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公開番号
2025011629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113853
出願日
2023-07-11
発明の名称
セメント組成物の流動性向上システム、及び、セメント組成物の流動性向上方法
出願人
株式会社大林組
,
株式会社カイジョー
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
B28C
5/48 20060101AFI20250117BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】セメント組成物の流動性を効率的に短時間で向上させつつ、流動性の持続性を高めること。
【解決手段】骨材を有する流動状態のセメント組成物を収容する第1収容部、及び、媒体を収容する第2収容部を備え、所定方向に長さを有する収容器と、前記セメント組成物に振動を付与する振動付与装置と、前記媒体を介して前記セメント組成物に超音波を照射する超音波照射装置と、を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
骨材を有する流動状態のセメント組成物を収容する第1収容部、及び、媒体を収容する第2収容部を備え、所定方向に長さを有する収容器と、
前記セメント組成物に振動を付与する振動付与装置と、
前記媒体を介して前記セメント組成物に超音波を照射する超音波照射装置と、
を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
前記セメント組成物は、前記第1収容部の前記所定方向の一方側から他方側へ流れ、
前記超音波照射装置は、前記第1収容部の前記所定方向の前記一方側に対応する位置から前記他方側に対応する位置まで、連続して又は間欠的に設けられていることを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
前記セメント組成物は、前記第1収容部の前記所定方向の一方側から他方側へ流れ、
前記振動付与装置は、前記第1収容部の前記所定方向の前記一方側に設けられていることを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
流動状態の前記セメント組成物を前記第1収容部に供給する供給装置と、
前記第1収容部から前記セメント組成物を受け入れて打設場所に送り出す送出装置と、
を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項5】
請求項4に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
前記第1収容部は、前記所定方向における前記供給装置側から前記送出装置側に向かって下方に傾斜していることを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項6】
請求項4に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
前記第1収容部の前記セメント組成物を、前記所定方向における前記供給装置側から前記送出装置側に向かって搬送する搬送機構を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
前記振動付与装置は、振動子によって振動し、且つ前記セメント組成物の面方向に広がる治具を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
前記媒体を冷却する冷却装置と、前記媒体を循環する循環装置とのうちの、少なくとも一方を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項9】
請求項1又は2に記載のセメント組成物の流動性向上システムであって、
前記媒体は脱気液体であることを特徴とするセメント組成物の流動性向上システム。
【請求項10】
骨材を有する流動状態のセメント組成物に振動を付与する振動付与工程と、
媒体を介して前記セメント組成物に超音波を照射する超音波照射工程と、
を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セメント組成物の流動性向上システム、及び、セメント組成物の流動性向上方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フレッシュコンクリート、フレッシュモルタル及びフレッシュセメントペーストのいずれかである材料に対して、水等の媒体を介して超音波を照射することで、材料の流動性が向上することを確認する試験が開示されている。また、超音波を照射しない材料に比べて、超音波照射を行った材料の方が、フロー性状が維持される試験結果も示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-147195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている試験では1.5リットル程度の少量の材料(セメントペースト)を対象としている。そのため、超音波照射装置の出力が100~600W程度と小さく、超音波の照射時間も3~5分程度と短くとも、材料の流動性を向上させることができていた。しかし、実際の施工現場等では多量のセメント組成物の流動性を向上させなければならない。そのためには非常に大きな超音波のエネルギーが必要となり、超音波照射装置を大型化したり、長時間に亘り超音波を照射したりしなければならない。そのため、セメント組成物に超音波を照射することで流動性の持続性を高められるものの、現実に実装することが困難であった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、セメント組成物の流動性を効率的に短時間で向上させつつ、流動性の持続性を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するために本発明は、
骨材を有する流動状態のセメント組成物を収容する第1収容部、及び、媒体を収容する第2収容部を備え、所定方向に長さを有する収容器と、
前記セメント組成物に振動を付与する振動付与装置と、
前記媒体を介して前記セメント組成物に超音波を照射する超音波照射装置と、
を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システムである。
本発明の他の特徴については、本明細書の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、セメント組成物の流動性を効率的に短時間で向上させつつ、流動性の持続性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
流動性向上システム1の全体斜視図である。
流動性向上システム1の一部の概略断面図である。
振動付与装置20の斜視図である。
図4Aは試験装置40の概略断面図であり、図4Bは試験装置40の概略上面図である。
セメントペーストを試料とした試験1の結果を示すグラフである。
モルタルを試料とした試験2の結果を示すグラフである。
モルタルを試料とした試験2の結果を示すグラフである。
コンクリートを試料とした試験3の結果を示すグラフである。
流動性向上システム1の変形例の説明図である。
図10A及び図10Bは流動性向上システム1の変形例の説明図である。
セメント組成物2の流動性向上方法のフローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(態様1)
骨材を有する流動状態のセメント組成物を収容する第1収容部、及び、媒体を収容する第2収容部を備え、所定方向に長さを有する収容器と、前記セメント組成物に振動を付与する振動付与装置と、前記媒体を介して前記セメント組成物に超音波を照射する超音波照射装置と、を有することを特徴とするセメント組成物の流動性向上システムである。
【0010】
態様1によれば、振動付与装置によりセメント組成物の凝集を解きつつ、セメント組成物に超音波を付与できる。したがって、振動付与装置と超音波照射装置の一方のみを作用させる場合に比べて、セメント組成物の流動性を効率的に短時間で向上させることができる。また、セメント組成物に超音波を付与することで、流動性の持続性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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