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公開番号2025011664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113899
出願日2023-07-11
発明の名称情報処理システムおよびプログラム
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】情報処理装置のジョブの待機中に生じ得る、ジョブの実行の妨げとなる事象を、ジョブが実行されるタイミングよりも前にユーザが知得できるようにする。
【解決手段】画像処理装置10の制御部11では、第1ユーザによる画像処理装置10の設定の変更が行われると、特定部103が、その変更の内容と、その変更よりも前に第2ユーザにより予約された画像処理装置10のジョブの内容とを特定し、送信制御部106が、その変更がジョブの実行に与える影響の有無に応じた通知を、そのジョブが実行される前に行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
1または複数のプロセッサを備え、
前記1または複数のプロセッサは、
第1ユーザによる情報処理装置の設定の変更が行われると、当該変更の内容と、当該変更よりも前に第2ユーザにより予約された当該情報処理装置のジョブの内容とを特定し、
前記変更が前記ジョブの実行に与える影響の有無に応じた通知を、当該ジョブが実行される前に行うことを特徴とする、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記1または複数のプロセッサは、
前記変更の内容と、前記第2ユーザのリモート端末からのリモート操作により予約された前記情報処理装置のジョブの内容とを特定し、
前記通知として、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響に関する情報を、前記第2ユーザのリモート端末に表示させることを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記1または複数のプロセッサは、前記影響が前記ジョブの実行を妨げ得るものである場合には、前記通知として、当該影響を解消させるための対処情報を前記第2ユーザのリモート端末にさらに表示させることを特徴とする、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記1または複数のプロセッサは、
第3ユーザのリモート端末からのリモート操作により予約された後続のジョブの内容をさらに特定し、
前記第2ユーザのリモート端末に表示させる前記対処情報に基づく前記影響の解消が、前記後続のジョブの実行に与える影響の有無に応じて、当該対処情報の内容を決定することを特徴とする、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記1または複数のプロセッサは、前記対処情報に基づく前記影響の解消が、前記後続のジョブの実行を妨げ得るものである場合には、当該後続のジョブの実行に与える影響を考慮した当該対処情報を前記第2ユーザのリモート端末に表示させることを特徴とする、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記1または複数のプロセッサは、前記通知として、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響に関する情報を、前記情報処理装置に表示させることを特徴とする、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記1または複数のプロセッサは、前記影響が前記ジョブの実行を妨げ得るものである場合には、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響に関する情報として、当該影響を与えることを予防するための予防情報を前記情報処理装置に表示させることを特徴とする、
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記情報処理装置が画像処理装置であり、前記設定が、当該画像処理装置の1以上のトレイの各々にセットされる用紙の種類の設定であり、前記ジョブが、当該用紙に画像を形成する印刷処理であり、前記対処情報が、当該1以上のトレイの各々にセットされる用紙の設定を支援するための支援情報であることを特徴とする、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項9】
コンピュータに、
第1ユーザによる情報処理装置の設定の変更が行われると、当該変更の内容と、当該変更よりも前に第2ユーザにより予約された当該情報処理装置のジョブの内容とを特定する機能と、
前記変更が前記ジョブの実行に与える影響の有無に応じた通知を、当該ジョブが実行される前に行う機能と、
を実現させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
