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公開番号
2025008126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110026
出願日
2023-07-04
発明の名称
方法、処理装置またはプログラム
出願人
株式会社大林組
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
F24F
11/63 20180101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】建物の熱負荷を適切に計算可能な方法を提供する。
【解決手段】処理装置に実行させる、外皮及び前記外皮に隣接する遮蔽部材を備えた建物に対する動的熱負荷計算の方法であって、前記外皮を、前記動的熱負荷計算上の要素である外皮要素として設定する処理と、前記遮蔽部材を、前記動的熱負荷計算上の要素である遮蔽要素として設定する処理と、前記遮蔽要素に対して前記建物の屋内側に、前記動的熱負荷計算上の要素である可変境界面要素を設定する処理と、前記可変境界面要素に流路条件、伝熱条件及び光透過率を設定する条件設定処理と、を含む方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
処理装置に実行させる、外皮及び前記外皮に隣接する遮蔽部材を備えた建物に対する動的熱負荷計算の方法であって、
前記外皮を、前記動的熱負荷計算上の要素である外皮要素として設定する処理と、
前記遮蔽部材を、前記動的熱負荷計算上の要素である遮蔽要素として設定する処理と、
前記遮蔽要素に対して前記建物の室内側に、前記動的熱負荷計算上の要素である可変境界面要素を設定する処理と、
前記可変境界面要素に流路条件、伝熱条件及び光透過条件を設定する条件設定処理と、
を含む方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記可変境界面要素は、上部、下部、及びスリットにそれぞれ対応する複数の計算点を有し、
前記複数の計算点のそれぞれに対して、流路条件、伝熱条件及び光透過条件が設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記条件設定処理は、前記動的熱負荷計算の複数の計算ステップにおいて実行され、
前記複数の計算ステップのそれぞれにおいて、対応する流路条件、伝熱条件及び光透過条件が設定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の計算ステップのうち、各ステップは、
前記可変境界面要素における風量を計算し、ステップ風量とする処理と、
前記条件設定処理を実行し、前記ステップ風量に対応する流路条件、伝熱条件及び光透過条件を設定して、それぞれ、ステップ流路条件、ステップ伝熱条件及びステップ光透過条件とする処理と、
前記ステップ風量、前記ステップ流路条件、前記ステップ伝熱条件及び前記ステップ光透過条件に基づき、前記建物の熱負荷を計算する処理と、を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の計算ステップのうち、各ステップは、
前記建物の室内調光率を求めて、ステップ調光率とする処理をさらに含み、
前記条件設定処理を実行し、前記ステップ調光率に対応する流路条件、伝熱条件及び光透過条件を設定して、それぞれ、ステップ流路条件、ステップ伝熱条件及びステップ光透過条件とする処理と、
前記ステップ調光率、前記ステップ流路条件、前記ステップ伝熱条件及び前記ステップ光透過条件に基づき、前記建物の熱負荷を計算する処理と、を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記複数の計算ステップのうち、各ステップは、
前記可変境界面要素における日射熱取得を計算し、ステップ日射熱取得とする処理と、
前記条件設定処理を実行し、前記ステップ日射熱取得に対応する流路条件、伝熱条件及び光透過条件を設定して、それぞれ、ステップ流路条件、ステップ伝熱条件及びステップ光透過条件とする処理と、
前記ステップ日射熱取得、前記ステップ流路条件、前記ステップ伝熱条件及び前記ステップ光透過条件に基づき、前記建物の熱負荷を計算する処理と、を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記ステップ風量は、
前記可変境界面要素に回路節点を設定し、前記回路節点ごとに前記各ステップに対応する流路条件を与えることにより計算される、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記ステップ調光率は、
前記外皮要素、前記遮蔽要素、及び前記可変境界面要素のそれぞれに対して前記各ステップに対応する光透過条件を設定することによって計算される、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記ステップ日射熱取得は、
前記外皮要素、前記遮蔽要素、及び前記可変境界面要素に対して前記各ステップに対応する熱平衡式をたてることによって計算される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行する処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、方法、処理装置またはプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来技術として、動的熱負荷計算を行う装置、プログラム等が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-101880号公報
特許第6572759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の動的熱負荷計算において、窓の熱負荷は遮蔽係数と熱貫流率の2つの一定の性能値を用いて算出していた。しかしながら、空気流通や日射遮蔽に関連した制御を行うシステムに対しては、時々刻々と性能が変化するため、遮蔽係数と熱貫流率の2つの性能値だけでは正確な熱負荷計算ができない状況となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を鑑み、本発明は一態様として、処理装置に実行させる、外皮及び前記外皮に隣接する遮蔽部材を備えた建物に対する動的熱負荷計算の方法であって、前記外皮を、前記動的熱負荷計算上の要素である外皮要素として設定する処理と、前記遮蔽部材を、前記動的熱負荷計算上の要素である遮蔽要素として設定する処理と、前記遮蔽要素に対して前記建物の屋内側に、前記動的熱負荷計算上の要素である可変境界面要素を設定する処理と、前記可変境界面要素に流路条件、伝熱条件及び光透過条件を設定する条件設定処理と、を含む方法を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、建物の熱負荷を適切に計算可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態における処理装置のハードウェア構成の概要である。
実施形態における処理装置の機能構成(ソフトウェア構成)の概要である。
実施形態においてモデル化対象とした建物の構成を(a)から(e)に示した説明図である。
実施形態においてモデル化対象とした建物の構成を(f)から(g)に示した説明図である。
実施形態におけるモデルの構成を示す説明図である。
実施形態における、通常のペリメータを持った建物のモデルにおける諸元を示す説明図である。
実施形態における、エアバリアが設置された建物のモデルにおける諸元を示す説明図である。
実施形態における、プッシュプル型エアバリアが設置された建物のモデルにおける諸元を示す説明図である。
実施形態における、エアフローウインドウが設置された建物のモデルの諸元を示す説明図である。
実施形態における、エアフロースクリーンが設置された建物のモデルにおいて、ロールスクリーンを下げた状態での諸元を示す説明図である。
実施形態における、エアフロースクリーンが設置された建物のモデルにおいて、ロールスクリーンを上げた状態での諸元を示す説明図である。
実施形態における、ブラインド中空層で通風するエアバリアが設置された建物のモデルにおける諸元を示す説明図である。
実施形態における、ブラインド中空層で通風するプッシュプル型エアバリアが設置された建物のモデルにおける諸元を示す説明図である。
実施形態における処理のフローチャートである。
実施形態において日射熱取得の計算に用いられる諸元及び構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態>
以下に、本発明の実施形態の一つである処理装置1について説明する。処理装置1は、動的熱負荷計算を実施することが可能である。
【0009】
処理装置1の実現に用いるハードウェアの一例を図1に示す。同図に示すように、処理装置1は、プロセッサ101、主記憶装置102、補助記憶装置103、入力装置104、出力装置105、および通信装置106を備える。これらは図示しないバス等の通信手段を介して互いに通信可能に接続されている。
【0010】
尚、処理装置1は、その全ての構成が必ずしもハードウェアで実現されている必要はなく、構成の全部又は一部が、例えば、クラウドシステム(cloud system)のクラウドサーバ(cloud server)のような仮想的な資源によって実現されていてもよい。また、処理装置1は、必ずしも1つの装置で構成される必要は無い。
(【0011】以降は省略されています)
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