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公開番号
2025012594
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115533
出願日
2023-07-13
発明の名称
VPNシステム、ゲートウェイ、プログラム、およびVPN接続方法
出願人
株式会社ナカヨ
代理人
個人
主分類
H04L
12/66 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】管理サーバを別途設けることなく、各拠点に構築されたIP電話システム間をVPN接続して拠点間の内線電話サービスを実現する。
【解決手段】マスタGW1は、所属拠点Aの識別情報を基にドメイン名を生成し、拠点Aのアドレス情報をインターネット5に登録する。スレーブGW2-1は、所属拠点Bの識別情報を基にドメイン名を生成し、拠点Bのアドレス情報をインターネット5に登録する。マスタGW1は、拠点Bの識別情報を基に生成したドメイン名に対応するアドレスをインターネット5から取得し、このアドレスにより特定されるスレーブGW2-1にVPN接続情報通知を送信して、スレーブGW2-1とVPN接続する。それから、拠点Bの番号情報を生成し、各拠点の番号情報を含む接続番号通知を主装置30-1およびスレーブGW2-1に送信する。スレーブGW2-1は、マスタGW1から受信した接続番号通知を主装置30-2に転送する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
各拠点に構築されたIP(Internet Protocol)電話システム間をVPN(Virtual Private Network)接続するVPNシステムであって、
任意の拠点に構築された前記IP電話システムをインターネットに接続するマスタゲートウェイと、
前記任意の拠点以外の拠点に構築された前記IP電話システムをインターネットに接続するスレーブゲートウェイと、を備え、
前記マスタゲートウェイは、
所属拠点に構築された前記IP電話システムから受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成するとともに、自身の保守端末である第1の保守端末から受信した第1の設定情報に含まれているVPN接続先拠点の識別情報に基づいてVPN接続先拠点のドメイン名を生成する第1のドメイン生成手段と、
前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれているインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続し、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する第1のアドレス取得手段と、
前記第1のドメイン生成手段により生成された所属拠点のドメイン名および前記第1のアドレス取得手段により取得された所属拠点のグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する第1のアドレス情報登録手段と、
前記第1のドメイン生成手段により生成されたVPN接続先拠点のドメイン名に紐付けられている当該VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスをインターネットから取得する第1のアドレス解決手段と、
前記第1のアドレス解決手段により取得されたVPN接続先拠点のグローバルIPアドレスにより特定される前記スレーブゲートウェイに、所属拠点のアドレス情報および前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれているVPN接続情報を含む第1のVPN接続情報通知を送信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該スレーブゲートウェイとVPN接続する第1のVPN接続手段と、
前記第1のVPN接続手段によりVPN接続されたVPN接続先拠点の前記スレーブゲートウェイから受信した接続番号要求に従い、VPN接続先拠点の番号情報を生成する番号情報生成手段と、
前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれている所属拠点の番号情報および前記番号情報生成手段により生成されたVPN接続先拠点の番号情報を含む第1の接続番号通知を、VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスにより特定される前記スレーブゲートウェイおよび所属拠点に構築された前記IP電話システムにそれぞれ送信する接続番号通知手段と、を有し、
前記スレーブゲートウェイは、
所属拠点に構築された前記IP電話システムから受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成する第2のドメイン生成手段と、
自身の保守端末である第2の保守端末から受信した第2の設定情報に含まれている所属拠点のインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続し、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する第2のアドレス取得手段と、
前記第2のドメイン生成手段により生成された所属拠点のドメイン名および前記第2のアドレス取得手段により取得された所属拠点のグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する第2のアドレス情報登録手段と、
前記マスタゲートウェイから受信した前記第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて前記マスタゲートウェイとVPN接続する第2のVPN接続手段と、
前記第2のVPN接続手段によりVPN接続された前記マスタゲートウェイに前記接続番号要求を送信して、前記マスタゲートウェイから前記第1の接続番号通知を受信し、当該第1の接続番号通知を所属拠点に構築された前記IP電話システムに送信する接続番号要求手段と、を有する
ことを特徴とするVPNシステム。
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【請求項2】
