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公開番号
2025012861
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116018
出願日
2023-07-14
発明の名称
取着体及び取着体装置
出願人
未来工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
9/10 20060101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】2種類のサイズの貫通孔のいずれにも取着できる取着体及び取着体装置を提供すること。
【解決手段】取着体20は、裏側本体部32の雄ねじ33と表側本体部22の雌ねじ23とを螺着しつつ表側部材21と裏側部材31とで樹脂製地中埋設箱111の側壁13を壁厚方向の両側から挟持して取着体20を側壁13に取着可能とする挟持機構を備える。また、取着体20は、表側筒部28の外周面を大型貫通孔の画定面に接着することで、取着体20をコンクリート製地中埋設箱の側壁13に取着可能とする接着機構を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
画定体に設けられた貫通孔を使用して前記画定体に取着される取着体であって、
前記画定体における厚さ方向の表面側に配置される表側部材、及び前記画定体における裏面側に配置される裏側部材を備え、
前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記貫通孔内に挿入される第1挿入部を備えるとともに、前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも他方は、前記第1挿入部に螺着される螺着部を備え、
前記第1挿入部と前記螺着部とを螺着しつつ前記表側部材と前記裏側部材とで前記画定体を厚さ方向の両側から挟持して前記取着体を前記画定体に取着可能とする挟持機構を備えるとともに、
前記画定体とは別の画定体であり、前記画定体よりも相対的に厚く、かつ前記貫通孔よりも前記厚さ方向に大きい大型貫通孔を備える前記別の画定体に前記取着体を取着可能とすべく、前記第1挿入部と前記螺着部とが螺着された前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記大型貫通孔内に挿入可能な第2挿入部を備え、
前記第2挿入部の外周面を前記大型貫通孔の画定面に接着することで、前記取着体を前記別の画定体に取着可能とする接着機構を備えることを特徴とする取着体。
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【請求項2】
画定体に設けられた貫通孔を使用して前記画定体に取着される取着体であって、
前記画定体における厚さ方向の表面側に配置される表側部材、及び前記画定体における裏面側に配置される裏側部材を備え、
前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記貫通孔内に挿入される第1挿入部を備えるとともに、前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも他方は、前記第1挿入部に螺着される螺着部を備え、
前記第1挿入部と前記螺着部とを螺着しつつ前記表側部材と前記裏側部材とで前記画定体を厚さ方向の両側から挟持して前記取着体を前記画定体に取着可能とする挟持機構を備えるとともに、
前記画定体とは別の画定体であり、かつ前記貫通孔よりも相対的に内部空間の大きい大型貫通孔の形成された前記別の画定体に前記取着体を取着可能とすべく、前記第1挿入部と前記螺着部とが螺着された前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記大型貫通孔内に挿入可能な第2挿入部を備え、
前記第2挿入部の外周面を前記大型貫通孔の画定面に接着することで、前記取着体を前記別の画定体に取着可能とする接着機構を備えることを特徴とする取着体。
【請求項3】
前記第2挿入部は、前記表側部材及び前記裏側部材のいずれか一方に設けられ、前記表側部材及び前記裏側部材の他方は、前記第2挿入部の外面と異なる形状であって、前記大型貫通孔の画定面に接着不可な外面、又は前記大型貫通孔内に挿入不可な形状を有する請求項1又は請求項2に記載の取着体。
【請求項4】
前記貫通孔に対する挿入方向への前記第1挿入部の長さは、前記挿入方向への前記貫通孔の長さよりも長く、前記第1挿入部の先端には雄ねじが設けられ、
前記螺着部は、前記第2挿入部を外周部に備える中空筒状であり、
前記螺着部は、当該螺着部の軸方向において前記第2挿入部と重なる内側に、前記雄ねじと螺着される雌ねじを備える請求項1又は請求項2に記載の取着体。
【請求項5】
前記取着体の内部には、前記第1挿入部と前記螺着部との螺着状態において前記画定体の表面側と裏面側とを連通させる流通路が画定されるとともに、
前記取着体の内部には、前記流通路を流れる液体の一方向への流れを許容し、かつ前記一方向と反対方向への前記液体の流れを阻止する逆止弁が配置されている請求項1又は請求項2に記載の取着体。
【請求項6】
貫通孔の設けられた画定体に取着される取着体と、
前記貫通孔よりも相対的に内部空間が大きい大型貫通孔を備える別の画定体に取着可能とすべく、前記大型貫通孔を画定する中空筒状の外装筒体と、を備え、
前記取着体は、請求項1又は請求項2に記載の取着体であり、
