TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025008536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110777
出願日
2023-07-05
発明の名称
タイヤ付着抑制剤、舗装用アスファルト乳剤組成物及びその製造方法、並びに舗装体
出願人
東亜道路工業株式会社
,
日本製紙株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
C08F
220/26 20060101AFI20250109BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高温での貯蔵安定性に優れ、かつべたつきが低減されたアスファルト被膜を形成できる舗装用アスファルト乳剤組成物に用いられるタイヤ付着抑制剤、舗装用アスファルト乳剤組成物及びその製造方法、並びに舗装体を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表される単量体に由来する構成単位(a)、一般式(2)で表される単量体に由来する構成単位(b)及びヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位(c)を含む共重合体を含有することを特徴とするタイヤ付着抑制剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される単量体に由来する構成単位(a)、下記一般式(2)で表される単量体に由来する構成単位(b)及びヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位(c)を含む共重合体を含有することを特徴とするタイヤ付着抑制剤。
JPEG
2025008536000014.jpg
7
97
[式中、R
1
は、炭素原子数2~5のアルケニル基を表し、A
1
Oは、炭素原子数2~18のオキシアルキレン基を表し、複数の場合は同一または異なっていてもよい。n1は、オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1~100の数を表す。R
2
は、水素原子または炭素原子数1~30の炭化水素基を表す。]
JPEG
2025008536000015.jpg
31
127
[式中、R
3
、R
4
及びR
5
は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~3のアルキル基を表す。mは0~2の数を表す。A
2
Oは、炭素原子数2~18のオキシアルキレン基を表し、複数の場合は同一または異なっていてもよい。n2は、オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1~100の数を表す。Xは、水素原子または炭素原子数1~30の炭化水素基を表す。]
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記共重合体は、前記構成単位(a)の含有量が5~30質量%、前記構成単位(b)の含有量が15~60質量%及び前記構成単位(c)の含有量が30~80質量%である請求項1に記載のタイヤ付着抑制剤。
【請求項3】
前記ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及び2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載のタイヤ付着抑制剤。
【請求項4】
前記共重合体の重量平均分子量(Mw)が5,000~100,000である請求項1又は2に記載のタイヤ付着抑制剤。
【請求項5】
下記一般式(1)で表される単量体に由来する構成単位(a)、下記一般式(2)で表される単量体に由来する構成単位(b)及びヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位(c)を含む共重合体と、アスファルト、乳化剤及び水を含むアスファルト乳剤とを含み、
前記アスファルト乳剤がカチオン系、アニオン系及びノニオン系からなる群より選ばれる少なくとも1種のアスファルト乳剤である舗装用アスファルト乳剤組成物。
JPEG
2025008536000016.jpg
7
97
[式中、R
1
は、炭素原子数2~5のアルケニル基を表し、A
1
Oは、炭素原子数2~18のオキシアルキレン基を表し、複数の場合は同一または異なっていてもよい。n1は、オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1~100の数を表す。R
2
は、水素原子または炭素原子数1~30の炭化水素基を表す。]
JPEG
2025008536000017.jpg
31
127
[式中、R
3
、R
4
及びR
5
は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~3のアルキル基を表す。mは0~2の数を表す。A
2
Oは、炭素原子数2~18のオキシアルキレン基を表し、複数の場合は同一または異なっていてもよい。n2は、オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1~100の数を表す。Xは、水素原子または炭素原子数1~30の炭化水素基を表す。]
【請求項6】
前記共重合体の含有量が、前記アスファルト乳剤100質量部に対し0.2~25質量部である請求項5に記載の舗装用アスファルト乳剤組成物。
【請求項7】
前記ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及び2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項5又は6に記載の舗装用アスファルト乳剤組成物。
【請求項8】
請求項5又は6に記載の舗装用アスファルト乳剤組成物の製造方法であって、
下記工程(i)又は工程(ii)を有する舗装用アスファルト乳剤組成物の製造方法。
工程(i):前記乳化剤及び前記水を含む乳化液に、前記共重合体を混合し、得られた混合液に前記アスファルトを加えて乳化する工程
工程(ii):前記アスファルトと、前記乳化剤及び前記水を含む乳化液とを乳化し、得られたアスファルト乳剤に前記共重合体を混合する工程
【請求項9】
前記工程(ii)を有する請求項8に記載の舗装用アスファルト乳剤組成物の製造方法。
【請求項10】
路盤上に、1層以上の基層と表面層とをこの順に有し、前記路盤-基層間および前記基層-表面層間の少なくともいずれかにアスファルト乳剤層を有する舗装体であって、