請求項1に記載のVPNシステムであって、
前記マスタゲートウェイは、
前記第1のVPN接続手段によりVPN接続された前記スレーブゲートウェイとのVPN接続状態を監視するVPN接続監視手段をさらに有し、
前記マスタゲートウェイにおいて、
前記第1のアドレス解決手段は、
前記VPN接続監視手段により前記スレーブゲートウェイとのVPN接続が切断されたことを検出した場合に、当該スレーブゲートウェイの所属拠点のドメイン名に紐付けられているグローバルIPアドレスをインターネットから再度取得し、
前記第1のVPN接続手段は、
前記第1のアドレス解決手段により再度取得されたグローバルIPアドレスにより特定される前記スレーブゲートウェイに、前記第1のVPN接続情報通知を送信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該スレーブゲートウェイと再度VPN接続する
ことを特徴とするVPNシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のVPNシステムであって、
前記スレーブゲートウェイにおいて、
前記接続番号要求手段は、
前記第2の保守端末から所属拠点の新たな番号情報を受信した場合、当該番号情報を含む接続番号変更通知を、前記第2のVPN接続手段によりVPN接続された前記マスタゲートウェイに送信し、
前記マスタゲートウェイにおいて、
前記接続番号通知手段は、
前記接続番号変更通知の送信元である前記スレーブゲートウェイの所属拠点の番号情報が当該接続番号変更通知に含まれている番号情報に変更された前記第1の接続番号通知を、前記第1のVPN接続手段によりVPN接続されている前記スレーブゲートウェイおよび自身の所属拠点に構築された前記IP電話システムにそれぞれ送信する
ことを特徴とするVPNシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のVPNシステムであって、
前記スレーブゲートウェイは、
前記第2の保守端末から所属拠点の新たなVPN接続情報を受信した場合、当該VPN接続情報を含むVPN接続情報変更通知を、前記第2のVPN接続手段によりVPN接続された前記マスタゲートウェイに送信するVPN接続情報変更通知手段をさらに有し、
前記スレーブゲートウェイにおいて、
前記第2のVPN接続手段は、
前記VPN接続情報変更通知手段により前記VPN接続情報変更通知が前記マスタゲートウェイに送信された場合、前記マスタゲートウェイとのVPN接続を切断して、当該VPN接続情報変更通知に含まれているVPN接続情報を用いて前記マスタゲートウェイと再度VPN接続し、当該VPN接続情報変更通知に含まれているVPN接続情報を用いた前記マスタゲートウェイとのVPN接続に失敗したならば、前記マスタゲートウェイから前記第1のVPN接続情報通知を受信して、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて前記マスタゲートウェイとVPN接続し、
前記マスタゲートウェイにおいて、
前記第1のVPN接続手段は、
VPN接続中の前記スレーブゲートウェイから前記VPN接続情報変更通知を受信した場合、当該スレーブゲートウェイとのVPN接続を切断して、当該VPN接続情報変更通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該スレーブゲートウェイと再度VPN接続し、当該VPN接続情報変更通知に含まれているVPN接続情報を用いた当該スレーブゲートウェイとのVPN接続に失敗したならば、当該スレーブゲートウェイに前記第1のVPN接続情報通知を送信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該スレーブゲートウェイとVPN接続する
ことを特徴とするVPNシステム。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか一項に記載のVPNシステムであって、
前記スレーブゲートウェイを複数備え、
前記マスタゲートウェイにおいて、
前記第1のドメイン生成手段は、
前記第1の保守端末から受信した追加設定情報に含まれているVPN接続先追加拠点の識別情報に基づいてVPN接続先追加拠点のドメイン名を生成し、
前記第1のアドレス解決手段は、
前記第1のドメイン生成手段により生成されたVPN接続先追加拠点のドメイン名に紐付けられている当該VPN接続先追加拠点のグローバルIPアドレスをインターネットから取得し、
前記第1のVPN接続手段は、
前記第1のアドレス解決手段により取得されたVPN接続先追加拠点のグローバルIPアドレスにより特定される前記スレーブゲートウェイに、前記第1のVPN接続情報通知を送信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該スレーブゲートウェイとVPN接続し、
前記番号情報生成手段は、
前記第1のVPN接続手段によりVPN接続されたVPN接続先追加拠点の前記スレーブゲートウェイから受信した接続番号要求に従い、VPN接続先追加拠点の番号情報を生成し、
前記接続番号通知手段は、
前記第1の保守端末から受信した前記設定情報に含まれている所属拠点の番号情報と、前記番号情報生成手段により生成されたVPN接続先拠点およびVPN接続先追加拠点各々の番号情報と、を含む第2の接続番号通知を、VPN接続先拠点およびVPN接続先追加拠点のグローバルIPアドレス各々により特定される前記スレーブゲートウェイ、および所属拠点に構築された前記IP電話システムに、それぞれ送信し、
前記マスタゲートウェイは、
前記第1のドメイン生成手段により生成されたVPN接続先拠点のドメイン名を含む接続先ドメイン通知を、前記第1のアドレス解決手段により取得されたVPN接続先追加拠点のグローバルIPアドレスにより特定される前記スレーブゲートウェイに送信する接続先ドメイン通知手段をさらに有し、
前記スレーブゲートウェイにおいて、
前記第2のVPN接続手段は、
他の前記スレーブゲートウェイから受信した第2のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該他の前記スレーブゲートウェイとVPN接続し、
前記接続番号要求手段は、
前記マスタゲートウェイから受信した前記第2の接続番号通知を所属拠点に構築された前記IP電話システムに送信し、
前記スレーブゲートウェイは、
