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公開番号
2025011595
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113793
出願日
2023-07-11
発明の名称
誤り率測定装置及び誤り率測定方法
出願人
アンリツ株式会社
代理人
弁理士法人有我国際特許事務所
主分類
H04L
1/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】入力信号の誤り率測定において、所望の信頼性レベルを得られる測定時間を算出することができる誤り率測定装置及び誤り率測定方法を提供する。
【解決手段】誤り率測定装置は、変数min_xを2で割った値と、変数max_xを2で割った値との和xを算出する平均値算出部31と、和xを用いて暫定信頼性レベルCLxを算出する暫定信頼性レベル算出部32と、暫定信頼性レベルCLxが目標信頼性レベルCL
S
以下の場合に変数min_xに和xを代入し、暫定信頼性レベルCLxが目標信頼性レベルCL
S
よりも大きい場合に変数max_xに和xを代入する上下限値更新部33と、平均値算出部31により算出された和xの値の変化が所定の範囲に収束した場合に、収束した和xをデータレートと目標誤り率ER
S
との積で割った値を測定時間として算出する測定時間算出部38と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被測定物(200)からの入力信号の誤り率を測定する誤り率測定装置(1)であって、
目標信頼性レベル、前記入力信号のデータレート、前記入力信号の目標誤り率、及び、前記入力信号の測定時間中の想定エラー数に基づいて、前記目標信頼性レベルを与える前記測定時間を算出する処理部(30)を備え、
前記処理部は、
変数min_xを2で割った値と、変数max_xを2で割った値との和xを算出する平均値算出部(31)と、
前記和xを下記の式(2)に代入して、暫定信頼性レベルCLxを算出する暫定信頼性レベル算出部(32)と、
前記暫定信頼性レベルCLxが前記目標信頼性レベル以下の場合に前記変数min_xに前記和xを代入し、前記暫定信頼性レベルCLxが前記目標信頼性レベルよりも大きい場合に前記変数max_xに前記和xを代入する上下限値更新部(33)と、を含み、
前記処理部は、
最新の前記変数min_xと最新の前記変数max_xを用いて、前記平均値算出部、前記暫定信頼性レベル算出部、及び前記上下限値更新部の処理を繰り返し、
前記平均値算出部により算出された前記和xの値の変化が所定の範囲に収束した場合に、収束した前記和xを前記データレートと前記目標誤り率との積で割った値を前記測定時間として算出する測定時間算出部(38)を更に含むことを特徴とする誤り率測定装置。
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【請求項2】
前記平均値算出部により算出された前記和xは丸め誤差を含んでおり、
前記測定時間算出部は、前記和xの有効数字が一定値に収束した場合に、収束した前記和xを前記データレートと前記目標誤り率との積で割った値を前記測定時間として算出することを特徴とする請求項1に記載の誤り率測定装置。
【請求項3】
前記和xは、倍精度浮動小数点数のデータであり、
前記有効数字は、倍精度浮動小数点数の仮数部であることを特徴とする請求項2に記載の誤り率測定装置。
【請求項4】
前記測定時間算出部により算出された前記測定時間にわたって前記入力信号の誤り率を算出する誤り率算出部(25)を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の誤り率測定装置。
【請求項5】
被測定物(200)からの入力信号の誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
目標信頼性レベル、前記入力信号のデータレート、前記入力信号の目標誤り率、及び、前記入力信号の測定時間中の想定エラー数を入力する入力ステップ(S22)と、
変数min_xと変数max_xに初期値を設定するステップ(S24)と、
前記変数min_xを2で割った値と、前記変数max_xを2で割った値との和xを算出する平均値算出ステップ(S25)と、
前記和xを下記の式(2)に代入して、暫定信頼性レベルCLxを算出する暫定信頼性レベル算出ステップ(S27)と、
前記暫定信頼性レベルCLxが前記目標信頼性レベル以下の場合に前記変数min_xに前記和xを代入する下限値更新ステップ(S29)と、
前記暫定信頼性レベルCLxが前記目標信頼性レベルよりも大きい場合に前記変数max_xに前記和xを代入する上限値更新ステップ(S30)と、
最新の前記変数min_xと最新の前記変数max_xを用いて、前記平均値算出ステップ、前記暫定信頼性レベル算出ステップ、前記下限値更新ステップ、及び前記上限値更新ステップの処理を繰り返すステップ(S26)と、
前記平均値算出ステップにより算出された前記和xの値の変化が所定の範囲に収束した場合に、収束した前記和xを前記データレートと前記目標誤り率との積で割った値を、前記目標信頼性レベルを与える前記測定時間として算出する測定時間算出ステップ(S31)と、を含むことを特徴とする誤り率測定方法。
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【請求項6】
前記平均値算出ステップにより算出された前記和xは丸め誤差を含んでおり、
前記測定時間算出ステップは、前記和xの有効数字が一定値に収束した場合に、収束した前記和xを前記データレートと前記目標誤り率との積で割った値を前記測定時間として算出することを特徴とする請求項5に記載の誤り率測定方法。
【請求項7】
前記測定時間算出ステップにより算出された前記測定時間にわたって前記入力信号の誤り率を算出する誤り率算出ステップ(S34)を更に含むことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の誤り率測定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被測定物から入力される信号の誤り率を測定する誤り率測定装置及び誤り率測定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
以前から誤り率測定装置(Bit Error Rate Tester:BERT)において誤り率(エラーレート)の測定が行われている(例えば、特許文献1~3参照)。誤り率の測定は、被測定物である各種の通信機器の性能を評価する際の非常に重要な解析手段となっている。
【0003】
実際のシステムで発生するエラーのほとんどはランダムノイズによるものであり、ランダムな時間でエラーが発生する。また、Decision Feedback Equalizer(DFE)を使用しているシステムでは、ランダムなエラーがバーストエラーとなる可能性がある。
【0004】
このため、通常ビット誤り率(Bit Error Rate:BER)の信頼性の評価は、下記の式(1)で定義される信頼性レベル(Confidence Level)を用いて、E≧1の条件で行われる。ここで、式(1)の信頼性レベルCLは、目標とするBER(目標BER)よりもシステムの真のBERが小さくなる確率を示す。
【0005】
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【0006】
なお、式(1)において、
N:ビットレート[bit/s]×測定時間[s](測定ビット数)
BER
S
:目標BER
E:想定エラー数
である。
【0007】
事前定義された目標BERに対して、所望の信頼性レベルCLを実現するために必要な測定時間は、所望の信頼性レベルCLやビットレートによって異なる。例えば、エラーフリー測定時にE=0とするときはBER
S
とCLが与えられれば式(1)をNについて解くのは簡単だが、E≧1のとき式(1)をNについて解くことは数学的にとても難しく現実的ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6818056号公報
特開2007-155457号公報
特表2017-538367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
つまり、特許文献1~3に開示されたような従来の誤り率測定装置は、想定エラー数Eが1以上のとき、要求される信頼性レベルを実現するために、測定時間をどの程度の長さにする必要があるのかを自動的に評価することができなかった。
【0010】
実際には、ユーザが設定する測定時間のステップは1秒若しくは0.1秒ステップであり、数学的に厳密的に測定時間を求める必要性はない。例えば、ビットレート=32Gbit/s、BER
S
=1E-10、E=2のとき、測定時間に対する信頼性レベルCLは、図9のグラフに示すようになる。例えばCL=95%のときの測定時間はおおよそ1.967秒程度だが、現実的には2秒(CL=95.36%)の精度で十分である。
(【0011】以降は省略されています)
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