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公開番号
2025008251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110248
出願日
2023-07-04
発明の名称
寝台装置及び医用画像撮像システム、並びに寝台装置の作動方法
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
5/055 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、走行部及び天板のロック状態を確実に制御できる寝台装置、斯かる寝台装置を備える医用画像撮像システム、及び寝台装置の作動方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る寝台装置によれば、走行部のロックと天板のロックとが、寝台装置と医用画像撮像装置との接続に連動して自動的に(ユーザの操作によらずに)行われるので、ユーザは接続及び接続解除に際して走行部のロック、天板のロックのための操作を行う必要がない。また、操作忘れにより走行部がロックされない、天板のロック解除が動作タイミングに間に合わない、等のおそれがない。このため、走行部及び天板のロック状態を確実に制御することができる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被検体を載置する天板を備えた本体部と、
前記本体部を走行させる走行部と、
前記本体部を、前記本体部とは別体に構成された医用画像撮像装置に対して機械的及び電気的に着脱可能に接続する接続コネクタ部と、
前記接続及び前記接続の解除を指示する操作を受け付ける接続操作部材と、
前記接続の有無を検知する接続検知部と、
前記検知した接続の有無に基づいて前記天板のロック状態及び前記走行部の走行可能状態を制御する制御部と、
を備える寝台装置であって、
前記制御部は、
前記接続検知部による前記接続の検知に応じて、前記走行部をロックして前記本体部を走行不能にすると共に、前記天板のロックを解除して前記天板をスライド可能にし、
前記接続検知部による前記接続の解除の検知に応じて、前記走行部のロックを解除して前記本体部を走行可能にすると共に、前記天板をロックして前記天板をスライド不能にする、
寝台装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記走行部は電動でロックが可能なキャスターを備え、
前記制御部は前記キャスターを電動でロックすることにより前記本体部を走行不能にし、前記ロックを解除することにより前記本体部を走行可能にする請求項1に記載の寝台装置。
【請求項3】
前記走行部は前記本体部から走行面に向けて突出可能なストッパーを備え、前記制御部は前記ストッパーを突出させて前記走行面に突接させることで前記走行部をロックし、前記ストッパーを前記走行面から離間させることで前記走行部のロックを解除する請求項1または2に記載の寝台装置。
【請求項4】
前記走行部は、第1ソレノイドコイルと、前記第1ソレノイドコイルへの通電により圧縮される第1バネ部材と、前記第1バネ部材に接続された前記ストッパーと、を備え、
前記制御部は、前記第1ソレノイドコイルに通電することにより前記第1バネ部材を圧縮させて前記ストッパーを前記走行面から離間させ、前記第1ソレノイドコイルへの通電を停止することにより前記第1バネ部材の圧縮を停止し前記ストッパーを突出させて前記走行面に突接させる、
請求項3に記載の寝台装置。
【請求項5】
前記本体部は、第2ソレノイドコイルと、前記第2ソレノイドコイルへの通電により圧縮される第2バネ部材と、前記第2バネ部材に接続されたロックピンと、を備え、
前記制御部は、前記第2ソレノイドコイルに通電することにより前記第2バネ部材を圧縮させて前記ロックピンを前記天板から抜去させ、前記第2ソレノイドコイルへの通電を停止することにより前記第2バネ部材の圧縮を停止して前記ロックピンを突出させ前記天板に挿入させる、
請求項1または2に記載の寝台装置。
【請求項6】
前記本体部は、第3ソレノイドコイルと、前記第3ソレノイドコイルに対向して前記天板に配置される磁性体と、を備え、
前記制御部は、前記第3ソレノイドコイルに通電することにより前記磁性体を前記第3ソレノイドコイルの側に吸着して前記天板をスライド不能にし、前記第3ソレノイドコイルへの通電を停止することにより前記吸着を解除して前記天板をスライド可能にする、
請求項1または2に記載の寝台装置。
【請求項7】
前記接続操作部材は、前記接続の操作を受け付ける接続用ペダルと、前記接続の解除の操作を受け付ける接続解除用ペダルと、を備える請求項1または2に記載の寝台装置。
【請求項8】
前記接続の状態と、前記走行部のロックの状態と、前記天板のロックの状態と、のうち1つ以上を表示するパネルを備える請求項1または2に記載の寝台装置。
【請求項9】
前記パネルは、前記寝台装置が前記医用画像撮像装置に接続されていない場合に前記走行部の前記ロックを指示するロック操作、及び前記ロック操作による前記ロックの解除を指示するロック解除操作を受け付けるロック操作部材を備え、
前記制御部は、前記ロック操作に応じて前記走行部をロックし、前記ロック解除操作に応じて前記走行部の前記ロックを解除する請求項8に記載の寝台装置。
【請求項10】
請求項1または2に記載の寝台装置と、
前記医用画像撮像装置と、
