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公開番号
2025012155
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114769
出願日
2023-07-12
発明の名称
ファイル管理方法、ファイル管理プログラム、及びファイル管理システム
出願人
Casley Deep Innovations株式会社
代理人
弁理士法人みなとみらい特許事務所
主分類
H04L
9/14 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】
大量・大容量のデータを保管することができ、且つよりセキュアに情報の管理をすることができる新規な技術を提供する
【解決手段】
P2P通信により、複数のノード間で情報を分散管理するファイル管理方法であって、分散管理の対象となる対象ファイルをアップロードする第1ノードが、前記対象ファイルを分割し、該対象ファイルに関連付けられる複数の分割ファイルを作成する分割ステップと、前記分割ファイルを暗号化処理した暗号化分割ファイルを生成する暗号化ステップと、前記暗号化分割ファイル、及び復号の為の復号情報を他のノードに送信する送信ステップと、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
P2P通信により、複数のノード間で情報を分散管理するファイル管理方法であって、
分散管理の対象となる対象ファイルをアップロードする第1ノードが、
前記対象ファイルを分割し、該対象ファイルに関連付けられる複数の分割ファイルを作成する分割ステップと、
前記分割ファイルを暗号化処理した暗号化分割ファイルを生成する暗号化ステップと、
前記暗号化分割ファイル、及び復号の為の復号情報を他のノードに送信する送信ステップと、を実行するファイル管理方法。
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【請求項2】
前記対象ファイルをダウンロードする第2ノードが、
前記対象ファイルの指定を受け付けて、該対象ファイルに関連付けられる暗号化分割ファイル、及び前記暗号化分割ファイルの復号情報を取得する取得ステップと、
該取得した復号情報に基づいて、該暗号化分割ファイルを復号する復号ステップと、を実行する請求項1に記載のファイル管理方法。
【請求項3】
前記分割ステップにおいて、結合ステータスが付与された前記分割ファイルを生成し、
前記取得ステップにおいて、復元する前記対象ファイルの指定を受け付けて、該指定された対象ファイルに紐づく前記暗号化分割ファイル、及び前記復号情報を取得し、
前記第2ノードが、更に前記復号ステップの結果得られた前記分割ファイル、及び前記結合ステータスに基づいて該指定された対象ファイルを復元する復元ステップを実行する、請求項2に記載のファイル管理方法。
【請求項4】
前記送信ステップにおいて、共有グループを紐づけた前記暗号化分割ファイルを前記他のノードに送信し、
前記対象ファイルをダウンロードする第2ノードが、更に前記共有グループ毎に、該送信された暗号化分割ファイルに対応する対象ファイル情報を表示処理する表示処理ステップを実行する、請求項1に記載のファイル管理方法。
【請求項5】
前記第1ノードと前記他のノードは1のWAN内のノードであり、前記送信ステップにおいて、
第1のLAN内の前記第1ノード、及び第2のLAN内の前記他のノードがVPN接続されている場合には、内部ネットワークに配置された他のノードに前記暗号化分割ファイルを送信し、
前記第1ノード及び前記他のノードがVPN接続されていない場合には、外部ネットワークに配置された前記他のノードに前記暗号化分割ファイルを送信する、請求項1に記載のファイル管理方法。
【請求項6】
前記第1ノードは、更に前記対象ファイルへ行った操作に関するファイル操作情報に基づいて、ファイル重要度を算出する算出ステップと、
前記ファイル重要度に基づいて、前記他のノードとVPN接続を行うか否かを判定する接続ステップと、を実行する請求項5に記載のファイル管理方法。
【請求項7】
前記暗号化ステップにおいて、前記分割ファイル毎に複数の復号情報を格納する、請求項1に記載のファイル管理方法。
【請求項8】
前記第1ノードは、更にユーザの正当性を証明するデジタル認証と、ファイルのやり取りを行う為の物理キーが接続されているか否かを証明する物理キー認証と、VPN接続のプロファイル情報が設定されているか否かを証明するVPN認証に基づいて、ユーザの利用認証を行う認証ステップを実行する、請求項1に記載のファイル管理方法。
【請求項9】
P2P通信により、複数のノード間で情報を分散管理するファイル管理プログラムであって、
分散管理の対象となる対象ファイルをアップロードする第1ノードを、
前記対象ファイルを分割し、該対象ファイルに関連付けられる複数の分割ファイルを作成する分割部と、
前記分割ファイルを暗号化処理した暗号化分割ファイルを生成する暗号化部と、
前記暗号化分割ファイル、及び復号の為の復号情報を他のノードに送信する送信部と、として機能させるファイル管理プログラム。
