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公開番号2024136880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048175
出願日2023-03-24
発明の名称供給設備
出願人エア・ウォーター株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F17C 9/00 20060101AFI20240927BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】液状化学物質の供給設備であって、用地面積を縮小できる新たな供給設備を提供すること。
【解決手段】液状化学物質を貯蔵および供給するための供給設備であって、前記液状化学物質を貯蔵するための貯槽と、前記供給設備を操作するための操作部と、を備え、前記供給設備は、複数階層からなり、前記供給設備は、前記貯槽が設置された第1階層および前記操作部が設置された第2階層を有し、前記第1階層は、前記貯槽の側方を取り囲む壁部を有し、前記第1階層は、前記貯槽と前記壁部との間に空隙を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液状化学物質を貯蔵および供給するための供給設備であって、
前記液状化学物質を貯蔵するための貯槽と、
前記供給設備を操作するための操作部と、を備え、
前記供給設備は、複数階層からなり、
前記供給設備は、前記貯槽が設置された第1階層および前記操作部が設置された第2階層を備え、
前記第1階層は、前記貯槽の側方を取り囲む壁部を有し、
前記第1階層は、前記貯槽と前記壁部との間に空隙を有する、供給設備。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第1階層は、前記第2階層よりも上層に設置されている、請求項1に記載の供給設備。
【請求項3】
前記第2階層は、前記液状化学物質を除害するための除害装置を有し、
前記第1階層と前記除害装置とが接続されている、請求項2に記載の供給設備。
【請求項4】
前記貯槽に貯蔵された前記液状化学物質を前記第1階層の外部に導出するための導出部を備え、
前記導出部は、手動弁である貯槽弁および電磁弁である緊急遮断弁を有し、
前記貯槽弁および前記緊急遮断弁の操作部は、前記壁部の外部に設置されている、請求項1に記載の供給設備。
【請求項5】
前記第1階層は、その上部を覆う屋根部を有する、請求項2に記載の供給設備。
【請求項6】
前記壁部に開口部が設置されている、請求項5に記載の供給設備。
【請求項7】
式(1):
第1容積-第2容積≧第3容積・・・(1)
の関係を満たし、前記式(1)中、
前記第1容積は、前記壁部と前記第1階層の床部と前記開口部の高さとで取り囲まれる空間の容積であり、
前記第2容積は、前記空間内に存在する前記貯槽の容積であり、
前記第3容積は、前記貯槽の容積である、請求項6に記載の供給設備。
【請求項8】
前記貯槽の底面と、前記第1階層の床部とが離間している、請求項1に記載の供給設備。
【請求項9】
前記液状化学物質は、毒性を有する、請求項1に記載の供給設備。
【請求項10】
前記液状化学物質は、液化アンモニアである、請求項1に記載の供給設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液状化学物質を貯蔵および供給するための供給設備に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、脱炭素社会に向けて、化石燃料に替わる炭酸ガスを発生しない代替エネルギーが注目されている。このような代替エネルギーとして、アンモニアは、火力発電、工業炉用の燃料等として既に利用されている。アンモニアは、容易に液化でき、輸送や貯蔵に適していることから、今後ますますニーズが高まるものと考えられる。
【0003】
一方、アンモニアは毒性ガスであるため、高圧ガス保安法や電気事業法等により、供給設備に制限が設けられている。例えば、貯蔵能力が5トン以上の貯槽において、液化アンモニアの流出を防止するために、防液堤の設置が求められている。また、アンモニアの供給設備は、屋外に設置されていることが一般的であるが、学校や病院等の保安物件と一定の距離を取る必要がある。
【0004】
特許文献1(特開2015-147606号公報)には、屋内にアンモニアの供給設備を設置することが開示されている。また、特許文献2(特開2021-173372号公報)には、屋内かつ2階建て構造の液化天然ガスの供給設備が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-147606号公報
特開2021-173372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のアンモニアの供給設備では、設置に要する用地面積が広くなる、アンモニアが漏洩した場合に、安全に作業を行うことが困難である、といった課題がある。また、特許文献2に記載の液化天然ガスの供給設備では、2階建て構造とすることで用地面積を縮小しているが、アンモニア等の特定の液状化学物質の貯蔵や供給の設置要件を満たすことを想定していない。
【0007】
本開示は、液状化学物質の供給設備であって、用地面積を縮小できる新たな供給設備の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
〔1〕 液状化学物質を貯蔵および供給するための供給設備であって、
前記液状化学物質を貯蔵するための貯槽と、
前記供給設備を操作するための操作部と、を備え、
前記供給設備は、複数階層からなり、
前記供給設備は、前記貯槽が設置された第1階層および前記操作部が設置された第2階層を備え、
前記第1階層は、前記貯槽の側方を取り囲む壁部を有し、
前記第1階層は、前記貯槽と前記壁部との間に空隙を有する、供給設備。
【0009】
〔2〕 前記第1階層は、前記第2階層よりも上層に設置されている、〔1〕に記載の供給設備。
【0010】
〔3〕 前記第2階層は、前記液状化学物質を除害するための除害装置を有し、
前記第1階層と前記除害装置とが接続されている、〔2〕に記載の供給設備。
(【0011】以降は省略されています)

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