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公開番号
2025011269
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024181001,2021515465
出願日
2024-10-16,2019-11-25
発明の名称
単一アッセイを使用した複数の分析物の分析
出願人
イルミナ インコーポレイテッド
代理人
個人
主分類
C12M
1/34 20060101AFI20250116BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】単一アッセイを使用した複数の分析物の分析の提供。
【解決手段】本出願において提供されるシステム、方法、及び組成物の実施形態は、単一のアッセイを使用して単一の試料中の複数の分析物を同時に分析する方法に関する。いくつかの実施形態は、単一の試料中のDNA及びRNAの同時分析、例えば、DNA及びRNAライブラリの同時作製に関する。いくつかの実施形態では、cDNAライブラリはmRNA分子に由来し、第1のバーコードを含む第1のタグを有する核酸を含む。いくつかの実施形態では、gDNAライブラリはゲノムDNAに由来し、第2のバーコードを含む第2のタグを有する核酸を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フローセル装置であって、
RNAの3’ポリA尾部と、DNAへとタグメント化されている3’ポリA尾部にハイブリダイズするように構成され、かつ、前記DNA及びRNAを同時に捕捉するように構成されたポリT捕捉プローブ
を備え、
前記ポリT捕捉プローブが、第1の共通配列(CS1)を含み、
前記ポリT捕捉プローブは、前記RNA及び前記DNAを単一コンパートメントに閉じ込めることにより、試料からの前記RNA及び前記DNAの同時分析を可能にするように構成され、
前記RNAがcDNAに変換される、
フローセル装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記ポリT捕捉プローブが前記フローセル装置に固定化される、請求項1に記載のフローセル装置。
【請求項3】
前記CS1が、下流増幅、分子インデックス化、又は分子逆多重化に使用するために構成される、請求項1に記載のフローセル装置。
【請求項4】
前記試料が、細胞の集団、単一の細胞、細胞核の集団、又は単一の細胞核である、請求項1に記載のフローセル装置。
【請求項5】
前記RNAが逆転写酵素によってcDNAに変換される、請求項1に記載のフローセル装置。
【請求項6】
カラム精製により細胞核から精製されたcDNA及びgDNAをさらに含む、請求項1に記載のフローセル装置。
【請求項7】
第2の共通配列(CS2)をさらに含む、請求項1に記載のフローセル装置であって、
前記CS2が、前記cDNA及び前記DNA内に組み込まれ、全長RNAを生成し、かつ、分子インデックスを組み込むように構成される、フローセル装置。
【請求項8】
前記全長RNAが、逆転写酵素及び鋳型スイッチングオリゴヌクレオチド(TSO)の鋳型スイッチング活性を使用して生成される、請求項7に記載のフローセル装置。
【請求項9】
タグメンテーションが前記DNAを差別的にタグ付けすることを含む、請求項1に記載のフローセル装置。
【請求項10】
タグメンテーションがトランスポゾン特異的配列を導入することを含む、請求項1に記載のフローセル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で提供されるシステム、方法、及び組成物は、単一試料中の複数の分析物を同時に分析するためのアッセイに関する。具体的には、本明細書に開示される態様は、単一のアッセイにおいて単一の試料由来のDNA及びRNAを分析する方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
生物学的試料中に存在する特定の核酸配列の検出は、例えば、微生物を同定及び分類する、感染症を診断する、遺伝子異常を検出及び特徴付ける、癌に関連する遺伝的変化を同定する、疾患に対する遺伝的感受性を調べる、並びに様々な種類の治療に対する応答を測定するための方法として使用されてきた。生物学的試料中の特定の核酸配列を検出するための一般的な技術は、核酸配列決定である。
【0003】
全ゲノムシーケンシング、遺伝子型決定、標的リシーケンシング、遺伝子発現、単一細胞ゲノミクス、エピゲノミクス、及び組織試料のタンパク質発現分析は、疾患のバイオマーカを識別し、疾患を正確に診断及び予後判定し、患者のための適切な治療を選択するために非常に重要であり得る。多くの場合、これは、DNA、RNA、又はタンパク質などの関心対象の特定の分析物を別々に分析するための複数のアッセイを必要とする。これらの分析物を別々に及び個々に分析するための様々なアッセイが確立されている。しかしながら、複数の分析物の包括的な分析は時間がかかり、且つ面倒である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、単一のアッセイを使用して試料中の複数の分析物を同時に分析するためのシステム、方法、及び組成物に関する。
