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公開番号
2025011970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114452
出願日
2023-07-12
発明の名称
高圧ガス貯留装置
出願人
株式会社FTS
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250117BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】軽量化を図る。
【解決手段】高圧ガス貯留装置は、筒状部11の軸線方向両端を一対のドーム部12で閉塞した形状をなし、高圧ガスを貯留するタンク10と、タンク10のうち筒状部11の軸線方向中央部よりもドーム部12側の領域のみを覆い、且つドーム部12の外面との間に気密空間15を空けて配置された一対のドーム状の外殻体20と、ドーム部12のみに取り付けられ、気密空間15に臨むように配置された機能装置としての燃料ポンプ40及び充填用バルブ45と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状部の軸線方向両端を一対のドーム部で閉塞した形状をなし、高圧ガスを貯留するタンクと、
前記タンクのうち前記筒状部の軸線方向中央部よりも前記ドーム部側の領域のみを覆い、且つ前記ドーム部の外面との間に気密空間を空けて配置された一対のドーム状の外殻体と、
前記ドーム部のみに取り付けられ、前記気密空間に臨むように配置された機能装置と、を備えている高圧ガス貯留装置。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記外殻体が、前記筒状部の外周面における軸線方向両端部に固着されており、
前記一対の外殻体が、連結部材によって軸線方向への離隔不能に連結されている請求項1に記載の高圧ガス貯留装置。
【請求項3】
前記外殻体が、前記ドーム部を覆うドーム状本体と、リング状のブラケットと、前記ブラケットを前記ドーム状本体の開口縁部に固定する締結部材とを備えて構成され、
前記ブラケットが、溶接によって前記筒状部の外周面に固着されている請求項2に記載の高圧ガス貯留装置。
【請求項4】
一対の前記気密空間が、連通路を介して連通している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の高圧ガス貯留装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高圧ガス貯留装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液化ガスを貯留する内槽を、外槽によって包囲した二重殻タンクが開示されている。内槽は、円筒形の胴部の両端を、一対の半球形のドーム部で閉塞したカプセル形状をなす。この二重殻タンクは、内槽の液化ガスが気化状態で漏出したときに、気化した液化ガスを内槽と外槽との間の空間に保留することによって、気化した液化ガスが大気中へ放出されることを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-152260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の二重殻タンクの内槽には、内槽内の液化ガスを外部へ送出するためのポンプや、内槽内における液化ガスの液面高さ、温度、圧力等を電気的に検知するためのセンサ等の機器が取り付けられている。これらの機器が取り付けられている部分では、僅かな隙間から液化ガスが漏出し易い。上記の二重殻タンクは、内槽の全体を外槽で覆う構造であるため、全体として重量が増大する。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、軽量化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の高圧ガス貯留装置は、
筒状部の軸線方向両端を一対のドーム部で閉塞した形状をなし、高圧ガスを貯留するタンクと、
前記タンクのうち前記筒状部の軸線方向中央部よりも前記ドーム部側の領域のみを覆い、且つ前記ドーム部の外面との間に気密空間を空けて配置された一対のドーム状の外殻体と、
前記ドーム部のみに取り付けられ、前記気密空間に臨むように配置された機能装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
この構成によれば、軽量化を図ることがてきる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の高圧ガス貯留装置の断面図
図1の部分拡大断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の実施形態を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示の高圧ガス貯留装置は、
(1)筒状部の軸線方向両端を一対のドーム部で閉塞した形状をなし、高圧ガスを貯留するタンクと、前記タンクのうち前記筒状部の軸線方向中央部よりも前記ドーム部側の領域のみを覆い、且つ前記ドーム部の外面との間に気密空間を空けて配置された一対のドーム状の外殻体と、前記ドーム部のみに取り付けられ、前記気密空間に臨むように配置された機能装置と、を備えている。この構成によれば、機能装置の取付け部位における高圧ガスの漏れ対策として、外殻体で覆う必要があるのは、機能装置が取り付けられているドーム部だけである。タンク全体を外殻体で包囲する必要がないので、軽量化を図ることができる。
【0010】
(2)(1)において、前記外殻体が、前記筒状部の外周面における軸線方向両端部に固着されており、前記一対の外殻体が、連結部材によって軸線方向への離隔不能に連結されていることが好ましい。本開示の構成によれば、タンク内の高圧ガスが一方の気密空間内に漏れて、その気密空間内の圧力が上昇すると、一方の外殻体に対してドーム部から軸線方向へ離隔する方向の押圧力が作用するため、押圧力を受けた外殻体と筒状部との固着部に対する負荷が増大する。しかし、押圧力を受けた外殻体と他方の外殻体は、連結部材によって軸線方向への離隔動作が規制されているので、一方の外殻体に作用する押圧力は、2つの外殻体の固着部に分散される。これにより、外殻体と筒状部との固着部に対する負荷を軽減し、外殻体を筒状部に対して確実に保持しておくことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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