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公開番号2025010733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112883
出願日2023-07-10
発明の名称壁面の仕上げ方法
出願人菊水化学工業株式会社
代理人
主分類E04F 13/08 20060101AFI20250116BHJP(建築物)
要約【課題】単一の塗材により形成された模様部が方向性のある複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様が形成されていることで、その模様が強調され、質感のある意匠を持つ表装材を提供し、その模様を十分に生かした壁面の仕上げ方法を提供する。
【解決手段】建築物などの構造物の表面仕上げに用いられる表装材で、表装材が基材部と単一の塗材により形成された模様部により構成されるものであって、その模様部が方向性のある複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様が形成されていることにより、その模様が強調され、質感のある意匠を持つものを得ることができる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
建築物などの構造物の表面仕上げに用いられる表装材で、表装材が基材部と単一の塗材により形成された模様部により構成されるものであって、
その模様部が方向性のある複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様が形成されている表装材。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表装材を複数枚用いて構造物の表面仕上げを行う仕上げ方法であって、
隣り合う表装材の間隔を3~10mmの範囲で設けて、表装材を配置する表装材を用いた壁面の仕上げ方法。
【請求項3】
請求項2に記載した表装材を用いた壁面の仕上げ方法であって、
隣り合う表装材の間隔を3~10mm設けた目地部に、模様部を形成させた塗材を表装材の厚みより厚く充填する表装材を用いた壁面の仕上げ方法。
【請求項4】
表装材の模様部の複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の方向性が同一方向である請求項2に記載の表装材を用いた壁面の仕上げ方法。
【請求項5】
請求項4に記載した表装材を用いた壁面の仕上げ方法であって、
隣り合う表装材の間隔を3~10mm設けた目地部に、模様部を形成させた塗材を表装材の厚みより厚く充填し、充填した後に模様部と同じ方向性を持った複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様を形成する表装材を用いた壁面の仕上げ方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物などの構造物の内外壁面などの壁面の仕上げに用いられる表装材及びその表装材を用いた壁面の仕上げ方法に関するもので、その利用分野は建築分野である。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から壁面の仕上げに用いられる表装材では、多くのものが提案されていて、その中でも特開2000-42484号公報や特開2001-259516号公報などに記載されている表装材が代表的なものとして挙げることができる。
【0003】
まず、特開2000-42484号公報には、異なる色彩の着色骨材を配合した複数色の着色塗材が縞模様を形成するように混在してなる縞状色模様表装材であって、その縞模様の色境界において、前記着色骨材が密度勾配を以て混じり合って分布することにより色境界が漸変する縞状色模様とされており、かつ、かかる縞状色模様が、塗材層の表層部から底部まで貫通して形成されていることを特徴とするものである。
これにより、表面印刷法のような不具合がなく、しかも任意のパターンでかつ自然石調のボヤケた縞状色模様を自在に表現した縞状色模様表装材を得ることができるものである。
【0004】
また、特開2001-259516号公報に記載されているものでは、基材と、その基材上に形成された塗料層とよりなり、その塗料層表面の少なくとも一部分に線状又は帯状に延びる凸部分が形成され、塗料層の内部が粒子状に形成されるとともに、その凸部分と複数の凸部分間に形成された凹部分とにより塗料層表面に凹凸形状が形成されたものである。
これにより、塗料層表面に縞模様を表現して良好な外観を発揮できるものを得ることができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-42484号公報
特開2001-259516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような表装材を用いて、建物などの構造物の内外壁面などの壁面の仕上げを良好なものとすることができるものである。
しかしながら、特許文献1に記載の表装材では、平滑な表面に複数色の着色塗材を縞状にしたものであるため、表層材の厚みを強調するものではなく、その意匠感が乏しいものである。
【0007】
また、特開2001-259516号公報では、塗料層の内部が粒子状に形成されることにより、表装材の意匠に制限ができることがあり、表層材表面の凸状の形状を有効に使うことができないこともある。
本開示は、単一の塗材により形成された模様部が方向性のある複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様が形成されていることで、その模様が強調され、質感のある意匠を持つ表装材を提供し、その模様を十分に生かした壁面の仕上げ方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
建築物などの構造物の表面仕上げに用いられる表装材で、表装材が基材部と単一の塗材により形成された模様部により構成されるものであって、その模様部が方向性のある複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様が形成されているものである。
このことにより、その模様が強調され、質感のある意匠を持つものを得ることができる。
【0009】
上記記載の表装材を複数枚用いて構造物の表面仕上げを行う仕上げ方法であって、隣り合う表装材の間隔を3~10mmの範囲で設けて、表装材を配置することである。
このことにより、隣り合う表装材の模様と区切ることができ、一枚の表装材の方向性のある複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様を際立たせ、質感のある意匠の模様を十分に生かすことができる。
【0010】
隣り合う表装材の間隔を3~10mm設けた目地部に、模様部を形成させた塗材を表装材の厚みより厚く充填することである。
このことにより、隣り合う表装材の模様と区切ることができ、一枚の表装材の方向性のある複数の凹条、凸条のいずれか又はその両方の模様を際立たせ、質感のある意匠の模様を十分に生かしながら仕上げられた壁面などが全体として統一された質感のある仕上がりを得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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