【0005】
本明細書で提供されるいくつかの実施形態は、核酸ライブラリに関する。いくつかの実施形態では、ライブラリは、相補的DNA(cDNA)ライブラリ及びゲノムDNA(gDNA)ライブラリを含む。いくつかの実施形態では、cDNAライブラリはmRNA分子に由来し、第1のバーコードを含む第1のタグを有する核酸を含む。いくつかの実施形態では、gDNAライブラリはゲノムDNAに由来し、第2のバーコードを含む第2のタグを有する核酸を含む。いくつかの実施形態では、第1のバーコード及び第2のバーコードは同じであるか又は異なり、第1のバーコード及び第2のバーコードは、cDNAライブラリ及びgDNAライブラリの共通の供給源を識別する。いくつかの実施形態では、cDNA及びgDNAライブラリは、共コンパートメント化され、同じ環境で調製される。いくつかの実施形態では、DNA用のタグとRNA用のタグは同じである。
【0006】
本明細書で提供されるいくつかの実施形態は、フローセル装置に関する。いくつかの実施形態では、フローセル装置は、第1のバーコードと第1の基質認識配列を含む、RNAを捕捉するための第1のプローブ、及び第2のバーコードと第2の基質認識配列を含む、DNAを捕捉するための第2のプローブを含む。いくつかの実施形態では、第1のバーコード及び第2のバーコードは同じであるか又は異なり、第1のバーコード及び第2のバーコードは、RNAとDNAの共通の供給源を識別する。いくつかの実施形態では、第1のプローブ及び第2のプローブは、試料由来のRNA及びDNAを単一コンパートメントにおいて同時に分析するように構成される。第1及び第2の捕捉プローブが固体支持体上に固定化されている、請求項19に記載の方法。
【0007】
本明細書で提供されるいくつかの実施形態は、試料からのDNA及びRNAを単一コンパートメントにおいて同時に分析する方法に関する。いくつかの実施形態では、本方法は、DNA及びRNAを含む試料を提供することであって、RNAは第1のタグを含み、DNAを第2のタグで差別的にタグ付けすることと、単一コンパートメント中の試料を、RNAを捕捉するための第1の捕捉プローブ及びタグ付けされたDNAを捕捉するための第2の捕捉プローブと接触させることと、第1の捕捉プローブをRNAに、及び第2の捕捉プローブをDNAにハイブリダイズし、それによってRNAとDNAを捕捉することと、及びDNA及びRNAを分析することと、を含む。いくつかの実施形態では、第1の捕捉プローブは第1のバーコードを含み、第2の捕捉プローブは第2のバーコードを含み、第1のバーコードと第2のバーコードは、RNAとDNAの共通の供給源を識別する。
【0008】
本明細書で提供されるいくつかの実施形態は、gDNA及びcDNAを含む核酸ライブラリを単一コンパートメントにおいて同時に作製する方法に関する。いくつかの実施形態では、本方法は、DNA及びRNAを含む試料を提供することであって、RNAは第1のタグを含み、DNAを第2のタグで差別的にタグ付けすることと、単一コンパートメントにおいて試料を、RNAを捕捉するための第1の捕捉プローブ及びタグ付けされたDNAを捕捉するための第2の捕捉プローブと接触させることと、RNAとDNAをそれぞれ第1と第2のプローブにハイブリダイズすることと、並びにハイブリダイズしたRNAとDNAからcDNAライブラリ及びgDNAライブラリを同時に作製することと、を含む。いくつかの実施形態では、第1のプローブは第1のバーコードを含み、第2のプローブは第2のバーコードを含み、第1のバーコード及び第2のバーコードは、RNAとDNAの共通の供給源を識別する。
【0009】
本明細書で提供されるいくつかの実施形態は、試料中のDNA及びRNAを単一コンパートメントにおいて同時に分析するためのキットに関する。いくつかの実施形態では、キットは、転位試薬並びに第1のタグに相補的な第1のプローブ及び第2のタグに相補的な第2のプローブを含み、第1のプローブ及び第2のプローブは固体支持体上に固定化されており、第1のプローブは第1のバーコードを含み、第2のプローブは第2のバーコードを含み、第1及び第2のバーコードは、DNAとRNAの共通の供給源を識別する。
【0010】
本明細書で提供されるいくつかの実施形態は、単一細胞ATAC-seq解析を実施する方法に関する。いくつかの実施形態では、本方法は、細胞又は核の集団を含む試料を提供することと、標的核酸上で連続性保存転位を実施することと、細胞又は核の集団を個々の液滴に分配することであって、単一の細胞又は核は単一の液滴に分配される、標的核酸をインデックス化すること、及びインデックス付き核酸を分析する、分配することを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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