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公開番号2025011992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114488
出願日2023-07-12
発明の名称荷役装置
出願人住友重機械搬送システム株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B66C 13/16 20060101AFI20250117BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】ワイヤの寿命の低下を抑制しながら、ワイヤにかかる荷重検出を行うことができる荷役装置を提供する。
【解決手段】荷役装置100は、荷役部4に接続されたワイヤ6と、ワイヤ6を巻き取るドラム7と、を備える。従って、荷役部4にて荷役作業を行うとき、ワイヤに荷重が作用する。これに対し、ドラム7から延びるワイヤ6は、荷重検出用転向シーブ216を介さず荷役部4を支持している。そのため、ワイヤ6が荷重検出用転向シーブ216によって曲げられることで負荷がかかることを回避することができる。その一方、ドラム7の軸受部18Aa,18Bbには、荷重検出部24A,24Bが設けられる。従って、荷重検出用転向シーブ216によらずに、軸受部18Aa,18Bbにて荷重検出を行うことができる。以上より、ワイヤ6の寿命の低下を抑制しながら、ワイヤ6にかかる荷重検出を行うことができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
荷役部を有する荷役装置であって、
前記荷役部に接続されたワイヤと、
前記ワイヤを巻き取るドラムと、を備え、
前記ドラムから延びる前記ワイヤは、荷重検出用転向シーブを介さず前記荷役部を支持し、
前記ドラムの軸受部には、荷重検出部が設けられる、荷役装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記ドラムは、軸方向の両側を前記軸受部で支持され、
前記荷重検出部は、少なくとも一方の前記軸受部に設けられる、請求項1に記載の荷役装置。
【請求項3】
前記荷重検出部は、ピン型ロードセルを有する、請求項2に記載の荷役装置。
【請求項4】
水平引込式アンローダである、請求項1に記載の荷役装置。
【請求項5】
前記ワイヤは、前記ドラムに対して一層巻きの状態で巻かれる、請求項1に記載の荷役装置。
【請求項6】
前記荷重検出部の検出結果に基づくモーメントリミッタを有する、請求項1に記載の荷役装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷役装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、以下の特許文献1に記載のように、水平引込式アンローダが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-58969号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1において、ワイヤにかかる荷重を検出するために、ワイヤの途中に荷重検出用の転向シーブが設けることが考えられる。しかしながら、ワイヤの途中に荷重検出用の転向シーブを設けた場合、当該箇所にてワイヤがS字曲げとなる。そのため、当該箇所にてワイヤに負荷がかかることで、ワイヤの寿命が短くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、ワイヤの寿命の低下を抑制しながら、ワイヤにかかる荷重検出を行うことができる荷役装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る荷役装置は、荷役部を有する荷役装置であって、荷役部に接続されたワイヤと、ワイヤを巻き取るドラムと、を備え、ドラムから延びるワイヤは、荷重検出用転向シーブを介さず荷役部を支持し、ドラムの軸受部には、荷重検出部が設けられる。
【0007】
この荷役装置は、荷役部に接続されたワイヤと、ワイヤを巻き取るドラムと、を備える。従って、荷役部にて荷役作業を行うとき、ワイヤに荷重が作用する。これに対し、ドラムから延びるワイヤは、荷重検出用転向シーブを介さず荷役部を支持している。そのため、ワイヤが荷重検出用転向シーブによって曲げられることで負荷がかかることを回避することができる。その一方、ドラムの軸受部には、荷重検出部が設けられる。従って、荷重検出用転向シーブによらずに、軸受部にて荷重検出を行うことができる。以上より、ワイヤの寿命の低下を抑制しながら、ワイヤにかかる荷重検出を行うことができる。
【0008】
ドラムは、軸方向の両側を軸受部で支持され、荷重検出部は、少なくとも一方の軸受部に設けられてよい。例えば、ドラムの軸方向の一端側がスプライン連結で支持されている場合、ドラムの中心から軸受部までの距離とスプライン位置までの距離が非対称となることで、荷役部の揚程及び開閉度の変化によって軸受部の反力が変化してしまう。その一方、ドラムの両側が軸受部で支持されている場合、軸受部の反力の変化を抑制できる。そのため、荷重検出部による荷重検出の精度を向上できる。
【0009】
荷重検出部は、ピン型ロードセルを有してよい。ピン型ロードセルは、振動に強いため、荷重検出の精度を向上できる。
【0010】
荷役装置は、水平引込式アンローダであってよい。水平引込式アンローダは、ジブを起伏させ荷を吊る頻度が高いため、ワイヤに負荷が掛かる頻度が高い。そのため、ワイヤの寿命の低下を抑制する効果が顕著となる。
(【0011】以降は省略されています)

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