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公開番号
2025019376
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023122955
出願日
2023-07-28
発明の名称
歯車装置
出願人
株式会社ジェイテクト
代理人
個人
主分類
F16H
1/32 20060101AFI20250131BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】異音の発生を抑制し、長寿命化できる歯車装置の提供。
【解決手段】第一軸部材111と、第一軸部材111の軸芯に対して偏芯した円筒面を有し、第一軸部材と共に回転する偏芯部材120と、偏芯部材120の外周に配置される軸受130と、軸受130の外周に配置される外歯部141と、軸芯方向において外歯部141と並ぶ位置に周方向に複数の内歯が設けられる内歯部142と、外歯部141と内歯部142とを連結する本体部143と、を有する第一歯車140と、第一歯車140の外歯と第一領域241において噛み合う複数の内歯を有する固定歯車150と、第一歯車の内歯と第二領域242において噛み合う複数の外歯を有する第二歯車160と、を備え、第一歯車140の本体部143は、第一領域241と第二領域242との間で潤滑剤を流通させる流通路145を備える歯車装置100。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一軸部材と、
前記第一軸部材の軸芯に対して偏芯した円筒面を有し、前記第一軸部材と共に回転する偏芯部材と、
前記偏芯部材の外周に配置される軸受と、
前記軸受の外周に配置され、周方向に複数の外歯が設けられる外歯部と、軸芯方向において前記外歯部と並ぶ位置に周方向に複数の内歯が設けられる内歯部と、前記外歯部と前記内歯部とを連結する本体部と、を有する第一歯車と、
前記第一歯車の外歯と第一領域において噛み合う複数の内歯を有する固定歯車と、
前記第一歯車の内歯と第二領域において噛み合う複数の外歯を有する第二歯車と、を備え、
前記第一歯車の本体部は、前記第一領域と前記第二領域との間で潤滑剤を流通させる流通路を備える
歯車装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、減速機、または増速機として機能する歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の歯車を備えることで、入力される回転角を減じて出力する減速機が存在する。例えば特許文献1には、内歯歯車に内歯歯車より歯数の少ない外歯歯車を偏芯させて回転させることにより回転角を減じる減速機が記載されている。減速機が備える軸受や歯車などの回転伝達部品は、オイル、グリースなどの潤滑剤により摩擦を低減し、異音の発生の抑制や耐久性の向上が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-113598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが回転伝達部品が動作し続けるうちにオイル、グリースなどの潤滑剤が回転伝達部品の接触部分以外の特定の領域に滞留することがあり、歯車の噛み合い部分に潤滑剤が適切に供給されず、異音の発生や耐久性が低下するなどの課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、潤滑剤を攪拌して循環させることにより潤滑剤の滞留を抑制し、歯車の噛み合い部分にオイル、グリースなどの潤滑剤を供給し続けることができる歯車装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の1つである歯車装置は、第一軸部材と、前記第一軸部材の軸芯に対して偏芯した円筒面を有し、前記第一軸部材と共に回転する偏芯部材と、前記偏芯部材の外周に配置される軸受と、前記軸受の外周に配置され、周方向に複数の外歯が設けられる外歯部と、軸芯方向において前記外歯部と並ぶ位置に周方向に複数の内歯が設けられる内歯部と、前記外歯部と前記内歯部とを連結する本体部と、を有する第一歯車と、前記第一歯車の外歯と第一領域において噛み合う複数の内歯を有する固定歯車と、前記第一歯車の内歯と第二領域において噛み合う複数の外歯を有する第二歯車と、を備え、前記第一歯車の本体部は、前記第一領域と前記第二領域との間で潤滑剤を流通させる流通路を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、固定歯車と第一歯車の外歯との噛み合いにより潤滑剤を固定歯車側から第二歯車側に移動させ、第一歯車の内歯と第二歯車との噛み合いにより潤滑剤を第二歯車側から固定歯車側に移動させることができ、潤滑剤を循環させて歯車の噛み合い部に潤滑剤を供給し続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る歯車装置の構成概要を示す断面図である。
第一歯車を第二歯車側から示す斜視図である。
第一歯車を固定歯車側から示す斜視図である。
別例1の第一歯車を第二歯車側から示す斜視図である。
別例1の歯車装置の構成概要を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る歯車装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するために一例を挙示するものであり、本発明を限定する主旨ではない。例えば、以下の実施の形態において示される形状、構造、材料、構成要素、相対的位置関係、接続状態、数値、数式、方法における各段階の内容、各段階の順序などは、一例であり、以下に記載されていない内容を含む場合がある。また、平行、直交などの幾何学的な表現を用いる場合があるが、これらの表現は、数学的な厳密さを示すものではなく、実質的に許容される誤差、ずれなどが含まれる。また、同時、同一などの表現も、実質的に許容される範囲を含んでいる。
【0010】
また、図面は、本発明を説明するために適宜強調、省略、または比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状、位置関係、および比率とは異なる。また、図中に示す場合があるX軸、Y軸、Z軸は、図の説明のために任意に設定した直交座標を示している。つまりZ軸は、鉛直方向に沿う軸とは限らず、X軸、Y軸は、水平面内に存在するとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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