文書の印刷や読み取り等を可能にするいわゆる複合機等の情報処理装置に複数のリモート端末を接続させ、個々のリモート端末から情報処理装置をリモート操作できるようにする技術が知られている(例えば、特許文献1)。このような技術は、情報処理装置に接続された複数のリモート端末からのリモート操作によるジョブの実行およびその予約を可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-216547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ただし、予約されたジョブの待機中に、そのジョブの実行の妨げとなる事象が生じることがある。このような事象は、ジョブが実行されるタイミングでエラーとして検出されるため、ジョブが実行されるタイミングよりも前にユーザがその存在に気付いて対処することは困難である。
【0005】
本発明の目的は、情報処理装置のジョブの待機中に生じ得る、ジョブの実行の妨げとなる事象を、ジョブが実行されるタイミングよりも前にユーザが知得できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載された発明は、1または複数のプロセッサを備え、前記1または複数のプロセッサは、第1ユーザによる情報処理装置の設定の変更が行われると、当該変更の内容と、当該変更よりも前に第2ユーザにより予約された当該情報処理装置のジョブの内容とを特定し、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響の有無に応じた通知を、当該ジョブが実行される前に行うことを特徴とする、情報処理システムである。
請求項2に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記変更の内容と、前記第2ユーザのリモート端末からのリモート操作により予約された前記情報処理装置のジョブの内容とを特定し、前記通知として、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響に関する情報を、前記第2ユーザのリモート端末に表示させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記影響が前記ジョブの実行を妨げ得るものである場合には、前記通知として、当該影響を解消させるための対処情報を前記第2ユーザのリモート端末にさらに表示させることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、第3ユーザのリモート端末からのリモート操作により予約された後続のジョブの内容をさらに特定し、前記第2ユーザのリモート端末に表示させる前記対処情報に基づく前記影響の解消が、前記後続のジョブの実行に与える影響の有無に応じて、当該対処情報の内容を決定することを特徴とする、請求項3に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記対処情報に基づく前記影響の解消が、前記後続のジョブの実行を妨げ得るものである場合には、当該後続のジョブの実行に与える影響を考慮した当該対処情報を前記第2ユーザのリモート端末に表示させることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記通知として、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響に関する情報を、前記情報処理装置に表示させることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記影響が前記ジョブの実行を妨げ得るものである場合には、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響に関する情報として、当該影響を与えることを予防するための予防情報を前記情報処理装置に表示させることを特徴とする、請求項6に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載された発明は、前記情報処理装置が画像処理装置であり、前記設定が、当該画像処理装置の1以上のトレイの各々にセットされる用紙の種類の設定であり、前記ジョブが、当該用紙に画像を形成する印刷処理であり、前記対処情報が、当該1以上のトレイの各々にセットされる用紙の設定を支援するための支援情報であることを特徴とする、請求項3に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載された発明は、コンピュータに、第1ユーザによる情報処理装置の設定の変更が行われると、当該変更の内容と、当該変更よりも前に第2ユーザにより予約された当該情報処理装置のジョブの内容とを特定する機能と、前記変更が前記ジョブの実行に与える影響の有無に応じた通知を、当該ジョブが実行される前に行う機能と、を実現させるプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の本発明によれば、第1ユーザによる情報処理装置の設定の変更が行われると、その変更の内容と、その変更よりも前に第2ユーザにより予約されたジョブの内容とが特定される。そして、その変更がジョブの実行に与える影響の有無に応じた通知が、そのジョブが実行される前に行われる。これにより、ジョブの待機中に生じ得る、ジョブの実行の妨げとなる事象の有無を、ジョブが実行されるタイミングよりも前にユーザが知得できる。
請求項2の本発明によれば、第2ユーザのリモート端末からのリモート操作により予約されたジョブの内容が特定され、情報処理装置の設定の変更が大気中のジョブの実行に与える影響に関する情報がリモート端末に表示される。これにより、第2ユーザは、ジョブの待機中に生じ得る、ジョブの実行の妨げとなる事象の有無を、ジョブが実行されるタイミングよりも前に知得できる。
