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公開番号2024126623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035131
出願日2023-03-08
発明の名称タンク支持構造体
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 13/08 20060101AFI20240912BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】タンク支持構造体において、ネック部により支持された構造であってもネック部への負担を軽減することが可能なタンク支持構造体を提供する。
【解決手段】フレームと、フレームに対してネック部で支持された高圧タンクと、を有する、タンクの支持構造体であって、高圧タンクは、その胴部の下部に、金属層14aと緩衝材層14bとを具備するカバー14を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
フレームと、前記フレームに対してネック部で支持された高圧タンクと、を有する、タンクの支持構造体であって、
前記高圧タンクは、その胴部の下部に、金属層と緩衝材層とを具備するカバーを備える、
タンク支持構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タンクの支持構造体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
燃料電池車の燃料である水素を貯蔵する高圧タンクは、当該高圧タンクの内部空間を形成する樹脂によるライナを有し、このライナに対してその外周に樹脂が含浸された繊維層が設けられることにより補強層が形成され、これにより高い強度を実現している。そして高圧タンクの本体の両端部では径が狭められたネック部を具備している。
【0003】
特許文献1には、高圧ガス容器が、パネルにて前後のネック部を支持されることにより、複数本が間隔をあけて平行かつ水平に配列されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6857159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような高圧タンクをネック部で支持する構造では、高圧タンクの落下等で高圧タンクに力がかかったときに、当該支持されたネック部に大きな力がかかり、当該ネック部への負担が大きくなり、破損に至ることもある。
【0006】
本開示は、タンク支持構造体において、ネック部により支持された構造であってもネック部への負担を軽減することが可能なタンク支持構造体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は、フレームと、フレームに対してネック部で支持された高圧タンクと、を有するタンクの支持構造体であって、高圧タンクは、その胴部の下部に、金属層と緩衝材層とを具備するカバーを備える、タンク支持構造体を開示する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高圧タンクの胴部に金属層と緩衝材層とを具備するカバーを備えることで、高圧タンクの落下時等に下方向からの突起物の点接触があっても高圧タンクの胴部に対する損傷を防ぐとともに、落下の衝撃によるネック部への負荷をカバーによりに分散することができ、ネック部への負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)はタンク支持構造体1の外観、図1(b)はタンク支持構造体1を矢印Ibの方向から見た図である。
図2(a)はIIa-IIa矢視断面の一部、図2(b)はIIb-IIb矢視断面図である。
図3はIIIの部位の拡大図で、カバー14の構成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1(a)にはタンク支持構造体1の外観斜視図、図1(b)にはタンク支持構造体1を図1(a)の矢印Ibの方向から見た図を示した。図2(a)には図1(b)のIIaーIIa矢視断面の一部を表す図、図2(b)には図2(a)のIIb-IIb矢視断面図、図3には図2(b)にIIIで示した部分を拡大した図をそれぞれ示した。
(【0011】以降は省略されています)

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