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公開番号
2025031235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137321
出願日
2023-08-25
発明の名称
機械要素の複素インピーダンスの測定方法、および測定装置
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
G01M
13/04 20190101AFI20250228BHJP(測定;試験)
要約
【課題】複素インピーダンスの測定の際に、配線におけるノイズを抑制して、より精度の高い測定結果を得る。
【解決手段】機械要素の複素インピーダンスの測定方法は、前記機械要素と接続された測定装置によって、複素インピーダンスを測定する測定工程を有し、前記機械要素と前記測定装置とを接続するための少なくとも2つの配線それぞれはシールド材にて覆われ、前記少なくとも2つの配線それぞれのシールド材は互いに導通されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機械要素の複素インピーダンスの測定方法であって、
前記機械要素と接続された測定装置によって、複素インピーダンスを測定する測定工程を有し、
前記機械要素と前記測定装置とを接続するための少なくとも2つの配線それぞれはシールド材にて覆われ、
前記少なくとも2つの配線それぞれのシールド材は互いに導通されている、測定方法。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記シールド材は、アルミを用いて構成される、請求項1に記載の測定方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の測定方法にて測定された複素インピーダンスの値を用いて、前記機械要素の状態診断を行う診断工程を有する、状態診断方法。
【請求項4】
機械要素の複素インピーダンスの測定装置であって、
前記機械要素と接続され、複素インピーダンスを測定する測定手段を有し、
前記機械要素と前記測定装置とを接続するための少なくとも2つの配線それぞれはシールド材にて覆われ、
前記少なくとも2つの配線それぞれのシールド材は互いに導通されている、測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械要素の複素インピーダンスの測定方法、および測定装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
軸受の如き転動装置を含む機械装置は、自動車、各種産業機械など幅広い産業分野にて利用されている。そのような機械装置の内部の潤滑状態を把握することは、機械の円滑な動作、寿命の確保などの観点から極めて重要な事項である。そのため、これを適切に把握することにより、各種潤滑剤(油、グリースなど)の供給や転動装置の交換等のメンテナンスを、過不足無く最適な時期に行うことができる。しかしながら、潤滑状態を直接目視により観察することは困難であるため、機械装置の状態診断方法として、振動、音、油膜状態をモニタリングする方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、転動装置内部の潤滑状態を診断するための方法として、転動装置に交流電源を印加してインピーダンスと位相角を測定し、潤滑膜厚さと金属接触割合を算出する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6380720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、電気インピーダンス法による潤滑状態の診断方法において、より診断精度を向上させるために、測定対象と測定装置との間の配線におけるノイズを考慮する必要がある。その一方、複素インピーダンス測定では、測定装置と、測定対象である機械装置の要素とを接続する配線について、ある程度の長さが必要となる。このような構成では、各配線が、機械装置を駆動するためのモータやコントローラなどの様々な電子機器からの電磁波をノイズとして受信してしまい、測定結果に影響が生じてしまう。慣例的には、ノイズ対策として、配線全体を覆ったシールド材をグラウンドに接続する手段がとられる。このとき、例えば、グラウンド自体も電子機器からの電磁波で汚染されていたり、シールド材からグラウンドまでの距離が大きかったりすると、効果的なノイズ対策ができない場合がある。その結果、複素インピーダンス測定値が電気回路上、想定されていない値として測定される場合が生じ得る。例えば、位相角θが-90°以下の値として測定されてしまう場合がある。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑み、複素インピーダンスの測定の際に、配線におけるノイズを抑制して、より精度の高い測定結果を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、機械要素の複素インピーダンスの測定方法であって、
前記機械要素と接続された測定装置によって、複素インピーダンスを測定する測定工程を有し、
前記機械要素と前記測定装置とを接続するための少なくとも2つの配線それぞれはシールド材にて覆われ、
前記少なくとも2つの配線それぞれのシールド材は互いに導通されている。
【0008】
また、本発明の別の形態は以下の構成を有する。すなわち、機械要素の複素インピーダンスの測定装置であって、
前記機械要素と接続され、複素インピーダンスを測定する測定手段を有し、
前記機械要素と前記測定装置とを接続するための少なくとも2つの配線それぞれはシールド材にて覆われ、
前記少なくとも2つの配線それぞれのシールド材は互いに導通されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複素インピーダンスの測定の際に、配線におけるノイズを抑制して、より精度の高い測定結果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る診断処理を適用可能なシステムの構成例を示す概略図。
本発明の一実施形態に係る診断処理のフローチャート。
本発明の一実施形態に係る測定結果の例を示す表図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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