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公開番号
2025021020
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124702
出願日
2023-07-31
発明の名称
リニアガイド
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
F16C
29/06 20060101AFI20250205BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】簡易且つ低コストな構成の潤滑ユニットによって、長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できるリニアガイドを提供する。
【解決手段】案内レールと、スライダと、潤滑ユニットと、を備え、潤滑ユニットは、潤滑剤供給部材と、ケースと、抑え部材と、を有し、ケースの内周壁の少なくとも一部に、潤滑剤供給部材の外縁に対して傾斜する押圧面を設け、潤滑剤供給部材は、抑え部材と押圧面とに押されて変形することにより、前記案内レールへの接触力が加えられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
案内レールと、
前記案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、
潤滑剤を含浸可能な潤滑剤供給部材を有し、前記スライダの軸方向の端部に取付けられる潤滑ユニットと、を備え、
前記潤滑ユニットは、前記潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材を収容するケースと、前記潤滑剤供給部材を前記スライダとの間で挟むように取付ける抑え部材と、を有し、
前記ケースの内周壁の少なくとも一部に、前記潤滑剤供給部材の外縁に対して傾斜する押圧面を設け、
前記潤滑剤供給部材は、前記抑え部材と前記押圧面とに押されて変形することにより、前記案内レールへの接触力が加えられる、
リニアガイド。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記押圧面を前記スライダの進行方向に対して左右両側面に設ける、
請求項1に記載のリニアガイド。
【請求項3】
前記潤滑ユニットを前記スライダに固定するためのネジ部材を設け、
前記ネジ部材の締結力を調整することによって、前記潤滑剤供給部材の前記案内レールへの接触力を調整する、
請求項1又は2に記載のリニアガイド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑ユニットを備えたリニアガイドに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、リニアガイドは、軸方向に延びる案内レールと、案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、を備え、案内レール及びスライダに形成された転動体転動溝間を循環する複数の転動体(ボール)を介して、スライダが案内レール上を軸方向に相対移動する。リニアガイドを長期間に亘って安定して使用するためには、転動体転動溝及びボールに十分な量の潤滑剤を供給して、潤滑状態を良好に維持することが重要である。
【0003】
このため、潤滑剤を含有する多孔質の潤滑剤供給部材をケース内に収容してスライダの端部に取り付け、案内レールの転動体転動溝に接触する潤滑剤供給部材から潤滑剤を供給するリニアガイドが開示されている。しかし、潤滑剤供給部材は、長期間の使用によって含浸された潤滑剤の量が少なくなると収縮するため、案内レールの転動体転動溝との接触状態が保てなくなる。
【0004】
特許文献1では、スライダの幅方向に設けられたケースの側壁に、潤滑剤供給部材の一対の袖部をスライダの幅方向内側に向けてそれぞれ押圧するネジ部材や弾性部材からなる一対の側面押圧手段を設けたリニアガイドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-79259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、潤滑剤の量が少なくなって潤滑剤供給部材が収縮しても転動体転動溝に潤滑剤を安定して供給可能にすることを目的としているが、潤滑ユニットに、ネジ部材や弾性体からなる別体の側面押圧手段を設ける必要があるため、製造コストが高くなるという課題があった。
【0007】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易且つ低コストな構成の潤滑ユニットによって、長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できるリニアガイドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 案内レールと、
前記案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、
潤滑剤を含浸可能な潤滑剤供給部材を有し、前記スライダの軸方向の端部に取付けられる潤滑ユニットと、を備え、
前記潤滑ユニットは、前記潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材を収容するケースと、前記潤滑剤供給部材を前記スライダとの間で挟むように取付ける抑え部材と、を有し、
前記ケースの内周壁の少なくとも一部に、前記潤滑剤供給部材の外縁に対して傾斜する押圧面を設け、
前記潤滑剤供給部材は、前記抑え部材と前記押圧面とに押されて変形することにより、前記案内レールへの接触力が加えられる、
リニアガイド。
【発明の効果】
【0009】
本発明のリニアガイドによれば、潤滑ユニットとは別体の部材を用いることなく、潤滑剤供給部材を押圧する押圧手段を設けることができるため、簡易且つ低コストな構成で長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明に係るリニアガイドの斜視図である。
図2は、図1に示すスライダの斜視図である。
図3は、図2に示すスライダの一部分解斜視図である。
図4(A)は、潤滑ユニットを示す正面図であり、図4(B)は、潤滑ユニットを案内レールに取付ける前の状態を示した図4(A)のA-A断面図であり、図4(C)は、潤滑ユニットを案内レールに取付けた後の状態を示した図4(A)のA-A断面図である。
図5(A)は、第2実施形態の潤滑ユニットを示す正面図であり、図5(B)は、第2実施形態の潤滑ユニットを案内レールに取付ける前の状態を示した図5(A)のB-B断面図であり、図5(C)は、第2実施形態の潤滑ユニットを案内レールに取付けた後の状態を示した図5(A)のB-B断面図である。
図6は、第3実施形態の潤滑ユニットを示した分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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