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公開番号
2025012204
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114878
出願日
2023-07-13
発明の名称
密封装置
出願人
内山工業株式会社
代理人
協明国際弁理士法人
主分類
F16J
15/447 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】泥水等の異物の侵入を抑制しつつ、低トルク、長寿命の密封装置を提供する。
【解決手段】相対的に回転する外側部材及び内側部材間に形成された環状空間Sを密封する密封装置10であって、前記外側部材の内周面2cに第1円筒部131が嵌合される第1部材11と、前記内側部材の外周面4bに第2円筒部151が嵌合される第2部材12とを備え、前記第1部材は、前記第1円筒部の内周面に設けられた撥水性を有する第1撥水部113を備え、前記第2部材は、前記第1円筒部と径方向に対向する第3円筒部153と、該第3円筒部の少なくとも外周面に設けられた撥水性を有する第2撥水部124とを備え、前記第1撥水部と前記第2撥水部とが対向しつつ近接して設けられていることで、軸方向に延びるラビリンスシールRが構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
相対的に回転する外側部材及び内側部材間に形成された環状空間を密封する密封装置であって、
前記外側部材の内周面に第1円筒部が嵌合される第1部材と、前記内側部材の外周面に第2円筒部が嵌合される第2部材とを備え、
前記第1部材は、前記第1円筒部の内周面に設けられた撥水性を有する第1撥水部を備え、
前記第2部材は、前記第1円筒部と径方向に対向する第3円筒部と、該第3円筒部の少なくとも外周面に設けられた撥水性を有する第2撥水部とを備え、
前記第1撥水部と前記第2撥水部とが対向しつつ近接して設けられていることで、軸方向に延びるラビリンスシールが構成されていることを特徴とする密封装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記第1撥水部は、前記第1円筒部の前記内周面に設けられた凹凸構造であることを特徴とする密封装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記第1撥水部は、撥水性を有する弾性体によって構成されていることを特徴とする密封装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記第2撥水部は、前記第3円筒部の前記外周面に設けられた凹凸構造であることを特徴とする密封装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記第2撥水部は、撥水性を有する弾性体によって構成されていることを特徴とする密封装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記第2部材は、前記第2円筒部から径方向の外側に延びるスリンガ円輪部を有するスリンガ部材を備え、
前記第3円筒部は、前記スリンガ円輪部に固着されて前記第1円筒部と対向するように軸方向に延びた弾性体によって構成されていることを特徴とする密封装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記第1円筒部の軸方向の外側の端面及び前記第2部材における前記第3円筒部と連なる部位の軸方向の外側の面の少なくとも一方には、撥水性を有する外側撥水部が設けられていることを特徴とする密封装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記第2部材は、前記第2円筒部から径方向の外側に延びるスリンガ円輪部を有するスリンガ部材を備え、
前記第1部材は、前記スリンガ円輪部側に延びて摺接する第1シールリップと、前記第2円筒部側に延びて摺接する第2シールリップとを備えていることを特徴とする密封装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、相対的に回転する外側部材及び内側部材間に形成された環状空間を密封する密封装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車等の車輪の軸受装置には、外部からの泥水やダスト等の異物の侵入を抑制するために、上述のような外側部材と内側部材との間を密封する密封装置が装着されている。このような密封装置では、芯体部材に設けられたシールリップがスリンガ部材に接触することで、外部から侵入してきた泥水等の異物が軸受装置の内部に侵入することを抑制している。
【0003】
下記特許文献1では、外部からの異物のアタックを受けやすい部分の表面に撥水性物質がコーティングされた被覆層が形成された密封装置が開示されている。また、下記特許文献2では、密封装置の露出部分の表面に撥水性を有する物質をコーティングすることで形成された撥水処理層を有する密封装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-332990号公報
特開2009-298367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1,2では、シールリップに撥水性のコーティングが施されている。そのため、シールリップとスリンガ部材との摺接による摩擦や摺接部分への泥水等の異物の噛み込みによって、コーティングの摩耗、損傷、剥離等による撥水性の低下の懸念がある。また、特許文献1,2では、スリンガ部材と芯体部材との間に形成された密封装置の開口部から泥水等の異物が侵入すると、シールリップに直接触れやすい構造となっており、異物に触れることによってコーティングの摩耗、損傷、剥離等が発生する懸念がある。また、シールリップ以外の部分についても、泥水等の異物に触れることによってコーティングの摩耗、損傷、剥離等が発生して、泥水等の異物の侵入を抑制する効果が低下する懸念がある。また、特許文献2では、密封装置の露出部分の全面に撥水性を有する物質をコーティングしているため、製造の煩雑化や製造コストの増大の懸念がある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、泥水等の異物の侵入を抑制しつつ、低トルク、長寿命の密封装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の密封装置は、相対的に回転する外側部材及び内側部材間に形成された環状空間を密封する密封装置であって、前記外側部材の内周面に第1円筒部が嵌合される第1部材と、前記内側部材の外周面に第2円筒部が嵌合される第2部材とを備え、前記第1部材は、前記第1円筒部の内周面に設けられた撥水性を有する第1撥水部を備え、前記第2部材は、前記第1円筒部と径方向に対向する第3円筒部と、該第3円筒部の少なくとも外周面に設けられた撥水性を有する第2撥水部とを備え、前記第1撥水部と前記第2撥水部とが対向しつつ近接して設けられていることで、軸方向に延びるラビリンスシールが構成されていることを特徴とする。
【0008】
上記密封装置において、前記第1撥水部は、前記第1円筒部の前記内周面に設けられた凹凸構造であってもよい。
【0009】
また、上記密封装置において、前記第1撥水部は、撥水性を有する弾性体によって構成されてもよい。
【0010】
また、上記密封装置において、前記第2撥水部は、前記第3円筒部の前記外周面に設けられた凹凸構造であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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