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公開番号2025009442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112450
出願日2023-07-07
発明の名称基板作業システムおよび動作情報表示方法
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 13/04 20060101AFI20250110BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】基板作業装置において発生した不良が作業者の作業に起因する不良か否かを容易に確認することが可能な基板作業システムを提供する。
【解決手段】この基板作業システム100は、部品Eを実装した基板Pを製造するための基板製造作業を行うように構成された基板作業装置(印刷装置1、部品実装装置2)と、基板作業装置に対して基板Pの製造に関する作業を行う作業者Wの手の動作を取得するモーションキャプチャ9と、表示部71と、モーションキャプチャ9により取得した作業者Wの手の動作に基づく動作情報MIを、表示部71に表示させる制御を行うクライアント端末7と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
部品を実装した基板を製造するための基板製造作業を行うように構成された基板作業装置と、
前記基板作業装置に対して前記基板の製造に関する作業を行う作業者の手の動作を取得する動作取得装置と、
表示部と、
前記動作取得装置により取得した作業者の手の動作に基づく動作情報を、前記表示部に表示させる制御を行う制御装置と、を備える、基板作業システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記制御装置は、前記動作情報を、作業者による前記基板作業装置に対する作業との関連を識別可能に、前記表示部に表示させる制御を行う、請求項１に記載の基板作業システム。
【請求項３】
作業者の作業を撮影して作業動画を取得する動画撮影部をさらに備え、
前記制御装置は、前記基板作業装置において検出された前記基板製造作業の不良に関連する前記作業動画を再生可能な状態で前記表示部に表示するとともに、対応する作業者の手の動作の前記動作情報を前記作業動画とともに前記表示部に表示する制御を行う、請求項１に記載の基板作業システム。
【請求項４】
前記制御装置は、前記動作取得装置により取得した前記動作情報に基づいて、作業者による作業の際の手の動作を分類して前記表示部に表示する制御を行う、請求項１に記載の基板作業システム。
【請求項５】
前記制御装置は、前記動作取得装置により取得した前記動作情報に基づいて、作業者による作業の際の手の動作を、特定の作業を行った特定作業動作と、前記特定作業動作に類似しない非特定作業動作とに分類し、前記特定作業動作および前記非特定作業動作を、異なる態様で前記表示部に表示する制御を行う、請求項４に記載の基板作業システム。
【請求項６】
前記制御装置は、予め取得した作業者による作業の際の手の動作の登録動作情報と、前記動作取得装置により取得した前記動作情報とを比較して、作業者による作業の際の手の動作を分類する、請求項４に記載の基板作業システム。
【請求項７】
前記動作取得装置は、作業者の手の動作を検知する手に装着可能なモーションキャプチャ部材を含む、請求項１に記載の基板作業システム。
【請求項８】
前記制御装置は、前記基板製造作業の不良が検出された前記基板の基板識別情報と、不良が発生した時間と、前記基板作業装置に撮像された撮像画像のうち前記基板製造作業の不良が検出された不良画像と、再生可能な状態の前記作業動画と、作業者の手の動作の前記動作情報と、を含む不良情報確認画面を前記表示部に表示する制御を行う、請求項３に記載の基板作業システム。
【請求項９】
部品を実装した基板を製造するための基板製造作業を行うように構成された基板作業装置に対して前記基板の製造に関する作業を行う作業者の手の動作を取得するステップと、
取得した作業者の手の動作に基づく動作情報を、表示部に表示するステップとを備える、動作情報表示方法。
【請求項１０】
前記動作情報を前記表示部に表示するステップは、前記動作情報を、作業者による前記基板作業装置に対する作業との関連を識別可能に、前記表示部に表示することを含む、請求項９に記載の動作情報表示方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、基板作業システムおよび動作情報表示方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、基板作業装置を備える基板作業システムが知られている（たとえば、特許文献１参照）。
【０００３】
上記特許文献１には、電子部品を基板に実装する作業（基板製造作業）を行うように構成された表面実装装置（基板作業装置）を備える作業支援システム（基板作業システム）が開示されている。この作業支援システムは、判定部および結果表示部を含む検査機を備えている。検査機は、表面実装装置において撮像された基板に実装された電子部品の撮像データを取得するように構成されている。検査機は、取得した撮像データに基づいて、判定部により、チップ浮き状態判定などの不良の判定を行うように構成されている。結果表示部は、判定部による不良の判定結果を表示するように構成されている。
【０００４】
上記特許文献１の結果表示部は、判定部による判定結果に基づいて、不良が発生した時刻および不良と判定された基板に実装された電子部品の不良画像を表示するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特許第６６６６９９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、上記特許文献１の作業支援システムでは、結果表示部により表示された不良画像を見た作業者は、たとえば、電子部品の一部が基板上から浮いたチップ浮き状態を確認することができるが、チップ浮き状態の原因が、作業者の誤った作業または作業者の不注意などの作業者の作業に起因する不良か否かを確認することが困難である。そこで、表面実装装置（基板作業装置）において発生した不良が作業者の作業に起因する不良か否かを容易に確認することが可能なシステムが望まれている。
【０００７】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の１つの目的は、基板作業装置において発生した不良が作業者の作業に起因する不良か否かを容易に確認することが可能な基板作業システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために、この発明の第１の局面における基板作業システムは、部品を実装した基板を製造するための基板製造作業を行うように構成された基板作業装置と、基板作業装置に対して基板の製造に関する作業を行う作業者の手の動作を取得する動作取得装置と、表示部と、動作取得装置により取得した作業者の手の動作に基づく動作情報を、表示部に表示させる制御を行う制御装置と、を備える。
【０００９】
この発明の第１の局面による基板作業システムでは、上記のように、動作取得装置により取得した作業者の手の動作に基づく動作情報を、表示部に表示させる制御を行う制御装置を設ける。これにより、表示部に表示された動作情報を確認することにより、基板製造作業の不良に関連する作業者の作業を容易に視覚的に確認することができるので、基板作業装置において発生した不良が作業者の作業に起因する不良か否かを容易に確認することができる。
【００１０】
上記第１の局面による基板作業システムにおいて、好ましくは、制御装置は、動作情報を、作業者による基板作業装置に対する作業との関連を識別可能に、表示部に表示させる制御を行う。このように構成すれば、動作取得装置により取得した作業者の手の動作の動作情報と、作業者による基板作業装置に対する作業と、の両方が関連付けられて表示部に表示されるので、作業者の手の動作が不良に起因しているか否かをより容易に確認することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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