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公開番号2025011704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113966
出願日2023-07-11
発明の名称診断装置、診断方法、診断プログラム、及び診断システム
出願人ソフトバンク株式会社,国立大学法人大阪大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04L 41/0631 20220101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信ネットワークにおける故障診断を効率的に行うことのできる診断装置、診断方法、診断プログラム、及び診断システムを提供する。
【解決手段】診断装置は、通信ネットワークに含まれる複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定する特定部と、特定された所定の通信装置群に基づいて、該通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するコマンド生成部と、生成されたコマンド系列を所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集する収集部と、所定のコマンド応答に基づいて、所定の通信サービスにおける故障種別を判別する判別部と、を備え、コマンド生成部は、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、特定された所定の通信装置群を与えてコマンド系列を得る。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
通信ネットワークに含まれる複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定する特定部と、
前記特定された所定の通信装置群に基づいて、該通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するコマンド生成部と、
前記生成されたコマンド系列を前記所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集する収集部と、
前記所定のコマンド応答に基づいて、前記所定の通信サービスにおける故障種別を判別する判別部と、を備え、
前記コマンド生成部は、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、前記特定された所定の通信装置群を与えて前記コマンド系列を得る、
診断装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記学習済モデルは、それぞれがディープニューラルネットワークである、前記通信ネットワークにおける通信サービスを収容する複数の通信装置から収集されたコマンド応答に基づく状態空間ベクトルを入力として、前記コマンド系列に含まれるコマンドを決定するための価値ネットワークと、複数の前記状態空間ベクトルに対して最大遅延報酬を推定するための目標価値ネットワークと、を用いて学習される、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記学習済モデルは、前記価値ネットワークにおける重みが更新される周期と異なる周期において、前記目標価値ネットワークを前記価値ネットワークで更新するように、複数の状態空間ベクトルを用いて学習される、
請求項2に記載の診断装置。
【請求項4】
前記価値ネットワークにおける重みは、前記複数の状態空間ベクトルのそれぞれにおいて更新され、前記目標価値ネットワークは、前記複数の状態空間ベクトルごとに前記価値ネットワークで更新される、
請求項3に記載の診断装置。
【請求項5】
前記通信ネットワークにおける通信サービスを収容する所定の通信装置群を環境として与えられた深層強化学習により、前記学習済モデルを生成する学習部をさらに備える、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項6】
判別部は、前記通信ネットワークにおける通信サービスを収容する複数の通信装置から収集されたコマンド応答に基づいて生成された特徴ベクトルと、該特徴ベクトルに対応する故障種別を示すラベルと、を対応づけた教師データを用いて学習された判別用学習済モデルに、前記所定のコマンド応答に基づいて生成された所定の特徴ベクトルを入力し、前記判別用学習済モデルから出力される故障種別を示すラベルを取得する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項7】
前記判別された故障種別に関する情報を出力する出力部をさらに備える、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項8】
通信ネットワークに含まれる複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定するステップと、
前記特定された所定の通信装置群に基づいて、該所定の通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するステップと、
前記生成されたコマンド系列を前記所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集するステップと、
前記所定のコマンド応答に基づいて、前記所定の通信サービスにおける故障種別を判別するステップと、を備え、
前記コマンド系列を生成するステップは、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、前記特定された所定の通信装置群を与えて前記コマンド系列を得ることを含む、
診断方法。
【請求項9】
コンピュータに実行させるための診断プログラムであって、
通信ネットワークに含まれる複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定するステップと、
前記特定された所定の通信装置群に基づいて、該所定の通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するステップと、
前記生成されたコマンド系列を前記所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集するステップと、
前記所定のコマンド応答に基づいて、前記所定の通信サービスにおける故障種別を判別するステップと、を備え、
前記コマンド系列を生成するステップは、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、前記特定された所定の通信装置群を与えて前記コマンド系列を得ることを含む、
