TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024171012
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023087841
出願日
2023-05-29
発明の名称
吹付け方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/94 20060101AFI20241204BHJP(建築物)
要約
【課題】ムラが少ない状態で被覆材を被覆するための吹付け方法を提供する。
【解決手段】吹付け装置のロボットアームの先端部に取り付けた吹付けノズルを用いて、H形鋼の梁の外周に被覆材を吹付ける。この場合、吹付けノズルを下方から上方に移動させながら、ウェブの第1面に対して、側方から被覆材を吹付ける処理により、ウェブを被覆材で被覆する。そして、上フランジの下面及び側面に対して、吹付けノズルから、被覆材を上方斜めに吹付け、下フランジの第1面側の上面に対して、吹付けノズルから被覆材を下方斜めに吹付ける。更に、吹付けノズルを下方に移動させながら、下フランジの第1面側の側面に対して、側方から被覆材を吹付けることにより、第1面側についての片面吹付け処理を実行する。その後、第1面と反対の第2面について、片面吹付け処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ロボットアームの先端部に取り付けた吹付けノズルの位置に基づいて、H形鋼の梁の外周に被覆材を吹付ける吹付け方法であって、
前記吹付けノズルから、前記H形鋼のウェブの第1面に対して、側方から前記被覆材を吹付けることにより、下方から前記ウェブを前記被覆材で被覆し、
前記H形鋼の前記第1面側の上フランジの下面及び側面に対して、前記吹付けノズルから、前記被覆材を上方斜めに吹付け、
前記H形鋼の下フランジの前記第1面側の上面に対して、前記吹付けノズルから前記被覆材を下方斜めに吹付け、
前記吹付けノズルを、前記下フランジの前記第1面側の側面に対して、側方から前記被覆材を吹付けることにより、前記第1面側についての片面吹付け処理を実行した後、
前記第1面と反対の第2面について、前記片面吹付け処理を実行することを特徴とする吹付け方法。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記ウェブの前記第1面に前記被覆材を吹付ける前に、前記第1面側の前記下フランジの前記下面に対して、前記吹付けノズルから斜め上方に、前記被覆材を吹付けることを特徴とする請求項1に記載の吹付け方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、梁等の建築部材に対して、断熱材等の被覆材を吹付ける吹付け方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ロボットを用いて、鉄骨梁等の建築部材の表面を、ロックウール等の耐火被覆材で被覆することにより、耐火仕上げを行なうことがある。この場合、ロボットによる被覆材の被覆を高精度で効率的に行なう吹付け装置が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の吹付け装置は、吹付け手段を備える多関節構造のロボットアームと、このロボットアームを支持する走行部と、を有する。更に、この吹付け装置の走行部は、ロボットアームを昇降する昇降装置と、走行部上で施工対象面に沿う方向にロボットアームを移動させる横行装置と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-20206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、吹付けを行なう建築部材の形状や箇所によっては、被覆材を均等に吹付けることが難しいことがある。例えば、建築部材の下面に対して、被覆材を真下から吹付けた場合には、吹付けた被覆材が重力により垂れ下がるため、吹き付けた被覆材が剥落する落綿が生じる可能性もある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する吹付け方法は、ロボットアームの先端部に取り付けた吹付けノズルの位置に基づいて、H形鋼の梁の外周に被覆材を吹付ける吹付け方法であって、前記吹付けノズルから、前記H形鋼のウェブの第1面に対して、側方から前記被覆材を吹付けることにより、下方から前記ウェブを前記被覆材で被覆し、前記H形鋼の前記第1面側の上フランジの下面及び側面に対して、前記吹付けノズルから、前記被覆材を上方斜めに吹付け、前記H形鋼の下フランジの前記第1面側の上面に対して、前記吹付けノズルから前記被覆材を下方斜めに吹付け、前記吹付けノズルを、前記下フランジの前記第1面側の側面に対して、側方から前記被覆材を吹付けることにより、前記第1面側についての片面吹付け処理を実行した後、前記第1面と反対の第2面について、前記片面吹付け処理を実行する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ムラが少ない状態で被覆材を被覆することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態における吹き付け装置の構成を説明する模式図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の被覆材を形成する吹付け処理の処理手順を説明する流れ図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の下フランジの下面に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の延在方向の吹付け部の移動軌跡を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁のウェブの第1面(右側面)に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の上フランジの下面及び側面(小端)に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の下フランジの上面に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の下フランジの側面(小端)に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の下フランジの下面に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁のウェブの第2面(左側面)に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の上フランジの下面及び側面(小端)に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の下フランジの上面に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
実施形態におけるH形鋼の梁の下フランジの側面(小端)に被覆材を形成する吹付け処理を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図14を用いて、被覆材の施工方法を具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、建築部材としてのH形鋼で構成された鉄骨梁に対して、ロックウール等の耐火被覆材や断熱材等の被覆材を吹付ける吹付け方法として説明する。
【0009】
図1に示すように、本実施形態の吹付け装置20は、本体部21及び端末装置40を備えている。端末装置40は、吹付け装置20の本体部21に内蔵されている。
(ハードウェア構成例)
図2は、端末装置40等として機能する情報処理装置H10のハードウェア構成例である。
【0010】
情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を有する。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアを有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社大林組
継手
20日前
株式会社大林組
建築物
2か月前
株式会社大林組
鉄骨梁
13日前
株式会社大林組
建築物
20日前
株式会社大林組
建築物
1か月前
株式会社大林組
構造体
14日前
株式会社大林組
建築物
1か月前
株式会社大林組
鉄骨梁
13日前
株式会社大林組
締結構造
20日前
株式会社大林組
攪拌装置
2か月前
株式会社大林組
誘導装置
2か月前
株式会社大林組
締結構造
20日前
株式会社大林組
外装構造
6日前
株式会社大林組
外装構造
6日前
株式会社大林組
外装構造
6日前
株式会社大林組
吹付け方法
今日
株式会社大林組
固定用基礎
2か月前
株式会社大林組
吹付け方法
今日
株式会社大林組
吹付け方法
今日
株式会社大林組
ケレン装置
1か月前
株式会社大林組
建築物の屋根
1か月前
株式会社大林組
柱の接合構造
1か月前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
20日前
株式会社大林組
柱の設計方法
1か月前
株式会社大林組
管路接続工法
1か月前
株式会社大林組
制振システム
1か月前
株式会社大林組
制振システム
1か月前
株式会社大林組
建築物の躯体
1か月前
株式会社大林組
耐震補強構造
今日
株式会社大林組
摩擦ダンパー
20日前
株式会社大林組
柱梁接合構造
2か月前
株式会社大林組
構造物形成方法
2か月前
株式会社大林組
避雷用コネクタ
1か月前
株式会社大林組
建物の外皮構造
2か月前
株式会社大林組
地盤構造推定方法
21日前
株式会社大林組
地盤構造推定方法
21日前
続きを見る
他の特許を見る