前記外装筒体の軸方向への長さは、前記第1挿入部よりも長くかつ前記第2挿入部よりも長いことを特徴とする取着体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、取着体及び取着体装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
地中に埋設された配線・配管材は、地中に埋設された敷設経路に挿通されている。地中に埋設された敷設経路は、間隔を空けて埋設された地中埋設箱と、隣り合う地中埋設箱同士を繋ぐ地中埋設管と、を備えている。
【0003】
このような地中埋設箱には、コンクリート製の地中埋設箱や、軽量化を目的とした樹脂製の地中埋設箱がある。また、地中埋設箱には、内部空間を画定する画定壁を厚さ方向に貫通した貫通孔が設けられている。例えば、特許文献1には、貫通孔の一例として、地中埋設箱の内部に侵入した水を排出するための水抜孔が開示されている。
【0004】
また、特許文献2に開示されるように、地中埋設箱には、水抜孔を使用して取着体としての逆止弁が取着されている。特許文献2に開示の逆止弁は、地中埋設箱の内部から外部への排水を可能としつつ、外部から内部への水の浸入を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-186638号公報
特開2017-210969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、地中埋設箱の材質に依存して、貫通孔の形成された部位の厚さが異なったり、製造メーカ毎に、貫通孔の形成された部位の厚さや貫通孔の孔径が異なったりする。このため、例えば、特許文献2のように、貫通孔を使用して取着体を取着するには、貫通孔の形成された部位の厚さに合わせた取着体や、貫通孔の孔径に合わせた取着体を準備する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するための取着体の各態様を記載する。
[態様1]
画定体に設けられた貫通孔を使用して前記画定体に取着される取着体であって、前記画定体における厚さ方向の表面側に配置される表側部材、及び前記画定体における裏面側に配置される裏側部材を備え、前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記貫通孔内に挿入される第1挿入部を備えるとともに、前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも他方は、前記第1挿入部に螺着される螺着部を備え、前記第1挿入部と前記螺着部とを螺着しつつ前記表側部材と前記裏側部材とで前記画定体を厚さ方向の両側から挟持して前記取着体を前記画定体に取着可能とする挟持機構を備えるとともに、前記画定体とは別の画定体であり、前記画定体よりも相対的に厚く、かつ前記貫通孔よりも前記厚さ方向に大きい大型貫通孔を備える前記別の画定体に前記取着体を取着可能とすべく、前記第1挿入部と前記螺着部とが螺着された前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記大型貫通孔内に挿入可能な第2挿入部を備え、前記第2挿入部の外周面を前記大型貫通孔の画定面に接着することで、前記取着体を前記別の画定体に取着可能とする接着機構を備えることを特徴とする取着体。
【0008】
[態様2]
画定体に設けられた貫通孔を使用して前記画定体に取着される取着体であって、前記画定体における厚さ方向の表面側に配置される表側部材、及び前記画定体における裏面側に配置される裏側部材を備え、前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記貫通孔内に挿入される第1挿入部を備えるとともに、前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも他方は、前記第1挿入部に螺着される螺着部を備え、前記第1挿入部と前記螺着部とを螺着しつつ前記表側部材と前記裏側部材とで前記画定体を厚さ方向の両側から挟持して前記取着体を前記画定体に取着可能とする挟持機構を備えるとともに、前記画定体とは別の画定体であり、かつ前記貫通孔よりも相対的に内部空間の大きい大型貫通孔の形成された前記別の画定体に前記取着体を取着可能とすべく、前記第1挿入部と前記螺着部とが螺着された前記表側部材及び前記裏側部材の少なくとも一方は、前記大型貫通孔内に挿入可能な第2挿入部を備え、前記第2挿入部の外周面を前記大型貫通孔の画定面に接着することで、前記取着体を前記別の画定体に取着可能とする接着機構を備えることを特徴とする取着体。
【0009】
[態様3]
前記第2挿入部は、前記表側部材及び前記裏側部材のいずれか一方に設けられ、前記表側部材及び前記裏側部材の他方は、前記第2挿入部の外面と異なる形状であって、前記大型貫通孔の画定面に接着不可な外面、又は前記大型貫通孔内に挿入不可な形状を有する[態様1]又は[態様2]に記載の取着体。
【0010】
[態様4]
前記貫通孔に対する挿入方向への前記第1挿入部の長さは、前記挿入方向への前記貫通孔の長さよりも長く、前記第1挿入部の先端には雄ねじが設けられ、前記螺着部は、前記第2挿入部を外周部に備える中空筒状であり、前記螺着部は、当該螺着部の軸方向において前記第2挿入部と重なる内側に、前記雄ねじと螺着される雌ねじを備える[態様1]~[態様3]のいずれか一つに記載の取着体。
(【0011】以降は省略されています)
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