診断プログラム。
【請求項10】
通信ネットワークに含まれる複数の通信装置と診断装置とを備える診断システムであって、
前記通信装置は、
前記通信装置の動作状態を管理する管理部と、
前記通信装置の動作状態を示すコマンド応答を前記診断装置に送信する送信部と、
を備え、
前記診断装置は、
前記複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定する特定部と、
前記特定された所定の通信装置群に基づいて、該所定の通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するコマンド生成部と、
前記生成されたコマンド系列を前記所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集する収集部と、
前記所定のコマンド応答に基づいて、前記所定の通信サービスにおける故障種別を判別する判別部と、
を備え、
前記コマンド生成部は、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、前記特定された所定の通信装置群を与えて前記コマンド系列を得る、
診断システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、診断装置、診断方法、診断プログラム、及び診断システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、通信事業者(キャリア)が管理するIP中継網で利用するネ
ットワーク装置及びその通信経路の監視技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-184638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通信事業者は、通信ができない等の申告をユーザから受けた場合、通信ネットワークを構成する各通信機器に対して様々なコマンドを投入し、その応答結果を確認することで、故障診断を行っている。
【0005】
しかしながら、近年における通信ネットワークの規模及びサービスの拡大に応じて、通信ネットワークを構成する通信機器の数及び種別が多様化している。更に、通信機器ごとに診断方法も異なっていることから、通信事業者が行う故障診断業務は、非常に煩雑化している。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、通信ネットワークにおける故障診断を効率的に行うことのできる診断装置、診断方法、診断プログラム、及び診断システムを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る診断装置は、通信ネットワークに含まれる複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定する特定部と、特定された所定の通信装置群に基づいて、該通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するコマンド生成部と、生成されたコマンド系列を前記所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集する収集部と、所定のコマンド応答に基づいて、所定の通信サービスにおける故障種別を判別する判別部と、を備え、コマンド生成部は、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、特定された所定の通信装置群を与えてコマンド系列を得る。
【0008】
本発明の一側面に係る診断方法は、通信ネットワークに含まれる複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定するステップと、特定された所定の通信装置群に基づいて、該所定の通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するステップと、生成されたコマンド系列を所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集するステップと、所定のコマンド応答に基づいて、所定の通信サービスにおける故障種別を判別するステップと、を備え、コマンド系列を生成するステップは、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、特定された所定の通信装置群を与えてコマンド系列を得ることを含む。
【0009】
本発明の一側面に係る診断プログラムは、コンピュータに実行させるための診断プログラムであって、通信ネットワークに含まれる複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定するステップと、特定された所定の通信装置群に基づいて、該所定の通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するステップと、生成されたコマンド系列を所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集するステップと、所定のコマンド応答に基づいて、所定の通信サービスにおける故障種別を判別するステップと、を備え、コマンド系列を生成するステップは、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、特定された所定の通信装置群を与えてコマンド系列を得ることを含む。
【0010】
本発明の一側面に係る診断システムは、通信ネットワークに含まれる複数の通信装置と診断装置とを備える診断システムであって、通信装置は、通信装置の動作状態を管理する管理部と、通信装置の動作状態を示すコマンド応答を前記診断装置に送信する送信部と、を備え、診断装置は、複数の通信装置の中から、所定の通信サービスを収容する所定の通信装置群を特定する特定部と、特定された所定の通信装置群に基づいて、該所定の通信装置群に含まれる所定の通信装置に実行させるコマンド系列を生成するコマンド生成部と、生成されたコマンド系列を前記所定の通信装置に実行させ、該所定の通信装置の動作状態を示す所定のコマンド応答を収集する収集部と、所定のコマンド応答に基づいて、所定の通信サービスにおける故障種別を判別する判別部と、を備え、コマンド生成部は、深層強化学習によって学習された学習済モデルに、特定された所定の通信装置群を与えて前記コマンド系列を得る。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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