請求項3の本発明によれば、ジョブの待機中における情報処理装置の設定の変更がジョブの実行を妨げ得るものである場合には、対処情報が第2ユーザのリモート端末に表示される。これにより、第2ユーザは、ジョブが実行されるタイミングよりも前に対処情報を知得できる。その結果、迅速な対処が可能となる。
請求項4の本発明によれば、第2ユーザのリモート端末に表示させる対処情報の内容が決定される際、第3ユーザのリモート端末からのリモート操作により予約された後続のジョブの実行に与える影響の有無が考慮される。これにより、対処情報に基づく対処が後続のジョブの実行に与える影響を抑制できる。
請求項5の本発明によれば、対処情報による対処が、後続のジョブの実行を妨げ得るものである場合には、そのことが考慮された対処情報が第2ユーザのリモート端末に表示される。これにより、対処情報に基づく対処を第2ユーザが行ったとしても、そのことが後続のジョブの実行の妨げになることを抑制できる。
請求項6の本発明によれば、情報処理装置の設定の変更がジョブの実行に与える影響に関する情報が、その情報処理装置に表示される。これにより、情報処理装置の設定を変更しようとしている第1ユーザは、待機中のジョブの実行の妨げとなる事象の有無を、情報処理装置の設定を変更する前に知得できる。
請求項7の本発明によれば、情報処理装置の設定の変更が、待機中のジョブの実行を妨げ得るものである場合には、予防情報が情報処理装置に表示される。これにより、第1ユーザは、予防情報に基づく予防を行うことで、情報処理装置の設定の変更が、待機中のジョブの実行を妨げることを抑制できる。
請求項8の本発明によれば、印刷ジョブの待機中における、第1ユーザによる画像処理装置の設定の変更が、第2ユーザのリモート操作により予約されている印刷ジョブの実行を妨げ得るものである場合には、画像処理装置の1以上のトレイの各々にセットされる用紙の設定を支援するための支援情報が第2ユーザのリモート端末に表示される。これにより、第2ユーザは、印刷ジョブが実行されるタイミングよりも前に支援情報を知得できる。その結果、迅速な対処が可能となる。
請求項9の本発明によれば、第1ユーザによる情報処理装置の設定の変更が行われると、その変更の内容と、その変更よりも前に第2ユーザにより予約されたジョブの内容とが特定される。そして、その変更がジョブの実行に与える影響の有無に応じた通知が、そのジョブが実行される前に行われる。これにより、ジョブの待機中に生じ得る、ジョブの実行の妨げとなる事象の有無を、ジョブが実行されるタイミングよりも前にユーザが知得できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態が適用される情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像処理装置の制御部の機能構成の一例を示す図である。
ユーザ端末の制御部の機能構成の一例を示す図である。
画像処理装置の処理のうち、第2ユーザのユーザ端末に対処情報を表示させるまでの処理の流れを示すフローチャートである。
画像処理装置の処理のうち、予防情報を表示するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
1台の画像処理装置に対してリモート操作を行う2人のユーザがいる場合の処理の具体例を示す図である。
1台の画像処理装置に対してリモート操作を行う3人のユーザがいる場合の処理の具体例を示す図である。
対処情報の内容を決定する処理の具体例を示す図である。(A)は、画像処理装置の空きトレイの数が、ジョブを実行するために必要となる用紙のサイズの種類の数よりも多い場合の処理の具体例を示す図である。(B)は、画像処理装置の空きトレイの数が、ジョブを実行するために必要となる用紙のサイズの種類の数よりも少ない場合の処理の具体例を示す図である。
1台の画像処理装置に対してリモート操作を行う3人のユーザがいる場合の処理のうち、図8とは異なる処理の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<情報処理システムの構成>
図1は、本実施の形態が適用される情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。
情報処理システム1は、画像処理装置10と、ユーザ端末30-1乃至30-n(nは1以上の整数値)とがネットワーク90を介して接続されることにより構成されている。ネットワーク90は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット等である。以下、ユーザ端末30-1乃至30-nの各々を個別に説明する必要がない場合には、これらをまとめて「ユーザ端末30」と呼ぶ。
【0010】
(画像処理装置)
画像処理装置10は、情報処理システム1を利用するユーザの入力操作に応じて各種の処理を行う情報処理装置である。例えば、画像処理装置10は、用紙等の媒体に画像を形成する処理、画像が形成された記録媒体を出力する処理、用紙等に形成された画像を読み取る処理などを行う。画像処理装置10としては、例えば、トナー像を用紙の印刷面に形成するいわゆる電子写真方式の複合機や、インクを用紙の印刷面に吐出するいわゆるインクジェット方式のプリンタ等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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