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公開番号
2025012650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115645
出願日
2023-07-14
発明の名称
シート搬送装置および画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人中川国際特許事務所
主分類
B65H
9/14 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】薄紙のめくれや厚紙の黒ズミを回避し、シートの斜行補正不足を防ぐこと。
【解決手段】第一搬送ローラと、第一搬送ローラより搬送方向上流に設けられ、シートを挟持して搬送する第二搬送ローラと、を備え、第一搬送ローラのニップ部にシートの先端を突き当ててシートの斜行を補正するシート搬送装置であって、第一搬送ローラと第二搬送ローラとの間に設けられ、シートを搬送する第三搬送ローラと、第三搬送ローラを支持し回動可能に設けられた支持部材と、を有する搬送ユニットと、シートの坪量に応じて搬送ユニットの位置を切り替える制御部と、を備え、制御部は、所定の坪量未満の第1のシートのときは、第三搬送ローラが対向ローラに当接した第一の位置に待機させ搬送ユニットにて第1のシートの先端を受け取り、所定の坪量以上の第2のシートのときは、第三搬送ローラを対向ローラから離間する第二の位置に搬送ユニットを移動させ、第二の位置に移動させた搬送ユニットにて第2のシートの先端を受け取るように制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを挟持して搬送する第一搬送ローラと、前記第一搬送ローラより搬送方向上流に設けられ、シートを挟持して搬送する第二搬送ローラと、を備え、前記第一搬送ローラのニップ部にシートの先端を突き当ててシートの斜行を補正するシート搬送装置であって、
前記第一搬送ローラと前記第二搬送ローラとの間に設けられ、シートを搬送する第三搬送ローラと、前記第三搬送ローラを支持し回動可能に設けられた支持部材と、を有し、前記第三搬送ローラを対向ローラに対して当接または離間する位置に切替可能な搬送ユニットと、
前記搬送ユニットの位置を切り替えるユニット駆動モータと、
前記搬送ユニットの位置を検知する検知部材と、
シートの坪量に応じて前記搬送ユニットの位置を切り替える制御部と、を備え、
前記制御部は、
所定の坪量未満の第1のシートのときは、前記第三搬送ローラが前記対向ローラに当接した第一の位置に前記搬送ユニットを待機させ、前記第一の位置に待機させた前記搬送ユニットにて前記第1のシートの先端を受け取り、
前記所定の坪量以上の第2のシートのときは、前記第三搬送ローラを前記対向ローラから離間する第二の位置に前記搬送ユニットを移動させ、前記第二の位置に移動させた前記搬送ユニットにて前記第2のシートの先端を受け取るように制御する、ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
所定の坪量未満の第1のシートのときは、前記第一の位置に待機させた前記搬送ユニットにて前記第1のシートの先端を受け取り、前記対向ローラに当接した前記第三搬送ローラにより前記第一搬送ローラのニップ部にシートを突き当ててシートの斜行を補正し、
前記所定の坪量以上の第2のシートのときは、前記第二の位置に移動させた前記搬送ユニットにより前記第2のシートの先端を受け取り、前記第2のシートの先端が前記第一搬送ローラに突き当たる前に、前記第三搬送ローラを前記対向ローラから更に離間して前記第三搬送ローラと前記対向ローラとの間を前記第二の位置よりも広く開放する第三の位置に前記搬送ユニットを移動させ、前記第二搬送ローラにより前記第一搬送ローラのニップ部にシートを突き当ててシートの斜行を補正するように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記支持部材は、前記搬送ユニットにおいて、シートを案内する屈曲した搬送路を形成するガイド部材であり、前記屈曲した搬送路の外側に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記支持部材は、シートの先端を前記第三搬送ローラへ案内する突起部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記突起部は、前記支持部材において、シートの搬送方向に直交する幅方向に全域ではなく、部分的に配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記検知部材は、前記搬送ユニットの回動量を検知し、
前記制御部は、前記検知部材が検知した回動量をもとに前記搬送ユニットの位置を自在に制御可能である、ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送するシート搬送装置と、を備えた画像形成装置であって、
前記シート搬送装置として、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えている、ことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート搬送装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シートに画像を形成する画像形成装置に用いられるシート搬送装置において、シート先端を突き当てローラに突き当てて、シートの斜行を補正する技術が知られている(特許文献1)。また、突き当てローラの搬送方向上流に配置された上流ローラや上流ガイドを離間して、斜行を補正するシートのループ空間を確保する技術は一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-78029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シート先端を突き当てローラに突き当てて斜行を補正する方式において、その突き当て力が弱すぎるとシートの斜行補正不足が生じる。一方、突き当て力が強すぎるとシート先端の突き当て部がめくれてしまうコバめくれや、シートの反力に上流ローラの搬送力が負けることによるスリップ跡などの問題が発生する。
【0005】
また、昨今は45~52g程度の薄紙から500g程度の厚紙まで、種々のシートへの対応が求められている。
【0006】
薄紙の先端を突き当てローラに突き当ててシートの斜行を補正する場合に、そのシート先端のコバめくれが発生しやすく、これを回避するには上流ガイドにジャンプ台のようなガイド形状を形成することが多い。このように上流ガイドにジャンプ台を作成する場合、そのジャンプ台を形成した部分において、シートを介して対向するガイド同士の間隔が狭くなる。そのため、ジャンプ台はシートの搬送方向に直交する幅方向の全域ではなく、部分的に形成されることが一般的である。
【0007】
一方、厚紙の先端を突き当てローラに突き当ててシートの斜行を補正する場合に、上流ガイドに対するシートの当接圧は、前述したジャンプ台の部分が他の部分に比べて高くなる。そのため、シートが上流ガイド(亜鉛メッキ鋼板)のジャンプ台に強く擦り付けられて、メッキのシートへの付着(黒ズミ)などが発生するおそれがある。
【0008】
また、搬送ガイドにジャンプ台を形成せずに、薄紙も厚紙も上流ローラや上流ガイドを離間して受け入れることで、コバめくれと黒ズミを回避する方法も考えられる。しかし、上流ローラや上流ガイドを離間して薄紙を受け入れた場合、シートのループ空間が広くなってしまい、シート先端の突き当て力が弱くなってしまう。この場合、シートの斜行補正不足が発生するおそれがある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、薄紙のめくれや厚紙の黒ズミを回避し、シートの斜行補正不足を防ぐことである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、シートを挟持して搬送する第一搬送ローラと、前記第一搬送ローラより搬送方向上流に設けられ、シートを挟持して搬送する第二搬送ローラと、を備え、前記第一搬送ローラのニップ部にシートの先端を突き当ててシートの斜行を補正するシート搬送装置であって、前記第一搬送ローラと前記第二搬送ローラとの間に設けられ、シートを搬送する第三搬送ローラと、前記第三搬送ローラを支持し回動可能に設けられた支持部材と、を有し、前記第三搬送ローラを対向ローラに対して当接または離間する位置に切替可能な搬送ユニットと、前記搬送ユニットの位置を切り替えるユニット駆動モータと、前記搬送ユニットの位置を検知する検知部材と、シートの坪量に応じて前記搬送ユニットの位置を切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、所定の坪量未満の第1のシートのときは、前記第三搬送ローラが前記対向ローラに当接した第一の位置に前記搬送ユニットを待機させ、前記第一の位置に待機させた前記搬送ユニットにて前記第1のシートの先端を受け取り、前記所定の坪量以上の第2のシートのときは、前記第三搬送ローラを前記対向ローラから離間する第二の位置に前記搬送ユニットを移動させ、前記第二の位置に移動させた前記搬送ユニットにて前記第2のシートの先端を受け取るように制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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