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公開番号2025008188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110140
出願日2023-07-04
発明の名称撮像装置、その制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/70 20230101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】絞り駆動中のLV画像の見栄えを改善させた撮像装置、その制御方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】撮影レンズ101の絞り量を変更制御する絞り制御部103を有する撮像装置であって、マトリクス状に配置された複数の画素を有する撮像素子104と、撮像素子104から読み出された動画像における輝度情報を取得するものであって、絞り量の変更制御が行われている期間中の1以上の取得時刻を含む、複数の取得時刻における輝度情報を取得する輝度検出部107と、複数の取得時刻のそれぞれにおいて取得された輝度情報の変化量に基づいて撮像素子104から読み出される動画像の露出を調整する露出調整部108と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
撮影レンズの絞り量を変更制御する絞り制御部を有する撮像装置であって、
マトリクス状に配置された複数の画素を有する撮像素子と、
前記撮像素子から読み出された動画像における輝度情報を取得するものであって、絞り量の変更制御が行われている期間中の1以上の取得時刻を含む、複数の取得時刻における 輝度情報を取得する輝度検出部と、
前記複数の取得時刻のそれぞれにおいて前記輝度検出部により取得された輝度情報の変化量に基づいて、前記撮像素子から読み出される動画像の露出を調整する露出調整部と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記撮像素子は、
動画像をフレーム単位で読み出す第1読み出しモードと、当該第1読み出しモードの動作中に当該第1読み出しモードとは異なる画素信号を読み出す第2読み出しモードとを備え、前記輝度検出部による輝度情報の取得は、前記第2読み出しモードにより読み出された画像データに対して行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第2読み出しモードは、前記絞り制御部の駆動中の動画像を読み出すモードであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第1読み出しモードで読み出した動画像の複数のフレームにおいて前記輝度検出部により取得された輝度情報の変化量に基づいて絞り変化量を予測する第1予測部を更に備え、
前記露出調整部は更に、
前記第1予測部により予測された絞り変化量の分の露出を前記第1読み出しモードの読み出しゲイン設定、または、前記第1読み出しモードで読み出す動画像の蓄積時間の設定に反映することにより露出補正を実行することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1読み出しモードで読み出しが開始するまで、前記露出調整部による露出設定が完了するように前記第2読み出しモードで読み出す動画像の蓄積開始タイミングを制御する第1タイミング制御部を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第2読み出しモードで読み出す動画像は、前記第1読み出しモードで読み出す動画像より高速のフレームレートであり、
前記第1読み出しモードで読み出す動画像の蓄積時間中に前記第2読み出しモードで読み出す動画像の蓄積を開始し、前記第1読み出しモードで読み出す動画像の蓄積時間の長さに応じて前記第2読み出しモード期間中に撮影するフレーム数を制御する第2タイミング制御部を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第1読み出しモードで読み出す動画像の蓄積時間の長さに応じて、前記第1タイミング制御部、または、前記第2タイミング制御部のいずれかに切り替える切り替え部を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記露出調整部は更に、
前記第2読み出しモードの期間中に複数フレームを撮影する場合、前記輝度検出部により当該複数フレームのそれぞれに対して取得された複数の輝度情報の平均値、または、中央値を前記撮影された複数フレームに対応する、前記第1読み出しモードにおけるフレーム期間内に取得された輝度情報とすることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記輝度検出部は更に、
前記第1読み出しモードで読み出された動画像に対する輝度情報を取得することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記輝度検出部は更に前記第1読み出しモードで読み出した動画像のフレーム単位の間隔で輝度情報を取得し、
前記第1読み出しモードにおける或るフレームの期間内に取得された輝度情報と当該或るフレームの1フレーム前の期間内に取得された輝度情報との差分に基づいて、次フレームにおける動画像蓄積の露光重心タイミングにおける絞り変化量を予測する第2予測部を更に備え、
前記前記露出調整部は更に、
前記第2予測部により予測された絞り変化量の分の露出を前記第1読み出しモードの読み出しゲイン設定、または、前記第1読み出しモードで読み出す動画像の蓄積時間の設定に反映することにより露出補正を実行することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影レンズの絞り量を変更制御する絞り制御部を有する撮像装置、その制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ等の撮像装置にあっては適正な露出制御を行うための手法として、レンズの絞りを調整して取り込む光量を調整する方法が知られている。ここで、撮影条件の変化等で絞り値を大きく変更する場合、絞りの駆動制御時間を通常時よりも長く要する。このようなシーンでは、設定したい絞り値となるまでに急峻な露出変化が発生してしまう。更に、撮像素子に対する電子シャッターの蓄積時間設定やゲイン設定とは異なるタイミングにおいて、絞り駆動部が駆動してしまうため、ライブビュー画像などに「ちらつき」が発生する要因となっていた。
【0003】
このような状況を考慮して、特許文献1に開示された技術によれば、可変絞りの絞り値を検出する絞り値検出部が検出した可変絞りの最新の絞り値の検出時刻から所定時間経過後の絞り値を示す予告値を算出する。そして、可変絞りを含む光学系を有するレンズ部から取得した予告値に基づいて撮像素子の露光を制御する露光制御部を備えていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-3830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術にあっては、レンズ制御側で絞り値の動きを予測する仕組みを備える必要がある。例えば交換式レンズにおいて絞り量が予め把握されていないレンズを装着する場合は対応できず、「ちらつき」が発生するという問題があった。また、レンズ制御側で絞り量の変化態様を予測する機構による予測時において、レンズの種類毎の特性に応じたチューニングが必要となることもあった。
【0006】
結局、絞り量変化中にLV画像を表示する場合、絞り量が変化することによりLV画像に「ちらつき」が発生してしまう。この「ちらつき」を隠すために、絞り量の変化中のLV画像を静止(フレームストップ)させると、今度はLV画像表示の連続性が途絶えてしまう。
【0007】
本発明の目的は、絞り量の変化中の動画像(LV画像)の見栄えを改善した撮像装置、その制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、撮影レンズの絞り量を変更制御する絞り制御部を有する撮像装置であって、マトリクス状に配置された複数の画素を有する撮像素子と、前記撮像素子から読み出された動画像における輝度情報を取得するものであって、絞り量の変更制御が行われている期間中の1以上の取得時刻を含む、複数の取得時刻における輝度情報を取得する輝度検出部と、前記複数の取得時刻のそれぞれにおいて取得された輝度情報の変化量に基づいて、前記撮像素子から読み出される動画像の露出を調整する露出調整部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、絞り量の変化中の動画像(LV画像)の見えを改善した撮像装置、その制御方法およびプログラムを実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態における撮像装置の構成図である。
本発明の実施形態における画素部の説明図である。
本発明の実施形態における撮像素子の構成図である。
第1実施形態における処理の流れを示すフローチャートである。
第1実施形態において「ライブビュー蓄積時間が短い場合の処理」を示すタイミングチャートである。
第1実施形態において「ライブビューの蓄積時間が長い場合の処理」を示すタイミングチャートである。
第2実施形態における処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態の処理を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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