TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025009053
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111789
出願日
2023-07-06
発明の名称
樹脂成形体、圧電素子及びウェアラブルデバイス並びに樹脂成形体の製造方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
39/44 20060101AFI20250109BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】圧電素子には、より大きな刺激の伝達が求められるという事情に鑑み、樹脂成形体の変位量をより高められる。
【解決手段】硬化性樹脂の硬化物である母材10と、前記母材10中に位置し、任意の方向に延びる1つ以上の誘電体粒子群20と、を有し、前記誘電体粒子群20は、前記任意の方向に配向した2つ以上の誘電体粒子からなり、前記誘電体粒子群20は、前記任意の方向で前記誘電体粒子同士が離間した領域を有することよりなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
硬化性樹脂の硬化物である母材と、前記母材中に位置し、任意の方向に延びる1つ以上の誘電体粒子群と、を有し、
前記誘電体粒子群は、前記任意の方向に配向した2つ以上の誘電体粒子からなり、
前記誘電体粒子群は、前記任意の方向で前記誘電体粒子同士が離間した領域aを有する、樹脂成形体。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
2つ以上の前記誘電体粒子群を有し、
前記任意の方向に直交する方向において、前記誘電体粒子群同士は離間している、請求項1に記載の樹脂成形体。
【請求項3】
前記任意の方向をY方向とし、前記Y方向に直交する一方向をX方向、前記Y方向及び前記X方向に直交する方向をZ方向とした場合、
X-Z面視の前記誘電体粒子の占める面積αに対して、Z-Y面視での前記誘電体粒子の占める面積βの比(β/α比)は1.2超500以下であり、
X-Z面視での前記誘電体粒子の占める面積βに対して、X-Y面視での前記誘電体粒子の占める面積γの比(γ/α比)は1.2超500以下であり、
前記X-Z面に対する前記誘電体粒子の占める割合が3~100面積%である、
請求項1に記載の樹脂成形体。
【請求項4】
前記誘電体粒子群の一部又は全部は、下記測定方法で求められるtDa/L比が、0.05~0.9である、請求項1に記載の樹脂成形体。
<測定方法>
誘電体粒子群に対して、誘電体粒子の配向方向に直線を描き、この直線における領域aの前記配向方向の長さDaと、誘電体粒子群の前記配向方向の長さLと、を測定し、前記直線上の長さDaの合計tDaを長さLで除して、tDa/L比を求める。
【請求項5】
前記誘電体粒子のアスペクト比は、1.0~200である、請求項1に記載の樹脂成形体。
【請求項6】
一対の電極と、前記一対の電極の間に位置する請求項1~5のいずれか一項に記載の樹脂成形体と、を有し、
前記一対の電極は、前記誘電体粒子群における前記誘電体粒子の配向方向で対向している、圧電素子。
【請求項7】
請求項6に記載の圧電素子を有する、ウェアラブルデバイス。
【請求項8】
未硬化樹脂と、前記未硬化樹脂中に分散した2つ以上の磁性を有する前記誘電体粒子とを有する分散液に対して、任意の方向に磁場を与えつつ前記未硬化樹脂を硬化する、請求項1~5のいずれか一項に記載の樹脂成形体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形体、圧電素子及びウェアラブルデバイス並びに樹脂成形体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
使用者に対して、力、振動、動き等を与えて、皮膚感覚をフィードバックする、いわゆるハプティクス技術(触感技術)がある。ハプティクス技術では、アクチュエータを有するウェアラブルデバイスを介して、触感をフィードバックする。
【0003】
アクチュエータ等の圧電素子としては、例えば、高分子材料を含むマトリックス中に圧電体粒子を含む圧電体層と、圧電体層の両面に設けられる電極層と、電極層の圧電体層とは反対側の面に設けられる保護層とを有し、保護層は樹脂基材と、樹脂基材上に設けられた少なくとも1層の無機層とを有し、水蒸気透過率が特定の範囲である圧電素子、が提案されている(特許文献1)。特許文献1の発明によれば、外部環境の湿度による機械特定及び電気特性の変化の抑制が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2023/054019号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、圧電素子には、より大きな刺激の伝達が求められる。このため、より変位量の大きい圧電体が求められる。