前記アスファルト乳剤層が、請求項5又は6に記載の舗装用アスファルト乳剤組成物を用いてなる舗装体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ付着抑制剤、舗装用アスファルト乳剤組成物及びその製造方法、並びに舗装体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
アスファルトは一般的には加熱して液状にして使用されるが、加熱することなく、常温で使用できるように、アスファルトを水に乳化させた形態で利用することが知られている。このような乳化物はアスファルト乳剤と呼ばれている。
アスファルト乳剤は、舗装の表面処理、安定処理、タックコート、プライムコートなどに使用されている。
タックコートは、新たに舗設するアスファルト混合物層と、その下のアスファルト混合物層等との接着および継ぎ目部や構造物との付着を改善するために使用される。また、プライムコートは、上層路盤の上に適用され、路盤を安定化させると共に、路盤とその上のアスファルト混合物層とのなじみを改善するために使用される。
【0003】
タックコートに使用するアスファルト乳剤としては、日本工業規格JIS K 2208(2000)で規定された「PK-4」、プライムコートに使用するアスファルト乳剤としては、同規格で規定された「PK-3」等がある。これらのアスファルト乳剤を用いて形成されたアスファルト被膜は、べたつきを有するため、特に、路面温度が高くなる夏場では、施工機械のタイヤなどにアスファルトが付着して、施工面の被膜が剥がれたり、タイヤに付着したアスファルトが施工現場以外の路面を汚すことがある。
【0004】
例えば、特許文献1には、アスファルト乳剤およびコロイダルシリカを特定量含むアスファルト乳剤組成物が開示されており、当該アスファルト乳剤組成物を用いて形成されたアスファルト被膜はべたつきを抑えることができるとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-91761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載のアスファルト乳剤組成物は、熱安定性が悪く、高温(60℃以上)での貯蔵安定性が十分とは言い難い。また、上記アスファルト乳剤組成物を用いて形成されたアスファルト被膜は、べたつきを抑えることができるものの更なる改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、高温での貯蔵安定性に優れ、かつべたつきが低減されたアスファルト被膜を形成できる舗装用アスファルト乳剤組成物に用いられるタイヤ付着抑制剤、舗装用アスファルト乳剤組成物及びその製造方法、並びに舗装体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を含む共重合体を含有するタイヤ付着抑制剤を用いることにより、上記課題を解決し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
【0009】
[1] 下記一般式(1)で表される単量体に由来する構成単位(a)、下記一般式(2)で表される単量体に由来する構成単位(b)及びヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位(c)を含む共重合体を含有することを特徴とするタイヤ付着抑制剤。
【0010】
JPEG
2025008536000001.jpg
7
97
[式中、R
1
は、炭素原子数2~5のアルケニル基を表し、A
1
Oは、炭素原子数2~18のオキシアルキレン基を表し、複数の場合は同一または異なっていてもよい。n1は、オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1~100の数を表す。R
2
は、水素原子または炭素原子数1~30の炭化水素基を表す。]
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東亜道路工業株式会社
タイヤ付着抑制剤、舗装用アスファルト乳剤組成物及びその製造方法、並びに舗装体
1か月前
東ソー株式会社
延伸物
3か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
押出成形体
29日前
東ソー株式会社
射出成形体
1か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
1か月前
AGC株式会社
組成物
7日前
株式会社トクヤマ
樹脂組成物
3か月前
東ソー株式会社
ブロー成形体
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
1か月前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
1か月前
オムロン株式会社
電子部品
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
18日前
花王株式会社
樹脂組成物
1か月前
NOK株式会社
EPDM組成物
3か月前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
1か月前
ヤマハ株式会社
重縮合体
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
21日前
株式会社スリーボンド
硬化性樹脂組成物
3か月前
AGC株式会社
液状組成物
7日前
日本ポリプロ株式会社
プロピレン系重合体
2か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
14日前
東洋紡株式会社
積層ポリエステルフィルム
1か月前
株式会社大阪ソーダ
ゴム加硫物の製造方法
3か月前
横浜ゴム株式会社
靴底用ゴム組成物
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
18日前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
1か月前
東レ株式会社
熱可塑性プリプレグの製造方法
1か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
旭有機材株式会社
耐熱性重合体
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸水性分散体
2か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
8日前
花王株式会社
情報処理システム
3か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
29日前
国立大学法人信州大学
ポリマー
3か月前
続きを見る
他の特許を見る