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公開番号
2025009280
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112169
出願日
2023-07-07
発明の名称
ゴム組成物及び冷媒輸送ホース
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
11/08 20060101AFI20250110BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】耐POE性、耐冷媒透過性及び機械強度が優れるゴム組成物を提供すること。
【解決手段】内管と内管の外側に配置される補強層とを少なくとも備える冷媒輸送ホースの内管の製造に用いられるゴム組成物であり、ゴム組成物は、ブチル系ゴムと、鱗片状フィラーと、カーボンブラックと、パラフィンオイルとを含有し、ブチル系ゴムの含有量がゴム成分全量中の90質量%以上であり、ブチル系ゴムの含有量がゴム組成物全量中の30質量%未満であり、パラフィンオイルの含有量がブチル系ゴム100質量部に対して20質量部以上40質量部未満である、ゴム組成物、及び、冷媒輸送ホース。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
内管と前記内管の外側に配置される補強層とを少なくとも備える冷媒輸送ホースの前記内管の製造に用いられるゴム組成物であり、
前記ゴム組成物は、ブチル系ゴムと、鱗片状フィラーと、カーボンブラックと、パラフィンオイルとを含有し、前記ブチル系ゴムの含有量がゴム成分全量中の90質量%以上であり、前記ブチル系ゴムの含有量が前記ゴム組成物全量中の30質量%未満であり、前記パラフィンオイルの含有量が前記ブチル系ゴム100質量部に対して20質量部以上40質量部未満である、ゴム組成物。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記鱗片状フィラー及び前記カーボンブラックの合計の含有量が、前記ゴム組成物全量中の60~70質量%である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のゴム組成物を用いて製造された内管と、前記内管の外側に配置される補強層とを少なくとも備える、冷媒輸送ホース。
【請求項4】
前記内管のみを内管として備える、請求項3に記載の冷媒輸送ホース。
【請求項5】
前記内管が、前記冷媒輸送ホースの最内層である、請求項3に記載の冷媒輸送ホース。
【請求項6】
冷媒としてのHFO-1234yf、及び、冷凍機油としてのポリオールエステルを輸送する、請求項3に記載の冷媒輸送ホース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及び冷媒輸送ホースに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ハイブリット車等のエコカーには冷媒を圧縮するための電動コンプレッサーが多く搭載されており、上記電動コンプレッサーのシステムを循環する絶縁性オイル(潤滑油)としてPOE(ポリオールエステル)が多く使用されている。
また、上記システムにおいて、ポリオールエステルや冷媒等を輸送するために使用されるホースが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/126591号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記システムに使用されるホースには、耐POE性、耐冷媒透過性、機械強度等が優れることが要求される。本発明者が、特許文献1に開示されているゴム組成物について検討したところ、耐POE性、耐冷媒透過性及び機械強度のうちの少なくともいずれかが低い場合があることを知見した。
【0005】
そこで、本発明は、耐POE性、耐冷媒透過性及び機械強度が優れるゴム組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、冷媒輸送ホースを提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の構成により課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1] 内管と上記内管の外側に配置される補強層とを少なくとも備える冷媒輸送ホースの上記内管の製造に用いられるゴム組成物であり、
上記ゴム組成物は、ブチル系ゴムと、鱗片状フィラーと、カーボンブラックと、パラフィンオイルとを含有し、上記ブチル系ゴムの含有量がゴム成分全量中の90質量%以上であり、上記ブチル系ゴムの含有量が上記ゴム組成物全量中の30質量%未満であり、上記パラフィンオイルの含有量が上記ブチル系ゴム100質量部に対して20質量部以上40質量部未満である、ゴム組成物。
[2] 上記鱗片状フィラー及び上記カーボンブラックの合計の含有量が、上記ゴム組成物全量中の60~70質量%である、[1]に記載のゴム組成物。
[3] [1]又は[2]に記載のゴム組成物を用いて製造(形成)された内管と、上記内管の外側に配置される補強層とを少なくとも備える、冷媒輸送ホース。
[4] 上記内管のみを内管として備える、[3]に記載の冷媒輸送ホース。
[5] 上記内管が、上記冷媒輸送ホースの最内層である、[3]又は[4]に記載の冷媒輸送ホース。
[6] 冷媒としてのHFO-1234yf、及び、冷凍機油としてのポリオールエステルを輸送する、[3]~[5]のいずれか1つに記載の冷媒輸送ホース。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐POE性、耐冷媒透過性及び機械強度が優れるゴム組成物を提供することを提供できる。
また、本発明は、冷媒輸送ホースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の冷媒輸送ホースの一例の各層を切り欠いて示す斜視図である。
本発明のゴム組成物の耐冷媒透過性を評価するために用いられた評価用カップの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を含む範囲を意味する。
本明細書において、各成分は、それぞれ単独で、又は、2種以上を組み合せて使用することができる。
本明細書において、ある成分を2種以上で併用する場合、その成分の「含有量」は、特段の断りが無い限り、それら2種以上の合計含有量を意味する。
本明細書において、各成分の製造方法は、断りがない限り特に制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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