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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025008306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110352
出願日
2023-07-04
発明の名称
情報処理システム
出願人
株式会社マーケットヴィジョン
代理人
個人
主分類
H04N
23/63 20230101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】陳列棚に陳列した商品の同定/価格読取に用いる情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、陳列棚を撮影する画像情報に対する情報処理システム1であって、移動量を検出して陳列棚を撮影する撮影処理部20と、撮影処理部で撮影した画像情報に対して補正処理を行う補正処理部22と、補正処理をした画像情報に写っているオブジェクトを検出するオブジェクト検出処理部23と、画像情報から検出したオブジェクトの有無または検出したオブジェクトの位置関係を用いて見切れ判定を行い、見切れていることを判定した場合には所定の警告を行う見切れ判定処理部24と、撮影処理部で撮影した複数枚の画像情報または補正処理部で補正処理後の画像情報から、商品同定処理または価格読取処理の対象とする画像情報を選択する画像選択処理部25と、選択した画像情報に対して商品同定処理または価格読取処理を実行する認識処理部とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
陳列棚を撮影する画像情報に対する情報処理システムであって、
移動量を検出して前記陳列棚を撮影する撮影処理部と、
前記撮影処理部で撮影した画像情報に対して補正処理を行う補正処理部と、
前記補正処理をした画像情報に写っているオブジェクトを検出するオブジェクト検出処理部と、
前記画像情報から検出したオブジェクトの有無および/または検出したオブジェクトの位置関係を用いて見切れ判定を行い、見切れていることを判定した場合には所定の警告を行う見切れ判定処理部と、
前記撮影処理部で撮影した複数枚の画像情報または前記補正処理部で補正処理後の画像情報から、商品同定処理および/または価格読取処理の対象とする画像情報を選択する画像選択処理部と、
前記選択した画像情報に対して前記商品同定処理および/または前記価格読取処理を実行する認識処理部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
陳列棚を撮影する画像情報に対する情報処理システムであって、
移動量を検出して前記陳列棚を撮影する撮影処理部と、
前記撮影処理部で撮影した画像情報に対して補正処理を行う補正処理部と、
前記補正処理をした画像情報に写っているオブジェクトを検出するオブジェクト検出処理部と、
前記撮影処理部で撮影した複数枚の画像情報または前記補正処理部で補正処理後の画像情報から、商品同定処理および/または価格読取処理の対象とする画像情報を選択する画像選択処理部と、
前記選択した画像情報に対して前記商品同定処理および/または前記価格読取処理を実行する認識処理部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項3】
前記画像選択処理部は、
処理対象の画像情報における任意のオブジェクトをトラッキングオブジェクトとし、
前記トラッキングオブジェクトを含む、隣り合わない画像情報をスキップ先の画像情報として、前記商品同定処理および/または前記価格読取処理の対象とする画像情報として選択する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記画像選択処理部は、
処理対象の画像情報のうち端部付近のオブジェクトをトラッキングオブジェクトとし、
前記トラッキングオブジェクトを含む、前記処理対象の画像情報から2以上離れた画像情報をスキップ先の画像情報として、前記商品同定処理および/または前記価格読取処理の対象とする画像情報として選択する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記画像選択処理部は、
処理対象の画像情報におけるトラッキングオブジェクトの位置情報と、前記移動量とを用いて、前記処理対象の画像情報における前記トラッキングオブジェクトが、前記処理対象の画像情報の先の画像情報の撮影範囲に含まれているかを判定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記情報処理システムは、
前記画像情報から検出したオブジェクトの有無および/または検出したオブジェクトの位置関係を用いて見切れ判定を行う見切れ判定処理部、
を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記見切れ判定処理部は、
見切れ画像情報があることを判定すると、所定の警告表示を行う、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
陳列棚を撮影する画像情報に対する情報処理システムであって、
陳列棚を撮影する撮影処理部と、
前記撮影処理部で撮影した画像情報に対して補正処理を行う補正処理部と、
前記補正処理をした画像情報に写っているオブジェクトを検出するオブジェクト検出処理部と、
