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公開番号2025025936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131204
出願日2023-08-10
発明の名称直動案内装置
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 29/06 20060101AFI20250214BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】サイドシールのメンテナンス頻度を低減し、ランニングコストの削減を図れる直動案内装置を提供する。
【解決手段】直動案内装置は、スライダの移動方向端部に取り付けられたサイドシールを備え、サイドシールは、芯金と、案内レールに当接する複数のシール部と、芯金に対して付勢力を発生する付勢装置と、付勢力をシール部に伝達する伝達機構とを有し、伝達機構は、付勢装置からの基軸方向に沿った付勢力を一つのシール部に伝達する第1伝達部と、基軸方向に沿った付勢力を基軸方向とは異なる異軸方向の付勢力に変換して他のシール部に伝達する第2伝達部とを有する。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項1】
案内レールと、
前記案内レールに対して長手方向に相対移動するように配置されたスライダと、
前記案内レールと前記スライダとの間に形成される転動体転動路内に沿って転動自在に配置される複数の転動体と、
前記スライダの移動方向端部に取り付けられたサイドシールと、を備え、
前記サイドシールは、芯金と、前記案内レールに当接する複数のシール部と、前記芯金に対して付勢力を発生する付勢装置と、前記付勢力を前記シール部に伝達する伝達機構とを有し、
前記伝達機構は、前記付勢装置からの基軸方向に沿った付勢力を一つの前記シール部に伝達する第1伝達部と、前記基軸方向に沿った付勢力を前記基軸方向とは異なる異軸方向の付勢力に変換して他の前記シール部に伝達する第2伝達部とを有する、
ことを特徴とする直動案内装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記シール部は、前記案内レールの上面に当接する第1シール部と、前記案内レールの側面に当接する第2シール部及び第3シール部であり、
前記第1伝達部は、前記基軸方向に沿った付勢力を前記第1シール部に伝達し、
前記第2伝達部は、前記基軸方向に沿った付勢力を、互いに対向する前記異軸方向の付勢力に変換して前記第2シール部及び前記第3シール部に伝達する、
ことを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
【請求項3】
前記第2伝達部は、前記基軸方向に対して傾いた駆動斜面を有する駆動部を有し、
前記第2シール部及び前記第3シール部は、前記駆動斜面に対して摺動可能に当接する被駆動斜面を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の直動案内装置。
【請求項4】
前記基軸方向に対する前記駆動斜面の傾き角θは、45度未満である、
ことを特徴とする請求項3に記載の直動案内装置。
【請求項5】
前記芯金と前記駆動部との間に、前記駆動部を前記基軸方向に沿って案内するガイド部材を配置した、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の直動案内装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、直動案内装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
直動案内装置にはサイドシール、インナーシール、アンダーシールといった接触シールが使用されている。一般的なサイドシールは、案内レール上面と軌道溝を含む側面に摺接するシールリップを有している。シールリップが摩耗すると案内レールとの接触が維持できなくなり防塵性が低下する虞がある。
【0003】
これに対し特許文献1には、多層構造のシールリップをばねで案内レール側に付勢し、表層のシールリップが摩耗する度に取り除き、新しい表層のシールリップを案内レールに接触させることで、サイドシールを交換せずともシール性能を長期に亘り維持する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-163482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、コの字形状のシールを上部と幅方向外側からばねで押圧して、シールリップを案内レール上面及び両側面に接触させており、シールリップが摩耗した場合に表層を取り外す構造を開示する。しかしながら、表層を取り外すためにサイドシールの定期的なメンテナンスが必要となり、それによりランニングコストの増大を招いている。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、サイドシールのメンテナンス頻度を低減し、ランニングコストの削減を図れる直動案内装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の直動案内装置は、
案内レールと、
前記案内レールに対して長手方向に相対移動するように配置されたスライダと、
前記案内レールと前記スライダとの間に形成される転動体転動路内に沿って転動自在に配置される複数の転動体と、
前記スライダの移動方向端部に取り付けられたサイドシールと、を備え、
前記サイドシールは、芯金と、前記案内レールに当接する複数のシール部と、前記芯金に対して付勢力を発生する付勢装置と、前記付勢力を前記シール部に伝達する伝達機構とを有し、
前記伝達機構は、前記付勢装置からの基軸方向に沿った付勢力を一つの前記シール部に伝達する第1伝達部と、前記基軸方向に沿った付勢力を前記基軸方向とは異なる異軸方向の付勢力に変換して他の前記シール部に伝達する第2伝達部とを有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、サイドシールのメンテナンス頻度を低減し、ランニングコストの削減を図れる直動案内装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態に係る直動案内装置の斜視図である。
図2Aは、図1に示す直動案内装置のスライダの斜視図である。
図2Bは、サイドシールの芯金を図2AのA-A面から矢印方向に見た図である。
図3Aは、芯金を図2Bと同方向に見た図である。
図3Bは、芯金の斜視図である。
図4は、第1シール部を図2Bと同方向に図である。
図5は、第2シール部と第3シール部を図2Bと同方向に見た図である。
図6は、第2の実施形態にかかるサイドシールを示す図2と同様な図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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