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公開番号
2025011432
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113546
出願日
2023-07-11
発明の名称
ボールねじ及びボールねじの製造方法
出願人
日本精工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
25/24 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ナットを短くすることができるボールねじ、及びそのようなボールねじの製造方法を提供する。
【解決手段】ボールねじ1は、ねじ溝21が外周面2aに形成されたねじ軸2と、ねじ溝33及び循環溝34が内周面31bに形成された本体部31を有するナット3と、ねじ溝21及びねじ溝33により形成された転動路10に配置され、循環溝34を介して循環されながら転動路10において転動する複数のボール4と、を備える。ナット3は、本体部31の外周面31aから径方向の外側に突出したフランジ部32を更に有する。本体部31のうち径方向においてフランジ部32と重なるフランジ形成部分311の内周面に、ねじ溝33及び循環溝34が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ねじ溝が外周面に形成されたねじ軸と、
第2ねじ溝及び循環溝が内周面に形成された本体部を有するナットと、
前記第1ねじ溝及び前記第2ねじ溝により形成された転動路に配置され、前記循環溝を介して循環されながら前記転動路において転動する複数のボールと、を備え、
前記ナットは、前記本体部の外周面から径方向の外側に突出したフランジ部を更に有し、
前記本体部のうち径方向において前記フランジ部と重なる部分の内周面に、前記第2ねじ溝及び前記循環溝が形成されている、ボールねじ。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記フランジ部の外周面には、径方向において前記循環溝と重なるように配置された凹部が形成されている、請求項1に記載のボールねじ。
【請求項3】
前記凹部は、径方向において前記循環溝の全体と重なっている、請求項2に記載のボールねじ。
【請求項4】
前記凹部の底面は、軸方向から見た場合に径方向の外側に向けて突出するように湾曲している、請求項2又は3に記載のボールねじ。
【請求項5】
軸方向から見た場合に、前記循環溝の幅は、前記凹部の幅以下である、請求項2又は3に記載のボールねじ。
【請求項6】
前記循環溝及び前記凹部が形成された位置において、前記ナットの厚さは、前記循環溝の深さの4倍よりも小さい、請求項2又は3に記載のボールねじ。
【請求項7】
前記フランジ部の外周面には、前記凹部との関係において周方向における前記ナットの重量バランスを調整するための調整凹部が形成されており、前記調整凹部は、径方向において前記循環溝と重ならないように配置されている、請求項2又は3に記載のボールねじ。
【請求項8】
前記循環溝は、径方向から見た場合にS字状に延在しており、
前記凹部は、径方向から見た場合に、前記循環溝に対応した形状に形成されている、請求項2又は3に記載のボールねじ。
【請求項9】
軸方向における前記フランジ部の端面には、軸方向に沿って延在する挿入穴が形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のボールねじ。
【請求項10】
前記フランジ部の外周面には、周方向に沿って延在する軌道溝が形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のボールねじ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールねじ及びボールねじの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ボールねじのナットには、種々の目的でフランジ部が形成される場合がある。例えば特許文献1に記載のボールねじでは、フランジ部の外周面に軸受の内輪軌道面が形成されており、ナットが軸受の内輪として機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許第3208164号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボールねじにおいては、ねじ軸とナットとの間に形成された転動路をボールが転動する。また、転動路においてボールを循環させるために、循環路が設けられる。循環路を設ける方法としては、特許文献1に記載のボールねじのように、循環路が形成された循環部品をナットに取り付けることが考えられる。或いは、循環路を構成する循環溝をナットの内周面に形成することが考えられる。
【0005】
しかしながら、いずれの方法においても、ナットのうちフランジ部が形成された部分に循環路を形成することは難しく、当該部分には循環路及びねじ溝が形成されない。これは、上述した前者の方法では、フランジ部が形成された部分には循環部品を取り付けることができないためである。また、上述した後者の方法では、例えば鍛造によりナットの内周面に循環溝を形成する場合、フランジ部が形成された部分は厚いため変形し難く、循環溝を形成することができないためである。上述した理由により、従来のボールねじではナットのうちフランジ部が形成された部分に循環路及びねじ溝を形成することができず、軸方向におけるナットの長さが長くなってしまう。
【0006】
そこで、本発明は、ナットを短くすることができるボールねじ、及びそのようなボールねじの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のボールねじは、[1]「第1ねじ溝が外周面に形成されたねじ軸と、第2ねじ溝及び循環溝が内周面に形成された本体部を有するナットと、前記第1ねじ溝及び前記第2ねじ溝により形成された転動路に配置され、前記循環溝を介して循環されながら前記転動路において転動する複数のボールと、を備え、前記ナットは、前記本体部の外周面から径方向の外側に突出したフランジ部を更に有し、前記本体部のうち径方向において前記フランジ部と重なる部分の内周面に、前記第2ねじ溝及び前記循環溝が形成されている、ボールねじ」である。
【0008】
このボールねじでは、本体部のうち径方向においてフランジ部と重なる部分(以下、「フランジ形成部分」ともいう)の内周面に第2ねじ溝及び循環溝が形成されているため、フランジ形成部分に第2ねじ溝及び転動路が形成されない場合と比べて、ナットを短くすることが可能となる。
【0009】
本発明のボールねじは、[2]「前記フランジ部の外周面には、径方向において前記循環溝と重なるように配置された凹部が形成されている、[1]に記載のボールねじ」であってもよい。このようなボールねじは、例えば、フランジ部の外周面に凹部が形成された状態で、径方向において当該凹部と重なる位置に循環溝を形成する工程を経て製造され得る。その場合、凹部によってフランジ形成部分の厚さを部分的に薄くすることで循環溝の形成が可能となり、フランジ形成部分の内周面に循環溝を形成することができる。その結果、ナットを短くすることが可能となる。
【0010】
本発明のボールねじは、[3]「前記凹部は、径方向において前記循環溝の全体と重なっている、[2]に記載のボールねじ」であってもよい。このようなボールねじの製造工程においては、フランジ形成部分の内周面に循環溝が良好に形成され得る。その結果、ナットを短くすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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