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公開番号2025011969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114451
出願日2023-07-12
発明の名称高圧ガス貯留装置
出願人株式会社FTS,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類F02B 43/00 20060101AFI20250117BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】タンク内から漏出した高圧ガスをNOxの還元剤として消費できる
【解決手段】高圧ガス貯留装置10は、NOxを還元する機能と内燃機関110の燃料としての機能を有する気化ガスを含む高圧ガスを貯留するタンク20と、タンク20の外面との間に保留空間Sを空けるように配置され、タンク20を包囲する外殻体30と、タンク20から保留空間Sに漏出した気化ガスを、内燃機関110からの排気ガスを排気する排気部130に供給する供給部80と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
NOxを還元する機能と内燃機関の燃料としての機能を有する気化ガスを含む高圧ガスを貯留するタンクと、
前記タンクの外面との間に保留空間を空けるように配置され、前記タンクを包囲する外殻体と、
前記タンクから前記保留空間に漏出した前記気化ガスを、前記内燃機関からの排気ガスを排気する排気部に供給する供給部と、
を備える高圧ガス貯留装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記保留空間における前記気化ガスの濃度を検出する濃度センサと、
前記保留空間から前記排気部への前記気化ガスの通過を許容する開状態と、前記保留空間から前記排気部への前記気化ガスの通過を遮断する閉状態と、で切り替わる開閉弁と、
前記濃度センサによって検出される濃度が所定のハイレベル状態になった場合に、前記開閉弁を前記閉状態から前記開状態に切り替える制御を行う制御部と、
を備える請求項1に記載の高圧ガス貯留装置。
【請求項3】
前記供給部に設けられ、前記保留空間から前記排気部へ前記気化ガスを送るポンプを備える請求項1又は請求項2に記載の高圧ガス貯留装置。
【請求項4】
前記タンクから前記保留空間へ前記気化ガスを送り出す制御弁を備える請求項1又は請求項2に記載の高圧ガス貯留装置。
【請求項5】
前記高圧ガスは、アンモニアであり、
前記保留空間における前記供給部への前記気化ガスの流出口は、前記外殻体の上端部に配されている請求項1又は請求項2に記載の高圧ガス貯留装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高圧ガス貯留装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料用アンモニアを燃焼用空気を用いて燃焼器内で燃焼させる燃焼装置が開示されている。燃用装置は、燃焼器から供給された燃焼排ガス中の窒素酸化物を還元する触媒還元部を備えている。燃用装置は、燃料用アンモニアの少なくとも一部を、燃焼排ガス中の窒素酸化物の還元剤として触媒還元部に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-162939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、燃料用アンモニアを貯留させるタンク等の構成が開示されていない。例えば、燃料用アンモニアを貯留させるタンクが従来のタンクである場合、タンクから漏出した場合に大気中に放出されるおそれがある。そこで、タンクから漏出したガスに対する対策が求められている。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、タンク内から漏出した高圧ガスをNOxの還元剤として消費できることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の高圧ガス貯留装置は、
NOxを還元する機能と内燃機関の燃料としての機能を有する気化ガスを含む高圧ガスを貯留するタンクと、
前記タンクの外面との間に保留空間を空けるように配置され、前記タンクを包囲する外殻体と、
前記タンクから前記保留空間に漏出した気化ガスを、前記内燃機関からの排気ガスを排気する排気部に供給する供給部と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
この構成によれば、タンク内から漏出した高圧ガスをNOxの還元剤として消費できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の高圧ガス貯留装置を含む車載システムを概略的に示す説明図
高圧ガス貯留装置の部分側断面図
高圧ガス貯留装置を含む車載システムの電気的構成を概略的に例示するブロック図
【発明を実施するための形態】
【0009】
前記保留空間における前記気化ガスの濃度を検出する濃度センサと、前記保留空間から前記排気部への前記気化ガスの通過を許容する開状態と、前記保留空間から前記排気部への前記気化ガスの通過を遮断する閉状態と、で切り替わる開閉弁と、前記濃度センサによって検出される濃度が所定のハイレベル状態になった場合に、前記開閉弁を前記閉状態から前記開状態に切り替える制御を行う制御部と、を備えることが好ましい。この構成によれば、保留空間における気化ガスの濃度が所定のハイレベル状態となった場合に、開閉弁を開状態として、保留空間から排気部へ気化ガスを供給できる。これにより、気化ガスによる触媒作用を向上させることができる。
【0010】
前記供給部に設けられ、前記保留空間から前記排気部へ前記気化ガスを送るポンプを備えることが好ましい。この構成によれば、保留空間内の気化ガスを効果的に排気部へ送ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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