【請求項10】
P2P通信により、複数のノード間で情報を分散管理するファイル管理システムであって、
前記ファイル管理システムは、分散管理の対象となる対象ファイルをアップロードする第1ノードを備え、
前記第1ノードは、
前記対象ファイルを分割し、該対象ファイルに関連付けられる複数の分割ファイルを作成する分割部と、
前記分割ファイルを暗号化処理した暗号化分割ファイルを生成する暗号化部と、
前記暗号化分割ファイル、及び復号の為の復号情報を他のノードに送信する送信部と、を有するファイル管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイル管理方法、ファイル管理プログラム、及びファイル管理システムに関する。
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【背景技術】
【0002】
従来から、ネットワークサービスを利用する場合、サービスを利用するコンピュータ(クライアント)と、サービスやデータを提供するコンピュータ(サーバ)とが、ネットワークを介して通信しながら動作するシステム、いわゆるクライアントサーバシステムが普及している。一方、このようなシステムの場合、サーバが停止した場合には、システム全体が利用できなくなったり、データがサーバに集中している為、サーバに不正アクセスされた場合には容易に情報が漏洩してしまうというセキュリティに問題があった。このような問題を解決する為に、地理的に分散した複数のコンピュータをP2P(Peer to Peer)ネットワークで接続し、データを保存するシステム、いわゆる分散ファイルシステムが用いられている。このようなシステムの一例が、例えば、非特許文献1に提案されている。
【0003】
例えば、非特許文献1には、ファイルを分散ファイルシステムに格納すると、ファイルはより小さなチャンクに分割され、暗号的にハッシュされ、コンテンツ識別子(CID)と呼ばれる一意のフィンガープリントが与えられ、このCIDは、その時点で存在するファイルの永続的な記録として機能し、他のノードがファイルを検索するとき、ファイルのCIDによって参照されるコンテンツを保存しているノードを尋ね、ファイルを表示またはダウンロードすると、コピーがキャッシュされることが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
「IPFS powers the Distributed Web」、[令和5年6月29日検索]、インターネット<https://ipfs.tech/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、非特許文献1において提案される技術では、分割したデータを暗号化し、分散して格納するが、暗号化ファイルを復号する情報の管理をセキュアに行うことができないという問題があった。
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、大量・大容量のデータを保管することができ、且つよりセキュアにファイルの管理をすることができる新規な技術を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、P2P通信により、複数のノード間で情報を分散管理するファイル管理方法であって、分散管理の対象となる対象ファイルをアップロードする第1ノードが、前記対象ファイルを分割し、該対象ファイルに関連付けられる複数の分割ファイルを作成する分割ステップと、前記分割ファイルを暗号化処理した暗号化分割ファイルを生成する暗号化ステップと、前記暗号化分割ファイル、及び復号の為の復号情報を他のノードに送信する送信ステップと、を実行する。
【0008】
このような構成とすることで、分散管理の対象となるファイルを分割し、且つ分割したファイルを暗号化して、よりセキュアにファイルを分散管理することができる。また、暗号化したファイルを復号する為の複合情報も他ノードに送信することで、複合情報のセキュリティも担保することができ、参加するノードが増加して保存できるデータ容量が増加しても高いセキュリティが確保できる。
【0009】
本発明の好ましい形態では、前記対象ファイルをダウンロードする第2ノードが、前記対象ファイルの指定を受け付けて、該対象ファイルに関連付けられる暗号化分割ファイル、及び前記暗号化分割ファイルの復号情報を取得する取得ステップと、該取得した復号情報に基づいて、該暗号化分割ファイルを復号する復号ステップと、を実行する。
【0010】
このような構成とすることで、分散管理されている暗号化された分割ファイル、及び復号情報を他ノードから取得して、暗号化分割ファイルから分割ファイルを取得することができる。これにより、P2P通信をするノードであれば誰でも暗号化分割ファイルを取得し、復号することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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