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公開番号
2025011719
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113993
出願日
2023-07-11
発明の名称
セルロース含有樹脂の混錬方法及びセルロース含有樹脂成型体
出願人
株式会社勝光山鉱業所
代理人
個人
,
個人
主分類
B29B
7/80 20060101AFI20250117BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】セルロースを含む樹脂組成物の変色を抑えるセルロース含有樹脂の混錬方法、及び白色度の高いセルロース含有樹脂成型体を提供することを目的とする。
【解決手段】熱可塑性樹脂と、セルロースと、を含む樹脂組成物を混錬する混錬方法であって、前記樹脂組成物を不活性ガス雰囲気下で混錬するセルロース含有樹脂の混錬方法である。また、このセルロース含有樹脂の混錬方法を含む製造方法により製造されたセルロース含有樹脂成型体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂と、セルロースと、を含む樹脂組成物を混錬する混錬方法であって、
前記樹脂組成物を不活性ガス雰囲気下で混錬するセルロース含有樹脂の混錬方法。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記不活性ガス雰囲気下は、樹脂組成物を混錬する装置に、不活性ガスを供給することにより行う請求項1に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
【請求項3】
前記不活性ガス雰囲気下は、前記不活性ガスを供給した後、前記樹脂組成物を混練する装置を密閉することにより行う請求項2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
【請求項4】
前記不活性ガスが、窒素ガスである請求項1又は2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
【請求項5】
前記セルロースを、樹脂組成物中に10質量%~40質量%の割合で含有する請求項1又は2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
【請求項6】
前記セルロースは、平均繊維長が5μm以上100μm以下であり、平均繊維径が0.5μm以上50μm以下のマイクロファイバーである請求項1又は2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
【請求項7】
前記熱可塑性樹脂が、生分解性樹脂である請求項1又は2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法により混錬された樹脂組成物からペレットを成形し、
前記ペレットを不活性ガス雰囲気下で成型するセルロース含有樹脂成型体の製造方法。
【請求項9】
請求項1又は2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法を含む製造方法により製造されたセルロース含有樹脂成型体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルロース含有樹脂の混錬方法及びセルロース含有樹脂成型体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂成分及び補強材を含むプラスチックにおいて、補強材として無機鉱物、例えば、カルシウム、タルク等の無機フィラーが用いられている。近年、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)が国策として進められる中、無機鉱物の一部又は全部をセルロースに変更し、樹脂と混錬することで、CO
2
の排出を抑える取り組みがなされている。また、無機鉱物をセルロースに変更することで、成形されるプラスチックが軽量化され、プラスチック製品のハンドリング性を向上することができる。樹脂を混錬する装置として、例えば、下記の特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/027615号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、セルロースは加熱を行うと熱劣化が生じるため、樹脂とセルロースの混錬時の加熱により、樹脂組成物の白色度の低下が生じていた。そのため、得られる樹脂成型体は限られた色で着色して使用する必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、熱可塑性樹脂とセルロースの混錬時の加熱による変色を抑えることができるセルロース含有樹脂の混錬方法、及び、白色度の高いセルロース含有樹脂成型体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために鋭意検討したところ、本発明者らは下記本発明に想到し、当該課題を解決できることを見出した。すなわち本発明は下記のとおりである。
[1] 熱可塑性樹脂と、セルロースと、を含む樹脂組成物を混錬する混錬方法であって、前記樹脂組成物を不活性ガス雰囲気下で混錬するセルロース含有樹脂の混錬方法。
[2] 前記不活性ガス雰囲気下は、樹脂組成物を混錬する装置に、不活性ガスを供給することにより行う[1]に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
[3] 前記不活性ガス雰囲気下は、前記不活性ガスを供給した後、前記樹脂組成物を混練する装置を密閉することにより行う[2]に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
[4] 前記不活性ガスが、窒素ガスである[1]又は[2]に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
[5] 前記セルロースを、樹脂組成物中に10質量%~40質量%の割合で含有する[1]又は[2]に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
[6] 前記セルロースは、平均繊維長が5μm以上100μm以下であり、平均繊維径が0.5μm以上50μm以下のマイクロファイバーである[1]又は[2]に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
[7] 前記熱可塑性樹脂が、生分解性樹脂である[1]又は[2]に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法。
[8] 請求項1又は2に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法により混錬された樹脂組成物からペレットを成形し、前記ペレットを不活性ガス雰囲気下で成型するセルロース含有樹脂成型体の製造方法。
[9] [1]又は[2]に記載のセルロース含有樹脂の混錬方法を含む製造方法により製造されたセルロース含有樹脂成型体。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、樹脂組成物の混錬時の加熱による変色を抑えることができ、白色度の高いセルロース含有樹脂成型体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
二軸混錬システムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面にしたがって、本発明に係るセルロース含有樹脂の混錬方法及びセルロース含有樹脂成型体(以下、単に「樹脂成型体」ともいう)について説明する。
【0009】
本実施形態のセルロース含有樹脂の混錬方法は、熱可塑性樹脂と、セルロースと、を含む樹脂組成物を不活性ガス雰囲気下で混錬することで行われる。
【0010】
[樹脂組成物]
まず、本実施形態のセルロース含有樹脂の混錬方法に用いられる樹脂組成物について説明する。本実施形態の樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、及びセルロースを含んで構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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