前記画像情報から検出したオブジェクトの有無および/または検出したオブジェクトの位置関係を用いて見切れ判定を行い、見切れていることを判定した場合には所定の警告を行う見切れ判定処理部と、
前記画像情報に対して前記商品同定処理および/または前記価格読取処理を実行する認識処理部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項9】
前記見切れ判定処理部は、
前記撮影した複数の画像情報のうち、棚の上の空間またはストック商品領域、棚の下の領域の有無により、上下方向の見切れ画像情報を判定する、
ことを特徴とする請求項6または請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記見切れ判定処理部は、
前記撮影した複数の画像情報のうち、商品を置く領域または価格表示領域が左右方向の中央部に所定以上の大きさで検出されているか、左右の切れ目または左右の構造材が前記画像情報の左右端から所定範囲内にあるかを検出することで、左右方向の見切れ画像情報を判定する、
ことを特徴とする請求項6または請求項8に記載の情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、陳列棚に陳列した商品の同定/価格読取に用いる情報処理システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
コンビニエンスストア、スーパーなどの各種の店舗では、販売している商品を陳列棚に置いて販売をしていることが一般的である。そのため、陳列棚に商品を複数陳列しておくことで、商品の一つが購入されても、同一の商品をほかの人が購入できるようになっている。また、目立つ位置に多くの個数を並べた商品が注目され、ほかの商品よりも多く売れるという競合上の優位、劣位の関係も生じる。したがって、商品が陳列棚のどこにいくつ陳列されているか、またその商品の価格を管理することは、商品の販売戦略上、重要である。
【0003】
そこで陳列棚をカメラなどの撮影装置で撮影し、その画像情報に写っている対象物を自動認識することで、商品の陳列位置と個数、陳列されている商品や価格札(プライスカード)に記載されている価格を把握することが行われている。そこで、下記特許文献1、特許文献2に開示される技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-334409号公報
特開平5-342230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
撮影装置で陳列棚に陳列されている商品を撮影する際には、撮影場所のスペースや障害物の存在などさまざまな撮影条件によって制約されることが一般的である。たとえば、商品を陳列する陳列棚の間の通路の幅が狭ければ、陳列棚を一枚の画像情報で撮影することができず、一つの陳列棚を複数枚の画像情報で撮影することとなる。
【0006】
陳列棚に陳列されている商品を同定する場合には、陳列棚単位で処理を行うため、複数枚の画像情報を用いて一つの陳列棚を構成し、それに基づいて商品の同定処理や価格の読取処理を行う。
【0007】
陳列棚を分割して撮影する場合、複数枚の画像情報を一枚の画像情報に合成すると、合成箇所に画像の乱れ(段差やボケ)が生じ、商品の同定や価格の同定の処理に影響を与える。そのため、合成をしない方が商品の同定処理や価格の読取処理の精度にはよいが、撮影担当者は、極力少ない画像で撮影することが求められ、撮影作業の負担につながる。そこで、撮影担当者は機械的に撮影作業を行うことが好ましいが、その場合、撮影枚数が増えてしまう可能性がある。そのときには、処理対象とする画像情報が増加し、全体としては処理の増加につながってしまう課題がある。そこで、撮影負担を軽減しながら、処理対象とする画像情報の数を減らすことが求められている。
【0008】
また、陳列棚を分割して撮影する場合、画像情報と画像情報との隙間があいてしまい、撮影できていない領域が生じてしまう場合がある。あるいは陳列棚の左右が見切れてしまうなどの場合がある。その場合には、再度、撮影することが求められるが、これらの事態は、実際に画像解析を行う段階で判明する。そのため、画像解析を行う段階の後に、再度、撮影を行わなければならなくなる。しかし、撮影を行うためには、再度、店舗に行って撮影を行わなければならず、作業効率を著しく低下させてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は上記課題を鑑み、陳列棚に陳列した商品を同定するための情報処理システムを発明した。
【0010】
第1の発明は、陳列棚を撮影する画像情報に対する情報処理システムであって、移動量を検出して前記陳列棚を撮影する撮影処理部と、前記撮影処理部で撮影した画像情報に対して補正処理を行う補正処理部と、前記補正処理をした画像情報に写っているオブジェクトを検出するオブジェクト検出処理部と、前記画像情報から検出したオブジェクトの有無および/または検出したオブジェクトの位置関係を用いて見切れ判定を行い、見切れていることを判定した場合には所定の警告を行う見切れ判定処理部と、前記撮影処理部で撮影した複数枚の画像情報または前記補正処理部で補正処理後の画像情報から、商品同定処理および/または価格読取処理の対象とする画像情報を選択する画像選択処理部と、前記選択した画像情報に対して前記商品同定処理および/または前記価格読取処理を実行する認識処理部と、を有する情報処理システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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