TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024172202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089761
出願日2023-05-31
発明の名称CO2排出量予測方法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約【課題】建物のCO2排出量を、小さな手間やコストで予測する。
【解決手段】建物について、燃料及び電力の少なくとも何れかに由来して排出されるCO2の排出量を予測するCO2排出量予測方法であって、前記建物の建物諸元及び工事情報を含む建物情報を取得する建物情報取得ステップと、前記建物諸元のうちの第一諸元を用いて当該建物の建物型式を特定する建物型式特定ステップと、を有し、実績データに基づいて予め構築されたCO2排出量の予測式を用いて、前記工事情報のうちの請負金に関する情報と、前記建物諸元のうちの第二諸元と、前記建物型式と、に基づいてCO2排出量を予測する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建物について、燃料及び電力の少なくとも何れかに由来して排出されるCO2の排出量を予測するCO2排出量予測方法であって、
前記建物の建物諸元及び工事情報を含む建物情報を取得する建物情報取得ステップと、
前記建物諸元のうちの第一諸元を用いて当該建物の建物型式を特定する建物型式特定ステップと、
を有し、
実績データに基づいて予め構築されたCO2排出量の予測式を用いて、前記工事情報のうちの請負金に関する情報と、前記建物諸元のうちの第二諸元と、前記建物型式と、に基づいてCO2排出量を予測する、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載のCO2排出量予測方法であって、
前記CO2排出量は、A×前記請負金+B×前記第二諸元+C×前記建物型式に応じた数値+燃料及び電力の少なくとも何れかに由来する定数項によって算出される、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
【請求項3】
請求項2に記載のCO2排出量予測方法であって、
燃料由来の前記CO2排出量を算出する予測式と、電力由来の前記CO2排出量を算出する予測式とでは、前記A及び前記B及び前記C及び前記定数項の少なくとも何れかが異なる、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載のCO2排出量予測方法であって、
前記建物情報取得ステップと、前記建物型式特定ステップとの間に、
前記建物情報が前記予測式の適用範囲内であることを確認する予測式適用範囲内確認ステップを更に有する、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
【請求項5】
請求項1~3の何れか1項に記載のCO2排出量予測方法であって、
前記建物の建設時に排出されるCO2の排出量を予測する、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
【請求項6】
請求項1~3の何れか1項に記載のCO2排出量予測方法であって、
前記建物の運用時に排出されるCO2の排出量を予測する、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
【請求項7】
請求項1~3の何れか1項に記載のCO2排出量予測方法であって、
前記建物諸元は、少なくとも、延床面積、地上階数、地下階数、建物用途、に関する情報を含む、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
【請求項8】
請求項7に記載のCO2排出量予測方法であって、
前記第一諸元は、前記延床面積、前記地上階数、前記建物用途に関する情報であり、
前記第二諸元は、前記地下階数に関する情報である、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、CO2排出量予測方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、環境問題に対する関心が高まっており、建設業界においても二酸化炭素(CO2)の排出量削減が要求されている。そのような中で、建物の建設時や運用時におけるCO2の排出量を予測する技術が注目されている。例えば、特許文献1には、建物に用いられる建設資材の二酸化炭素排出量を積み上げて算定することによって、建物の総二酸化炭素排出量を精度よく予測する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-91900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の二酸化炭素(CO2)排出量予測は、建物の計画数量毎に排出原単位(例えばコンクリート1立米あたりの施工に係る排出量)を乗じて積み上げる等の方法が一般的であった。この計画数量については、設計図面から乗算したり、BIMを用いて積算したりすることによって算出するが、算出対象範囲が多岐にわたり、また設計変更が生じた場合に計算をやり直す必要が生じる等、手間やコストが大きかった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建物のCO2排出量を、小さな手間やコストで予測することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための主たる発明は、建物について、燃料及び電力の少なくとも何れかに由来して排出されるCO2の排出量を予測するCO2排出量予測方法であって、前記建物の建物諸元及び工事情報を含む建物情報を取得する建物情報取得ステップと、前記建物諸元のうちの第一諸元を用いて当該建物の建物型式を特定する建物型式特定ステップと、を有し、実績データに基づいて予め構築されたCO2排出量の予測式を用いて、前記工事情報のうちの請負金に関する情報と、前記建物諸元のうちの第二諸元と、前記建物型式と、に基づいてCO2排出量を予測する、ことを特徴とするCO2排出量予測方法である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、建物のCO2排出量を、小さな手間やコストで予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
建物の建設現場におけるCO2排出量の要目の一例について表した表である。
従来のCO2排出量予測方法の一例について説明する図である。
本実施形態におけるCO2排出量予測方法のフロー図である。
建物情報取得ステップにて取得される情報の一例について説明する図である。
予測式適用範囲内確認ステップで確認する情報の例について説明する図である。
建物型式の特定方法について説明する図である。
CO2排出量を算出するために用いられるCO2排出量の予測式について説明する図である。
CO2排出量の予測式に適用される係数A~C及び定数項Dの例について説明する表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
建物について、燃料及び電力の少なくとも何れかに由来して排出されるCO2の排出量を予測するCO2排出量予測方法であって、前記建物の建物諸元及び工事情報を含む建物情報を取得する建物情報取得ステップと、前記建物諸元のうちの第一諸元を用いて当該建物の建物型式を特定する建物型式特定ステップと、を有し、実績データに基づいて予め構築されたCO2排出量の予測式を用いて、前記工事情報のうちの請負金に関する情報と、前記建物諸元のうちの第二諸元と、前記建物型式と、に基づいてCO2排出量を予測する、ことを特徴とするCO2排出量予測方法。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社大林組
1か月前
株式会社大林組
照明
1か月前
株式会社大林組
障子
1か月前
株式会社大林組
建築物
1か月前
株式会社大林組
接合方法
16日前
株式会社大林組
支持架構
1か月前
株式会社大林組
免震構造
1か月前
株式会社大林組
吹出口装置
1か月前
株式会社大林組
免震構造物
20日前
株式会社大林組
壁材形成方法
今日
株式会社大林組
開口補強方法
1か月前
株式会社大林組
天井支持架構
1か月前
株式会社大林組
外装交換装置
1か月前
株式会社大林組
木材塗装方法
2か月前
株式会社大林組
蓄熱システム
12日前
株式会社大林組
床版取替え工法
20日前
株式会社大林組
構真柱の構築方法
1か月前
株式会社大林組
ドレンチャー設備
16日前
株式会社大林組
構造体の施工方法
5日前
株式会社大林組
遮光体開閉システム
1か月前
株式会社大林組
木質板材の加工方法
1か月前
株式会社大林組
インバート更新工法
20日前
株式会社大林組
建物構造及び建築方法
26日前
株式会社大林組
雨水貯留浸透システム
1日前
株式会社大林組
セメント系水硬性材料
16日前
株式会社大林組
形成方法及び形成装置
2か月前
株式会社大林組
浮体式構造物の設置方法
1か月前
株式会社大林組
難燃処理木材の評価方法
14日前
株式会社大林組
既存建物の免震改修方法
1日前
株式会社大林組
桟瓦および桟瓦の製造方法
1か月前
株式会社大林組
建築物の基礎構造及び方法
26日前
株式会社大林組
構造物形成方法及び構造物
9日前
株式会社シェルター
構造体
27日前
株式会社シェルター
構造体
27日前
株式会社大林組
開口補強方法及び開口補強部材
1か月前
株式会社大林組
コンクリート構造及び接合方法
16日前
続きを見る