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公開番号2025008524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110763
出願日2023-07-05
発明の名称ステビオール配糖体を含むアルコール飲料
出願人サントリーホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C12G 3/04 20190101AFI20250109BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】好ましい香味効果を有する新規なアルコール飲料の開発が待たれている。
【解決手段】ステビオール配糖体を含み、タンパク質の含有量が20~7000mg/Lである、アルコール飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ステビオール配糖体を含み、
タンパク質の含有量が20~7000mg/Lである、アルコール飲料。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記ステビオール配糖体が、ステビオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドM、レバウジオシドN、レバウジオシドO、ズルコシドA、ルブソシドおよびステビオールビオシドからなる群から選択される1種以上のステビオール配糖体を含む、請求項1に記載のアルコール飲料。
【請求項3】
前記1種以上のステビオール配糖体の含有量が、前記アルコール飲料に対して5mg/L以上である、請求項1または2に記載のアルコール飲料。
【請求項4】
前記タンパク質が、乳タンパクを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項5】
前記乳タンパクが、カゼインおよびホエイからなる群から選択される1種以上の乳タンパクを含む、請求項4に記載のアルコール飲料。
【請求項6】
乳タンパク原料の微生物発酵液、牛乳、発酵乳、脱脂粉乳およびホエイタンパク精製物からなる群から選択される1種以上の原料を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項7】
前記1種以上のステビオール配糖体が、レバウジオシドA、レバウジオシドDおよびレバウジオシドMからなる群から選択される1種以上を含む、請求項2~6のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項8】
前記1種以上のステビオール配糖体の含有量が、前記アルコール飲料に対して900mg/L以下である、請求項2~7のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項9】
アルコール度数が0.5~40v/v%である、請求項1~8のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
【請求項10】
前記飲料の甘味強度が、スクロース当量で、0.1~20である、請求項1~9のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステビオール配糖体を含むアルコール飲料やその製造方法、およびその飲料を提供するための濃縮物等に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、日本を中心に世界各地で、消費者の嗜好の多様化に伴って様々な味わい(フレーバー)の飲料が、ノンアルコールまたは幅広いアルコール度数で、容器詰め飲料として販売されている。そのようなアルコール飲料の例として、焼酎やウオツカ、スピリッツ、ウイスキーなどの酒類に果汁や香料などを加えたチューハイやカクテル、ハイボールなどが挙げられる。さらに近年は、そのような酒類について、カロリーを低減した製品や香味を改善した製品が好まれており、開発が盛んである。また、様々な成分を添加することで種々の香味効果をもたらすことが試みられている。
【0003】
例えば、特許文献1は、ステビアの含有量が10~1500ppmであり、乳酸及びリンゴ酸の少なくとも1種の酸味料を含有し、前記酸味料の含有量がクエン酸換算量で0.005~2.000g/100mLであることを特徴とするアルコール飲料を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5775979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような状況の下、好ましい香味効果を有する新規なアルコール飲料の開発が待たれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、アルコール飲料が、ステビオール配糖体と、所定量のタンパク質を含むことで、好ましい香味効果を有するアルコール飲料が得られることを知得した。本発明はこのような知見に基づくものである。
【0007】
本発明は、次に示す、飲料および当該飲料を調製するための濃縮物(例えば濃縮液)などを提供する。
[1]
ステビオール配糖体を含み、
タンパク質の含有量が20~7000mg/Lである、アルコール飲料。
[2]
前記ステビオール配糖体が、ステビオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドM、レバウジオシドN、レバウジオシドO、ズルコシドA、ルブソシドおよびステビオールビオシドからなる群から選択される1種以上のステビオール配糖体を含む、[1]に記載のアルコール飲料。
[3]
前記1種以上のステビオール配糖体の含有量が、前記アルコール飲料に対して5mg/L以上である、[1]または[2]に記載のアルコール飲料。
[4]
前記タンパク質が、乳タンパクを含む、[1]~[3]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[5]
前記乳タンパクが、カゼインおよびホエイからなる群から選択される1種以上の乳タンパクを含む、[4]に記載のアルコール飲料。
[6]
乳タンパク原料の微生物発酵液、牛乳、発酵乳、脱脂粉乳およびホエイタンパク精製物からなる群から選択される1種以上の原料を含む、[1]~[5]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[7]
前記1種以上のステビオール配糖体が、レバウジオシドA、レバウジオシドDおよびレバウジオシドMからなる群から選択される1種以上を含む、[2]~[6]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[8]
前記1種以上のステビオール配糖体の含有量が、前記アルコール飲料に対して900mg/L以下である、[2]~[7]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[9]
アルコール度数が0.5~40v/v%である、[1]~[8]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[10]
前記飲料の甘味強度が、スクロース当量で、0.1~20である、[1]~[9]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[11]
発泡性飲料である、[1]~[10]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[12]
容器詰飲料である、[1]~[11]のいずれか一項に記載のアルコール飲料。
[13]
[1]~[12]のいずれか一項に記載のアルコール飲料を提供するための1.2~10倍濃縮物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、甘味の後引きが低減したアルコール飲料が提供される。本発明の他の一態様によれば、後味として舌に残るえぐみが低減されたアルコール飲料が提供される。本発明の他の一態様によれば、甘味の後引きおよび後味のえぐみが低減された、低カロリーでまろやかさとキレのある味わいを呈するアルコール飲料が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこの実施の形態のみに限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施をすることができる。
なお、本明細書において引用した全ての文献、および公開公報、特許公報その他の特許文献は、参照として本明細書に組み込むものとする。
【0010】
1.ステビオール配糖体を含むアルコール飲料
本発明は、一側面として、以下のアルコール飲料(以下、「本発明の飲料(あるいは、本発明のアルコール飲料)」ともいう)を提供する。
本発明の一態様による飲料は、ステビオール配糖体を含み、タンパク質の含有量が20~7000mg/Lであるアルコール飲料である。
(【0011】以降は省略されています)

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