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公開番号
2025008423
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110597
出願日
2023-07-05
発明の名称
顔認証装置、顔認証方法、顔認証プログラム及び警備システム
出願人
綜合警備保障株式会社
代理人
個人
主分類
G08B
25/04 20060101AFI20250109BHJP(信号)
要約
【課題】顔認証結果に基づいて認証対象者が所定権限を有することを確認する際に認証対象者に警備上の異常事態が発生していることを自動検出する。
【解決手段】認証対象者に関する情報を取得する顔認証装置を、顔認証装置の周辺を撮像するセンサ部と、センサ部で撮像された人物の顔認証処理を実行して、所定権限を有する認証許可者を認証する認証部と、センサ部による撮像画像を解析して、顔認証された認証許可者が異常事態にあることを自動検出する異常事態検出処理を実行する異常事態検出部とによって構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
認証対象者に関する情報を取得する顔認証装置であって、
前記顔認証装置の周辺を撮像するセンサ部と、
前記センサ部で撮像された人物の顔認証処理を実行して、所定権限を有する認証許可者を認証する認証部と、
前記センサ部による撮像画像を解析して、顔認証された前記認証許可者が異常事態にあることを自動検出する異常事態検出処理を実行する異常事態検出部と
を備えることを特徴とする顔認証装置。
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【請求項2】
前記異常事態検出部は、前記撮像画像から、凶器とみなされる所定の物体、別の人物の腕、及び密着した別の人物を検出する処理を実行して、検出結果に基づいて、前記認証許可者が異常事態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項3】
前記異常事態検出部は、前記撮像画像上で、前記撮像画像に写っている前記認証許可者の顔周辺の所定領域を対象に、検出処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の顔認証装置。
【請求項4】
前記異常事態検出部は、前記撮像画像から、前記認証許可者の所定の体勢、所定の動作、及び所定の表情を検出する処理を実行して、検出結果に基づいて、前記認証許可者が異常事態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項5】
前記所定の体勢には、前記認証許可者の顔が傾いていることが含まれ、
前記所定の動作には、前記認証許可者の目が泳いでいることが含まれ、
前記所定の表情には、前記認証許可者の恐怖の表情が含まれる
ことを特徴とする請求項4に記載の顔認証装置。
【請求項6】
前記異常事態検出部が異常事態を検出した際に、所定の外部装置へ異常事態を通報する処理、前記撮像画像に写った人物に関する情報を前記外部装置へ送信する処理を含む異常事態対応処理を実行する異常事態対応処理部
をさらに備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の顔認証装置。
【請求項7】
前記異常事態対応処理で前記外部装置へ送信される情報には、前記認証許可者と共に前記撮像画像に写った人物の撮像画像と、前記人物の現在位置に関する情報とが含まれることを特徴とする請求項6に記載の顔認証装置。
【請求項8】
認証対象者に関する情報を取得する顔認証装置が実行する顔認証方法であって、
前記顔認証装置の周辺を撮像した撮像画像から顔を検出して、前記顔が、所定権限を有する認証許可者の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する工程と、
前記撮像画像を解析して、顔認証された前記認証許可者が異常事態にあることを自動検出する異常事態検出処理を実行する工程と
を含むことを特徴とする顔認証方法。
【請求項9】
認証対象者に関する情報を取得するための顔認証プログラムであって、
顔認証装置の周辺を撮像した撮像画像から顔を検出して、前記顔が、所定権限を有する認証許可者の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する工程と、
前記撮像画像を解析して、顔認証された前記認証許可者が異常事態にあることを自動検出する異常事態検出処理を実行する工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とする顔認証プログラム。
【請求項10】
請求項1~5のいずれか1項に記載の顔認証装置と、
前記顔認証装置が設置されている施設内が無人状態にあるときに実行する機械警備に利用する機械警備用センサと
を含み、
前記顔認証装置の認証結果に基づいて前記機械警備を解除する警備システムであって、
前記異常事態検出部が異常事態を検出した場合、見かけ上は前記機械警備を解除しながら、前記機械警備用センサの利用を継続して、前記撮像画像に写った人物に関する情報を取得する
ことを特徴とする警備システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、所定権限の有無を確認するために顔認証処理を実行する顔認証装置、顔認証方法及び顔認証プログラムと、顔認証結果を警備に利用する警備システムとに関する。
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【背景技術】
【0002】
従来、顔認証の認証結果に基づいて施解錠可能な扉が利用されている。例えば、特許文献1には、カメラで撮像した利用者の顔画像を、予め登録された入退許可顔画像と比較する顔認証を行って、認証成功時に扉の電気錠を解錠するシステムが開示されている。
【0003】
顔認証結果に応じて解錠される扉が設けられた施設を警備対象とする場合、悪意ある人物が不正に扉を解錠して施設内に侵入できないようにする必要がある。例えば、特許文献2には、認証処理時に認証対象者の視線をランダムに動かすように誘導して、誘導に従うことを認証条件とするシステムが開示されている。誘導通りに視線を動かさなければ顔認証されず扉が解錠されないようにすることで、悪意ある人物が写真や印刷物を利用した不正認証によって扉を解錠することを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-234637号公報
特開2006-85226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、悪意ある人物が、扉からの入退出を許可された利用者を脅して顔認証させるような場合、利用者が誘導通りに視線を動かして認証され、扉が解錠されてしまう可能性がある。例えば、異常事態の発生を顔認証用のカメラによって検出できるように、顔認証時に、異常を知らせるサインとなる動作や目の動きをするように利用者に予め指示する方法も考えられるが、身の危険を感じている利用者が冷静に対応できない可能性もある。
【0006】
本開示は、上記課題を含む従来技術を鑑みてなされたもので、その目的の1つは、顔認証の認証結果に基づいて所定権限の有無を確認する際に異常事態の発生を自動検出することができる顔認証装置、顔認証方法、顔認証プログラム及び警備システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る顔認証装置は、認証対象者に関する情報を取得する顔認証装置であって、前記顔認証装置の周辺を撮像するセンサ部と、前記センサ部で撮像された人物の顔認証処理を実行して、所定権限を有する認証許可者を認証する認証部と、前記センサ部による撮像画像を解析して、顔認証された前記認証許可者が異常事態にあることを自動検出する異常事態検出処理を実行する異常事態検出部とを備える。
【0008】
上記構成において、前記異常事態検出部は、前記撮像画像から、凶器とみなされる所定の物体、別の人物の腕、及び密着した別の人物を検出する処理を実行して、検出結果に基づいて、前記認証許可者が異常事態にあると判定してもよい。
【0009】
上記構成において、前記異常事態検出部は、前記撮像画像上で、前記撮像画像に写っている前記認証許可者の顔周辺の所定領域を対象に、検出処理を実行してもよい。
【0010】
上記構成において、前記異常事態検出部は、前記撮像画像から、前記認証許可者の所定の体勢、所定の動作、及び所定の表情を検出する処理を実行して、検出結果に基づいて、前記認証許可者が異常事態にあると判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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