片と洗浄剤とを接触させた状態を示す模式的正面図である。
図4は、実施例において試験片と洗浄剤とを接触させた状態を示す模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態について説明する。本発明は以下の実施形態に限定されない。また、以下の実施形態は、単独で又は組み合わせて実施することが可能である。複数の実施形態の組み合わせも本発明に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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