を備える医用画像撮像システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は医用画像撮像装置に接続可能な寝台装置及び寝台装置を含む医用画像撮像システム、並びに寝台装置の作動方法に関し、特に寝台装置の接続及びロックを制御する技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
磁気共鳴イメージング装置(MRI装置、MRI:Magnetic Resonance Imaging)、X線CT装置(CT:Computed Tomography)などの医用画像撮像装置(あるいは医用画像診断装置)で被検体の医用画像を撮像する場合、被験者がいる病室から医用画像撮像装置が設置された検査室に移動する際の被検体の移し替えの手間の削減、あるいは検査室内における磁性体の使用制限等の観点から、医用画像撮像装置本体に着脱可能な寝台装置を用いることが知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、医用画像撮像装置本体と機械的に、および電気的に接続可能な寝台装置が開示されている。
【0003】
このような寝台装置を用いる場合、寝台装置を医用画像撮像装置と接続(ドッキング)する操作及び接続を解除する操作が必要であり、また寝台装置の走行部をロックする操作及びロックを解除する操作が必要である。特許文献1では、寝台装置とMRI装置との機械的接続を行うための結合ペダルと、寝台装置の走行部に設けられたキャスターをロックするためのキャスタロックペダルとが設けられており、キャスタロックペダルが操作されると、キャスターがロックされると共に寝台装置とMRI装置とが電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7197984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
寝台装置を医用画像診断装置本体に接続した後は、被験者が身動きした場合等に寝台が動いて意図せぬ破損が生じないように、寝台装置のキャスターをロックする必要がある。しかし、上述の特許文献1のようにキャスターをロックするためのペダルを操作する場合、その操作をユーザが忘れてしまいロックされない可能性がある。
【0006】
また、寝台装置には、医用画像撮像装置の撮像空間内に被検体を移動させるための、スライド可能な天板を有するものが存在する。このような寝台装置を用いる場合、医用画像撮像装置に接続する前の寝台搬送中は、天板が意図せず動いて寝台装置が破損したり被験者が落下したりしないよう、天板をロックする必要がある。一方、医用画像撮像装置に接続した後は、天板がスライドできるようロックを解除する必要がある。このようなロック及びロックの解除を行うため、従来は天板の動作開始に連動して機械的にロックのピンが飛び出る、あるいは収納される方式が採用されていた。しかしこのような方式では、組み立て誤差や経年摩耗などにより天板動作のタイミングにピンの飛び出しあるいは収納が間に合わず、その結果天板が動作できなくなる可能性があった。
【0007】
このように、従来の技術は走行部及び天板のロック状態を確実に制御できるものではなかった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、走行部及び天板のロック状態を確実に制御できる寝台装置、そのような寝台装置を備える医用画像撮像システム、及び寝台装置の作動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る寝台装置は、被検体を載置する天板を備えた本体部と、本体部を走行させる走行部と、本体部を、本体部とは別体に構成された医用画像撮像装置に対して機械的及び電気的に着脱可能に接続する接続コネクタ部と、接続及び接続の解除を指示する操作を受け付ける接続操作部材と、接続の有無を検知する接続検知部と、検知した接続の有無に基づいて天板のロック状態及び走行部の走行可能状態を制御する制御部と、を備える寝台装置であって、制御部は、接続検知部による接続の検知に応じて、走行部をロックして本体部を走行不能にすると共に、天板のロックを解除して天板をスライド可能にし、接続検知部による接続の解除の検知に応じて、走行部のロックを解除して本体部を走行可能にすると共に、天板のロックを解除して天板をスライド不能にする。
【0010】
第1の態様によれば、寝台装置を医用画像撮像装置に接続すると、検知部が接続を検知し、制御部が走行部をロックすると共に天板のロックを解除して天板をスライド可能にし、寝台装置と医用画像撮像装置との接続を解除すると、検知部が接続の解除を検知し、制御部が走行部のロックを解除して寝台装置を走行可能にすると共に、天板をロックして天板をスライド不能にする。即ち、走行部のロックと天板のロックとが、寝台装置と医用画像撮像装置との接続に連動して自動的に(ユーザの操作によらずに)行われるので、ユーザは接続及び接続解除に際して走行部のロック、天板のロックのための操作を行う必要がない。また、操作忘れにより走行部がロックされない、天板のロック解除が動作タイミングに間に合わない、等のおそれがない。このように第1の態様によれば、走行部及び天板のロック状態を確実に制御することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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