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公開番号2025010691
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112818
出願日2023-07-10
発明の名称監視装置、監視方法およびコンピュータプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20250116BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 人流がある監視エリアにおいて異常を検知する性能の向上を図る。
【解決手段】 監視装置の取得部は、監視エリアを撮影した動画を監視動画として取得する。推定部は、監視動画から検知された群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生した異常発生領域を推定する。出力部は、監視エリアにおける異常発生領域を表す情報を出力する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
監視エリアを撮影した動画を監視動画として取得する取得部と、
監視動画から検知された群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生した異常発生領域を推定する推定部と、
監視エリアにおける異常発生領域を表す情報を出力する出力部と
を備える監視装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記推定部は、監視エリアにおいて予め定められた異常な滞留状態の群衆が検知された場合に、検知された異常な滞留状態の群衆の向きを用いて異常発生領域を推定する
請求項1に記載の監視装置。
【請求項3】
前記出力部は、取得した監視動画を表示装置に出力し、また、推定された異常発生領域を表す情報を前記表示装置に出力する
請求項1に記載の監視装置。
【請求項4】
監視動画から検知された群衆の変化および当該群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生したことを検知する検知部がさらに備えられている
請求項1に記載の監視装置。
【請求項5】
前記検知部は、監視エリアにおける予め与えられた標準状態の人流と、監視動画から検知された人流とを比較し、当該比較の結果をも用いて監視エリアの異常発生を検知する
請求項4に記載の監視装置。
【請求項6】
前記検知部は、監視動画から検知された人流が監視エリアにおける標準状態の人流よりも少ない場合には、予め与えられている異常発生の判断基準を、標準状態の人流よりも少ない人流の状態を基にして予め設定された異常発生の判断基準を用いて、監視エリアの異常発生を検知する
請求項5に記載の監視装置。
【請求項7】
前記出力部は、異常発生領域を表す情報を監視エリアの監視動画に重畳させて前記表示装置に表示させる
請求項3に記載の監視装置。
【請求項8】
前記出力部は、監視動画を表示する領域と、その監視動画から異常発生領域を含む部分領域を抜き出して表示する領域とを並べて前記表示装置に表示させる
請求項3に記載の監視装置。
【請求項9】
コンピュータによって、
監視エリアを撮影した動画を監視動画として取得し、
監視動画から検知された群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生した異常発生領域を推定し、
監視エリアにおける異常発生領域を表す情報を出力する
監視方法。
【請求項10】
監視エリアを撮影した動画を監視動画として取得する処理と、
監視動画から検知された群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生した異常発生領域を推定する処理と、
監視エリアにおける異常発生領域を表す情報を出力する処理と
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、映像監視に係る技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
監視対象のエリアを撮影した撮影画像を用いて当該監視対象のエリアを監視する技術が様々に提案されている。特許文献1(国際公開第2002/021441号)には、監視領域の撮影画像から検知した移動物体が異常行動をとっていると判断した場合に、その移動物体の異常行動の原因となった異常発生場所を推定する技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2002/021441号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、監視領域内において移動物体が異常な行動をとった場合に、その異常な行動を検知できる。しかしながら、監視領域内において発生する異常には様々な異常があり、例えば、監視領域内の一人一人の行動は異常ではないが、危険物の疑いのある荷物が監視領域に置かれているというような異常もある。この場合、人(移動物体)の行動は異常でないので、特許文献1に示されている技術では、そのような異常は検知され難い。
【0005】
本開示の主な目的は、映像監視に関し、人流(人通り)がある監視エリアにおいて異常を検知する性能の向上に寄与できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示に係る監視装置は、その一態様として、
監視エリアを撮影した動画を監視動画として取得する取得部と、
監視動画から検知された群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生した異常発生領域を推定する推定部と、
監視エリアにおける異常発生領域を表す情報を出力する出力部と
を備える。
【0007】
また、本開示に係る監視方法は、その一態様として、
コンピュータによって、
監視エリアを撮影した動画を監視動画として取得し、
監視動画から検知された群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生した異常発生領域を推定し、
監視エリアにおける異常発生領域を表す情報を出力する。
【0008】
さらに、本開示に係るコンピュータプログラムは、その一態様として、
監視エリアを撮影した動画を監視動画として取得する処理と、
監視動画から検知された群衆の向きの情報を用いて、監視エリアにおいて異常が発生した異常発生領域を推定する処理と、
監視エリアにおける異常発生領域を表す情報を出力する処理と
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、映像監視に関し、人流(人通り)がある監視エリアにおいて異常を検知する性能の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示における監視装置の構成例を説明する図である。
監視エリアの一例を説明する図である。
検知された群衆と当該群衆の向きと異常発生領域の具体例を表す図である。
検知された群衆と当該群衆の向きと異常発生領域の別の具体例を表す図である。
さらにまた、検知された群衆と当該群衆の向きと異常発生領域の別の具体例を表す図である。
異常発生領域情報を表示する表示態様の一例を説明する図である。
異常発生領域情報を表示する表示態様の別の例を説明する図である。
異常発生領域情報を表示する表示態様のさらに別の例を説明する図である。
本開示における監視装置の動作例を説明するフローチャートである。
本開示における監視装置の別の構成例を説明する図である。
本開示における監視装置の別の動作例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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