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公開番号2025012862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116019
出願日2023-07-14
発明の名称弁構造及び弁装置
出願人未来工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F16K 15/14 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】着座面に対する弁体の着座を維持できる弁構造及び弁装置を提供すること。
【解決手段】弁装置19において、弁座部51は、弁体61の第1着座面52aを形成する基部52を備える。基部52には、流通路Rでの水の流通方向に貫通する通孔52dが形成されている。弁体61は、基部52に取着される軸部63と、軸部63から延設され、第1着座面52aに着座した状態と第1着座面52aから離間した状態とに弾性変形可能な弁舌部62と、を備える。弁舌部62及び基部52は、疎水性を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水の流入口と流出口とを繋ぐ流通路の途中に配置される弁体と、前記弁体の着座する弁座部と、を備え、
前記流入口側から前記流出口側への前記水による水圧を受けて前記弁体が前記弁座部から離間することで前記水の流れを許容するとともに、前記弁座部に対する前記弁体の着座によって前記流出口側から前記流入口側への前記水の逆流を阻止する弁構造であって、
前記弁座部は、前記弁体の着座面を形成する基部を備え、
前記基部には、前記流通路での前記水の流通方向に貫通する通孔が形成され、
前記弁体は、前記基部に取着される軸部と、
当該軸部から延設され、前記着座面に着座した状態と前記着座面から離間した状態とに弾性変形可能な弁舌部と、を備え、
前記弁舌部における前記着座面に着座する弁部、及び前記基部における前記弁部の着座する部分は、疎水性を有することを特徴とする弁構造。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記弁体及び前記基部の各々は、疎水性を有する材料で形成されている請求項1に記載の弁構造。
【請求項3】
水の流入口と流出口とを繋ぐ流通路を画定する弁装置本体と、
前記流通路の途中に配置される弁体と、
前記弁体の着座する弁座部と、を備え、
前記流入口側から前記流出口側への前記水による水圧を受けて前記弁体が前記弁座部から離間することで前記水の流れを許容するとともに、前記弁座部に対する前記弁体の着座によって前記流出口側から前記流入口側への前記水の逆流を阻止する弁装置であって、
前記弁座部は、前記弁体の着座面を形成する基部を備え、
前記基部には、前記流通路での前記水の流通方向に貫通する通孔が形成され、
前記弁体は、前記基部に取着される軸部と、
当該軸部から延設され、前記着座面に着座した状態と前記着座面から離間した状態とに弾性変形可能な弁舌部と、を備え、
前記弁舌部における前記着座面に着座する弁部、及び前記基部における前記弁部の着座する部分は、疎水性を有することを特徴とする弁装置。
【請求項4】
前記弁装置本体の前記流入口及び前記流出口のいずれか一方に挿入される筒状の挿入体を備えるとともに、
前記弁座部は、前記挿入体に保持され、
前記挿入体は、前記弁座部を保持した状態で前記流入口及び前記流出口のいずれか一方に挿入される請求項3に記載の弁装置。
【請求項5】
前記弁座部は、前記基部の外縁から立設する周壁を備え、前記周壁は、前記挿入体に外嵌される請求項4に記載の弁装置。
【請求項6】
前記弁座部における前記周壁の立設した側には、前記挿入体における前記流入口及び前記流出口のいずれか一方への挿入端部を、前記挿入体における径方向の内外から挟持する挿入溝部が画定されている請求項5に記載の弁装置。
【請求項7】
前記挿入体は、前記弁装置本体に着脱可能であり、
前記弁座部は、疎水性を有する材料のうち、撓み変形可能なゴム製であり、
前記周壁には、前記挿入体の外面と、前記弁装置本体の内面との間をシールするシール部が一体成形されている請求項5又は請求項6に記載の弁装置。
【請求項8】
前記挿入体は、前記弁装置本体への挿入側と反対側に、前記弁装置本体から外方に突出する把持部を備える請求項4~請求項6のいずれか一項に記載の弁装置。
【請求項9】
前記弁体は、前記流入口及び前記流出口のいずれか一方における内部空間よりも小さく形成され、
前記基部は、前記弁舌部を前記基部の板厚方向の両面のいずれ側に配置した状態でも前記弁体を支持可能である請求項3~請求項6のいずれか一項に記載の弁装置。
【請求項10】