前記マスタゲートウェイから受信した前記接続先ドメイン通知に含まれているVPN接続先追加拠点のドメイン名に紐付けられている当該VPN接続先追加拠点のグローバルIPアドレスをインターネットから取得する第2のアドレス解決手段をさらに有し、
前記スレーブゲートウェイにおいて、
前記第2のVPN接続手段は、さらに、
前記第2のアドレス解決手段により取得されたVPN接続先追加拠点のグローバルIPアドレスにより特定される他の前記スレーブゲートウェイに、所属拠点のアドレス情報および前記マスタゲートウェイから受信した前記第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を含む前記第2のVPN接続情報通知を送信し、当該第2のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該他の前記スレーブゲートウェイとVPN接続する
ことを特徴とするVPNシステム。
【請求項6】
任意の拠点に構築されたIP(Internet Protocol)電話システムをインターネットに接続するゲートウェイであって、
所属拠点に構築された前記IP電話システムから受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成するとともに、自身の保守端末である第1の保守端末から受信した第1の設定情報に含まれているVPN(Virtual Private Network)接続先拠点の識別情報に基づいてVPN接続先拠点のドメイン名を生成する第1のドメイン生成手段と、
前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれているインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続し、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する第1のアドレス取得手段と、
前記第1のドメイン生成手段により生成された所属拠点のドメイン名および前記第1のアドレス取得手段により取得された所属拠点のグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する第1のアドレス情報登録手段と、
前記第1のドメイン生成手段により生成されたVPN接続先拠点のドメイン名に紐付けられている当該VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスをインターネットから取得する第1のアドレス解決手段と、
前記第1のアドレス解決手段により取得されたVPN接続先拠点のグローバルIPアドレスに、所属拠点のアドレス情報および前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれているVPN接続情報を含む第1のVPN接続情報通知を送信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該VPN接続先拠点とVPN接続する第1のVPN接続手段と、
前記第1のVPN接続手段によりVPN接続されたVPN接続先拠点から受信した接続番号要求に従い、VPN接続先拠点の番号情報を生成する番号情報生成手段と、
前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれている所属拠点の番号情報および前記番号情報生成手段により生成されたVPN接続先拠点の番号情報を含む第1の接続番号通知を、VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスおよび所属拠点に構築された前記IP電話システムにそれぞれ送信する接続番号通知手段と、を有する
ことを特徴とするゲートウェイ。
【請求項7】
任意の拠点に構築されたIP(Internet Protocol)電話システムをインターネットに接続するゲートウェイであって、
所属拠点に構築された前記IP電話システムから受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成する第2のドメイン生成手段と、
自身の保守端末である第2の保守端末から受信した第2の設定情報に含まれている所属拠点のインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続し、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する第2のアドレス取得手段と、
前記第2のドメイン生成手段により生成された所属拠点のドメイン名および前記第2のアドレス取得手段により取得された所属拠点のグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する第2のアドレス情報登録手段と、
VPN(Virtual Private Network)接続先拠点から当該VPN接続先拠点のアドレス情報およびVPN接続情報を含む第1のVPN接続情報通知を受信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該VPN接続先拠点とVPN接続する第2のVPN接続手段と、
前記第2のVPN接続手段によりVPN接続されたVPN接続先拠点に接続番号要求を送信して、当該VPN接続先拠点から所属拠点およびVPN接続先拠点各々の番号情報を含む第1の接続番号通知を受信し、当該第1の接続番号通知を所属拠点に構築された前記IP電話システムに送信する接続番号要求手段と、を有する
ことを特徴とするゲートウェイ。
【請求項8】
任意の拠点に構築されたIP(Internet Protocol)電話システムをインターネットに接続するゲートウェイとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
所属拠点に構築された前記IP電話システムから受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成するとともに、自身の保守端末である第1の保守端末から受信した第1の設定情報に含まれているVPN(Virtual Private Network)接続先拠点の識別情報に基づいてVPN接続先拠点のドメイン名を生成する第1のドメイン生成手段、
