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公開番号2025010522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-21
出願番号2024108829
出願日2024-07-05
発明の名称感光性樹脂組成物、これを利用した感光性樹脂膜、表示装置および感光性樹脂膜の製造方法
出願人三星エスディアイ株式会社,SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250110BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低温でも十分に硬化して高解像度のパターン形成性に優れ、さらに高い色再現率と視野角確保が可能な感光性樹脂組成物を提供することである。
【解決手段】(A)バインダー樹脂、(B)着色剤、(C)重合性単量体、(D)重合開始剤、および(E)溶媒を含み、着色剤および重合開始剤は、感光性樹脂組成物総量に対して、それぞれ80重量%~95重量%および0.65重量%~1.3重量%で含まれ、着色剤は。緑色顔料および黄色顔料を含み、緑色顔料は、着色剤総量に対して、50重量%以上で含まれる抗酸化剤フリー(free)感光性樹脂組成物、これを利用して製造された感光性樹脂膜、感光性樹脂膜を含む表示装置、および感光性樹脂膜の製造方法が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
バインダー樹脂、
着色剤、
重合性単量体、
重合開始剤、および
溶媒を含み、
前記着色剤および重合開始剤は、感光性樹脂組成物総量に対して、それぞれ80重量%~95重量%および0.65重量%~1.3重量%で含まれ、
前記着色剤は、緑色顔料および黄色顔料を含み、前記緑色顔料は、前記着色剤総量に対して50重量%以上で含まれる
抗酸化剤フリー感光性樹脂組成物。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記緑色顔料および黄色顔料は、それぞれ独立して顔料分散液の形態で含まれる請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項3】
前記バインダー樹脂は、アクリル系バインダー樹脂である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項4】
前記アクリル系バインダー樹脂は、50KOHmg/g以上の酸価および7000g/mol以下の重量平均分子量を有する請求項3に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項5】
前記アクリル系バインダー樹脂は、360g/mol以上の二重結合当量を有する請求項4に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項6】
前記重合性単量体は、3個以上の官能基を含む化合物を一つ以上含む請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項7】
前記重合性単量体は、2種の化合物の混合物であり、
前記2種の化合物は、それぞれ独立して3個以上の官能基を含む化合物である請求項6に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項8】
前記2種の化合物は、互いに1:1の重量比で混合される請求項7に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項9】
前記重合性単量体は、前記バインダー樹脂より多い含有量で含まれる請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項10】
前記感光性樹脂組成物は、105nm未満の半値幅を有する請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、感光性樹脂組成物、これを利用した感光性樹脂膜、表示装置および前記感光性樹脂膜の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、VR(Virtual Reality)、AR(Augmented Reality)およびMR(MixedReality)機器に適用される表示パネルとして、自ら光を出す自発光型(Emissive)マイクロOLEDディスプレイパネルに対する関心が高まっている。なお、OLEDとは有機発光ダイオード(Organic-Light Emitting Diode)を指し、マイクロOLEDとは以下に説明するように一般的なOLEDに比べて10倍程度小さいOLEDを指すものとする。
【0003】
一般的なOLEDディスプレイパネルと対比してピクセルの大きさが10倍程度小さいマイクロOLED表示パネルの場合、従来のファインメタルマスク(FMM:Fine Metal Mask)を用いた技術では、赤色(R)/緑色(G)/青色(B)発光層を精巧に形成することが困難である。すなわち、VR、ARなどの機器に従来の液晶表示を適用するには、カラーフィルターのパターンのサイズが大きく、解像度を上げるには無理がある。
【0004】
そこで近年4000ppi以上の高い解像度を実現するために、OLEDos(OLED on Silicon)技術が導入されている。当該技術は、シリコンウエハ(silicon wafer)の上に蒸着されたOLEDをバックライト(backlight)として、その上にカラーフィルターをパターニングする。従来の液晶表示に利用したカラーフィルターは、ガラス(glass)に100μm程度のパターンが形成され、露光と230℃以上の高温のポストベ-キング(postbake)工程を経て硬化される。一方、OLEDosの上に形成されるカラーフィルターは、OLEDのため、高温工程を経ることができず、低温硬化が可能でなければならず、解像度を高めるために微細パターニングされることも重要である。VR、AR、MR機器特性上、大きさも小さいため、その中で所望の解像度を実現しようとすると、微細なパターニングが必須である。
【0005】
ただし、低温(100℃以下)でのみ硬化が進められるため、従来の材料で作ったカラーフィルターでは、高解像度パターン形成が困難で、色の再現率および視野角確保も難しいという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一実施形態は、低温でも十分に硬化して高解像度のパターン形成性に優れ、さらに高い色再現率と視野角確保が可能な感光性樹脂組成物を提供することである。
【0007】
他の一実施形態は、上記感光性樹脂組成物を利用して製造された感光性樹脂膜を提供することである。
【0008】
さらに他の一実施形態は、上記感光性樹脂膜を含む表示装置を提供することである。
【0009】
さらに他の一実施形態は、上記感光性樹脂膜の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態は、(A)バインダー樹脂、(B)着色剤、(C)重合性単量体、(D)重合開始剤、および(E)溶媒を含み、前記着色剤および重合開始剤は、感光性樹脂組成物総量に対してそれぞれ80重量%~95重量%および0.65重量%~1.3重量%で含まれ、前記着色剤は、緑色顔料および黄色顔料を含み、前記緑色顔料は、前記着色剤総量に対して50重量%以上で含まれる抗酸化剤フリー(free)感光性樹脂組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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