そこで、本発明は、変位量をより高められる、樹脂成形体を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の態様を有する。
<1>
硬化性樹脂の硬化物である母材と、前記母材中に位置し、任意の方向に延びる1つ以上の誘電体粒子群と、を有し、
前記誘電体粒子群は、前記任意の方向に配向した2つ以上の誘電体粒子からなり、
前記誘電体粒子群は、前記任意の方向で前記誘電体粒子同士が離間した領域aを有する、樹脂成形体。
<2>
2つ以上の前記誘電体粒子群を有し、
前記任意の方向に直交する方向において、前記誘電体粒子群同士は離間している、<1>に記載の樹脂成形体。
<3>
前記任意の方向をY方向とし、前記Y方向に直交する一方向をX方向、前記Y方向及び前記X方向に直交する方向をZ方向とした場合、
X-Z面視の前記誘電体粒子の占める面積αに対して、Z-Y面視での前記誘電体粒子の占める面積βの比(β/α比)は1.2超500以下であり、
X-Z面視での前記誘電体粒子の占める面積βに対して、X-Y面視での前記誘電体粒子の占める面積γの比(γ/α比)は1.2超500以下であり、
前記X-Z面に対する前記誘電体粒子の占める割合が3~100面積%である、
<1>又は<2>に記載の樹脂成形体。
<4>
前記誘電体粒子群の一部又は全部は、下記測定方法で求められるtDa/L比が、0.05~0.9である、<1>~<4>のいずれかに記載の樹脂成形体。
<測定方法>
誘電体粒子群に対して、誘電体粒子の配向方向に直線を描き、この直線における領域aの前記配向方向の長さDaと、誘電体粒子群の前記配向方向の長さLと、を測定し、前記直線上の長さDaの合計tDaを長さLで除して、tDa/L比を求める。
<5>
前記誘電体粒子のアスペクト比は、1.0~200である、<1>~<4>のいずれかに記載の樹脂成形体。
【0007】
<6>
一対の電極と、前記一対の電極の間に位置する<1>~<5>のいずれかに記載の樹脂成形体と、を有し、
前記一対の電極は、前記誘電体粒子群における前記誘電体粒子の配向方向で対向している、圧電素子。
【0008】
<7>
<6>に記載のアクチュエータを有する、ウェアラブルデバイス。
【0009】
<8>
未硬化樹脂と、前記未硬化樹脂中に分散した2つ以上の磁性を有する前記誘電体粒子とを有する分散液に対して、任意の方向に磁場を与えつつ前記未硬化樹脂を硬化する、<1>~<5>のいずれかに記載の樹脂成形体の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の樹脂成形体によれば、変位量をより高められる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
溶融紡糸設備
7か月前
東レ株式会社
吹出しノズル
2か月前
CKD株式会社
型用台車
1か月前
シーメット株式会社
光造形装置
1か月前
東レ株式会社
プリプレグテープ
4か月前
グンゼ株式会社
ピン
1か月前
株式会社日本製鋼所
押出機
4か月前
個人
射出ミキシングノズル
3か月前
個人
樹脂可塑化方法及び装置
16日前
株式会社FTS
ロッド
9日前
株式会社シロハチ
真空チャンバ
3か月前
東レ株式会社
一体化成形品の製造方法
5か月前
帝人株式会社
成形体の製造方法
7か月前
株式会社リコー
シート剥離装置
5か月前
株式会社FTS
成形装置
1か月前
三菱自動車工業株式会社
予熱装置
4か月前
TOWA株式会社
成形型清掃用のブラシ
4か月前
株式会社FTS
セパレータ
3日前
株式会社リコー
画像形成システム
1か月前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
4か月前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
4か月前
東レ株式会社
溶融押出装置および押出方法
24日前
個人
ノズルおよび熱風溶接機
25日前
トヨタ自動車株式会社
3Dプリンタ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
真空成形方法
8か月前
トヨタ自動車株式会社
真空成形装置
9か月前
株式会社リコー
シート処理システム
5か月前
日東工業株式会社
インサート成形機
2か月前
株式会社ニフコ
樹脂製品の製造方法
3か月前
小林工業株式会社
振動溶着機
7か月前
株式会社リコー
シート処理システム
5か月前
大塚テクノ株式会社
樹脂製の構造体
10か月前
株式会社城北精工所
押出成形用ダイ
10か月前
KTX株式会社
シェル型の作製方法
7か月前
三光合成株式会社
ガス排出供給構造体
3か月前
東ソー株式会社
高純度薬品用容器の製造方法
6か月前
続きを見る
他の特許を見る