前記基部は、前記着座面を内側として当該着座面を囲む外周部を備え、
前記流通路での前記水の流通方向において、前記外周部よりも前記着座面が、前記弁舌部の前記着座面からの離間方向と反対側に窪む請求項3~請求項6のいずれか一項に記載の弁装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弁構造及び弁装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、排水管での排水の逆流を阻止する逆止弁として機能する接続体が開示されている。特許文献1に開示の接続体は、空調機器類のドレン排水用の排水管に接続される。接続体は、上流側分割接続体本体と下流側分割接続体本体を備える接続体本体を備えるとともに、上流側分割接続体本体と下流側分割接続体本体との間に組み込まれる弁体を備える。
【0003】
弁体は、リング状の着座体と、円形薄板状の弁板と、備える。弁板は、着座体の下流側の面に密着状態で配置される。また、弁板は、中心部の弁板支持部を介して着座体に一体に取付けられるとともに、可撓性を有する。弁板は、空調機器類の室内機側が負圧となることで、排水管の先端から屋内に流入しようとする外気の侵入を防止する。また、室内機で発生したドレン排水は、その流動力と自重とが相俟って、弁板を着座体から離間するように弾性変形させる。これにより、ドレン排水は、下流側に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-158238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の接続体において、排水管の先端側から雨水などが逆流しようとしたとき、雨水などは下流側分割接続体本体側から接続体に流入する。このとき、逆流しようとする雨水の水圧が高ければ着座体に対して弁板が圧接するため、逆流が阻止される。しかし、逆流しようとする雨水の水圧が低い場合、弁体が着座体から離れるように撓み変形してしまう。すると、着座体に対する弁体の着座状態を維持できなくなって雨水が逆流してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するための取着体の各態様を記載する。
[態様1]
水の流入口と流出口とを繋ぐ流通路の途中に配置される弁体と、前記弁体の着座する弁座部と、を備え、前記流入口側から前記流出口側への前記水による水圧を受けて前記弁体が前記弁座部から離間することで前記水の流れを許容するとともに、前記弁座部に対する前記弁体の着座によって前記流出口側から前記流入口側への前記水の逆流を阻止する弁構造であって、前記弁座部は、前記弁体の着座面を形成する基部を備え、前記基部には、前記流通路での前記水の流通方向に貫通する通孔が形成され、前記弁体は、前記基部に取着される軸部と、当該軸部から延設され、前記着座面に着座した状態と前記着座面から離間した状態とに弾性変形可能な弁舌部と、を備え、前記弁舌部における前記着座面に着座する弁部、及び前記基部における前記弁部の着座する部分は、疎水性を有することを特徴とする弁構造。
【0007】
[態様2]
前記弁体及び前記基部の各々は、疎水性を有する材料で形成されている[態様1]に記載の弁構造。
【0008】
[態様3]
水の流入口と流出口とを繋ぐ流通路を画定する弁装置本体と、前記流通路の途中に配置される弁体と、前記弁体の着座する弁座部と、を備え、前記流入口側から前記流出口側への前記水による水圧を受けて前記弁体が前記弁座部から離間することで前記水の流れを許容するとともに、前記弁座部に対する前記弁体の着座によって前記流出口側から前記流入口側への前記水の逆流を阻止する弁装置であって、前記弁座部は、前記弁体の着座面を形成する基部を備え、前記基部には、前記流通路での前記水の流通方向に貫通する通孔が形成され、前記弁体は、前記基部に取着される軸部と、当該軸部から延設され、前記着座面に着座した状態と前記着座面から離間した状態とに弾性変形可能な弁舌部と、を備え、前記弁舌部における前記着座面に着座する弁部、及び前記基部における前記弁部の着座する部分は、疎水性を有することを特徴とする弁装置。
【0009】
[態様4]
前記弁装置本体の前記流入口及び前記流出口のいずれか一方に挿入される筒状の挿入体を備えるとともに、前記弁座部は、前記挿入体に保持され、前記挿入体は、前記弁座部を保持した状態で前記流入口及び前記流出口のいずれか一方に挿入される[態様3]に記載の弁装置。
【0010】
[態様5]
前記弁座部は、前記基部の外縁から立設する周壁を備え、前記周壁は、前記挿入体に外嵌される[態様4]に記載の弁装置。
(【0011】以降は省略されています)

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