前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれているインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続し、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する第1のアドレス取得手段、
前記第1のドメイン生成手段により生成された所属拠点のドメイン名および前記第1のアドレス取得手段により取得された所属拠点のグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する第1のアドレス情報登録手段、
前記第1のドメイン生成手段により生成されたVPN接続先拠点のドメイン名に紐付けられている当該VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスをインターネットから取得する第1のアドレス解決手段、
前記第1のアドレス解決手段により取得されたVPN接続先拠点のグローバルIPアドレスに、所属拠点のアドレス情報および前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれているVPN接続情報を含む第1のVPN接続情報通知を送信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該VPN接続先拠点とVPN接続する第1のVPN接続手段、
前記第1のVPN接続手段によりVPN接続されたVPN接続先拠点から受信した接続番号要求に従い、VPN接続先拠点の番号情報を生成する番号情報生成手段、および
前記第1の保守端末から受信した前記第1の設定情報に含まれている所属拠点の番号情報および前記番号情報生成手段により生成されたVPN接続先拠点の番号情報を含む第1の接続番号通知を、VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスおよび所属拠点に構築された前記IP電話システムにそれぞれ送信する接続番号通知手段として、前記コンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項9】
任意の拠点に構築されたIP(Internet Protocol)電話システムをインターネットに接続するゲートウェイとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
所属拠点に構築された前記IP電話システムから受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成する第2のドメイン生成手段、
自身の保守端末である第2の保守端末から受信した第2の設定情報に含まれている所属拠点のインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続し、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する第2のアドレス取得手段、
前記第2のドメイン生成手段により生成された所属拠点のドメイン名および前記第2のアドレス取得手段により取得された所属拠点のグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する第2のアドレス情報登録手段、
VPN(Virtual Private Network)接続先拠点から当該VPN接続先拠点のアドレス情報およびVPN接続情報を含む第1のVPN接続情報通知を受信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該VPN接続先拠点とVPN接続する第2のVPN接続手段、および
前記第2のVPN接続手段によりVPN接続されたVPN接続先拠点に接続番号要求を送信して、当該VPN接続先拠点から所属拠点およびVPN接続先拠点各々の番号情報を含む第1の接続番号通知を受信し、当該第1の接続番号通知を所属拠点に構築された前記IP電話システムに送信する接続番号要求手段として、前記コンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
任意の拠点に構築されたIP(Internet Protocol)電話システムをインターネットに接続するマスタゲートウェイと、前記任意の拠点以外の拠点に構築されたIP電話システムをインターネットに接続するスレーブゲートウェイと、を備えたVPN(Virtual Private Network)システムによるIP電話システム間のVPN接続方法であって、
前記マスタゲートウェイは、
所属拠点に構築された前記IP電話システムの主装置から受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成するとともに、自身の保守端末である第1の保守端末から受信した第1の設定情報に含まれているインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続して、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得し、所属拠点のドメイン名およびグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録し、
前記第1の設定情報に含まれているVPN接続先拠点の識別情報に基づいてVPN接続先拠点のドメイン名を生成し、VPN接続先拠点のドメイン名に紐付けられている当該VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスをインターネットから取得し、
VPN接続先拠点のグローバルIPアドレスにより特定される前記スレーブゲートウェイに、所属拠点のアドレス情報および前記第1の設定情報に含まれているVPN接続情報を含む第1のVPN接続情報通知を送信し、当該第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて当該スレーブゲートウェイとVPN接続し、
VPN接続されたVPN接続先拠点の前記スレーブゲートウェイから受信した接続番号要求に従い、VPN接続先拠点の番号情報を生成し、VPN接続先拠点の番号情報および前記第1の設定情報に含まれている所属拠点の番号情報を含む第1の接続番号通知を、当該スレーブゲートウェイおよび所属拠点に構築された前記IP電話システムにそれぞれ送信し、
前記スレーブゲートウェイは、
所属拠点に構築された前記IP電話システムの主装置から受信した所属拠点の識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成するとともに、自身の保守端末である第2の保守端末から受信した第2の設定情報に含まれている所属拠点のインターネット接続情報に基づいてインターネットに接続して、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得し、所属拠点のドメイン名および所属拠点のグローバルIPアドレスを含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録し、
前記マスタゲートウェイから受信した前記第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いて前記マスタゲートウェイとVPN接続し、
VPN接続された前記マスタゲートウェイに前記接続番号要求を送信し、前記マスタゲートウェイから前記第1の接続番号通知を受信して、当該第1の接続番号通知を所属拠点に構築された前記IP電話システムに送信する
ことを特徴とするVPN接続方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、IP(Internet Protocol)電話システム間のVPN(Virtual Private Network)接続技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複雑な構成情報を設定することなく簡易にVPNを構築する技術が開示されている。特許文献1において、VPN管理サーバは、VPNルータからルータ追加要求信号を受信すると、このルータ追加要求信号に含まれるVPN名および管理パスワードの組が管理対象VPNとして登録されているならば、このルータ追加要求信号の送信元であるVPNルータのアドレス情報を、管理対象VPNに属するVPNルータとして登録するとともに、管理対象VPNに属するVPNルータ各々に、管理対象VPNに属するVPNルータ各々のアドレス情報およびVPN設定情報を含むルータ設定情報を送信する。VPN管理サーバからルータ設定情報を受信したVPNルータは、このルータ設定情報に含まれるアドレス情報およびVPN設定情報に基づいて、同じ管理対象VPNに属するVPNルータ各々とVPN接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-54704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、VPN接続を実施するVPNルータ以外に、各VPNルータを管理・設定するためのVPN管理サーバが必要である。また、各拠点に構築されたIP電話システムをVPN接続して拠点間の内線電話サービスを実現するためには、各拠点に構築されたIP電話システム間で番号情報を共有する必要がある。しかし、特許文献1に記載の技術は、この点について考慮されていない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、管理サーバを別途設けることなく、各拠点に構築されたIP電話システム間をVPN接続して拠点間の内線電話サービスを実現する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、任意の拠点に構築されたIP電話システムをインターネットに接続するマスタゲートウェイと、この任意の拠点以外の拠点に構築されたIP電話システムをインターネットに接続するスレーブゲートウェイと、を備える。
【0007】
マスタゲートウェイは、所属拠点に構築されたIP電話システムから識別情報を受信すると、この識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成する。また、マスタゲートウェイは、所属拠点のインターネット接続情報、VPN接続情報、番号情報、およびVPN接続先拠点の識別情報を含む設定情報を自身の保守端末である第1の保守端末から受信すると、この設定情報に含まれているインターネット接続情報を用いてインターネットに接続し、所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する。そして、取得したグローバルIPアドレスおよび生成したドメイン名を含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する。
【0008】
つぎに、マスタゲートウェイは、第1の保守端末から受信した設定情報に含まれているVPN接続先拠点の識別情報に基づいてVPN接続先拠点のドメイン名を生成し、VPN接続先拠点のドメイン名に紐付けられているグローバルIPアドレスをインターネットから取得する。それから、マスタゲートウェイは、インターネットから取得したグローバルIPアドレスにより特定されるVPN接続先拠点のスレーブゲートウェイに、所属拠点のアドレス情報およびVPN接続情報を含む第1のVPN接続情報通知を送信し、この第1のVPN接続情報通知に含まれているVPN接続情報を用いてVPN接続先拠点のスレーブゲートウェイとVPN接続する。
【0009】
つぎに、マスタゲートウェイは、VPN接続されたスレーブゲートウェイから接続番号要求を受信すると、このスレーブゲートウェイが所属するVPN接続先拠点の番号情報を生成する。そして、所属拠点およびVPN接続先拠点各々の番号情報を含む第1の接続番号通知を、所属拠点に構築されたIP電話システムおよび接続番号要求の送信元であるスレーブゲートウェイに、それぞれ送信する。
【0010】
一方、スレーブゲートウェイは、所属拠点に構築されたIP電話システムから識別情報を受信すると、この識別情報に基づいて所属拠点のドメイン名を生成する。このドメイン名は、マスタゲートウェイが生成したVPN接続先拠点のドメイン名と一致する。また、スレーブゲートウェイは、所属拠点のインターネット接続情報を含む設定情報を自身の保守端末である第2の保守端末から受信すると、この設定情報に含まれているインターネット接続情報を用いてインターネットに接続し、インターネットから所属拠点のグローバルIPアドレスを取得する。そして、取得したグローバルIPアドレスおよび生成したドメイン名を含む所属拠点のアドレス情報をインターネットに登録する。
(【0011】以降は省略されています)
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