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公開番号
2025007489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108921
出願日
2023-06-30
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60C
11/01 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約
【課題】スノートラクション性能を向上できるタイヤを提供すること。
【解決手段】このタイヤでは、サイドブロック4が、タイヤ径方向視にて第一および第二のショルダーブロックのそれぞれに対してオーバーラップして配置された長尺ブロック部41と、タイヤ径方向視にて第二ショルダーブロック322および長尺ブロック部41のそれぞれに対してオーバーラップして配置された短尺ブロック部42と、サイドブロック4を貫通して長尺ブロック部41および短尺ブロック部42を区画するL字溝43とを備える。また、L字溝43が、径方向溝部431と周方向溝部432とをL字状に接続して成る。また、タイヤ径方向に対する周方向溝部432の傾斜角θ32が、45°≦θ32≦135°の範囲にある。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤバットレス部に開口すると共にタイヤ周方向に交互に配列された第一および第二のショルダーラグ溝と、前記第一および第二のショルダーラグ溝に区画されると共にタイヤ周方向に交互に配列された第一および第二のショルダーブロックと、タイヤバットレス部に形成されたサイドブロックとを備えるタイヤであって、
前記サイドブロックが、タイヤ径方向視にて前記第一および第二のショルダーブロックのそれぞれに対してオーバーラップして配置された長尺ブロックと、タイヤ径方向視にて前記第二ショルダーブロックおよび前記長尺ブロック部のそれぞれに対してオーバーラップして配置された短尺ブロックと、前記サイドブロックを貫通して前記長尺ブロック部および前記短尺ブロック部を区画するL字溝とを備え、
前記L字溝が、タイヤ径方向に延在して前記サイドブロックのタイヤ径方向外側のエッジ部に接続する径方向溝部と、タイヤ周方向に延在して前記サイドブロックのタイヤ周方向の一方のエッジ部に開口する周方向溝部とをL字状に接続して成り、且つ、
タイヤ径方向に対する前記周方向溝部の傾斜角θ32が、タイヤ径方向内側に向かって前記L字溝の屈曲方向を正として、45°≦θ32≦135°の範囲にあることを特徴とするタイヤ。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記長尺ブロック部の周方向長さL1が、前記サイドブロックの周方向長さLsに対して0.60≦L1/Ls≦1.00の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記サイドブロックの周方向長さLsが、前記第一および第二のショルダーブロックのピッチ長Pbに対して0.80≦Ls/Pb≦1.00の範囲にある請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記長尺ブロック部の径方向幅W1が、前記長尺ブロック部の周方向長さL1に対して0.25≦W1/L1≦0.45の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記短尺ブロック部の周方向長さL2が、前記サイドブロックの周方向長さLsに対して0.35≦L2/Ls≦0.55の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記周方向溝部に区画された前記短尺ブロック部のタイヤ径方向内側のエッジ部の周方向長さL2’が、前記短尺ブロック部の周方向長さL2に対して0.70≦L2’/L2≦0.90の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記短尺ブロック部の径方向幅W2が、前記短尺ブロック部の周方向長さL2に対して0.20≦W2/L2≦0.50の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記短尺ブロック部の径方向幅W2が、前記長尺ブロック部の径方向幅W1に対して0.30≦W2/W1≦0.60の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
モールドの割り位置をタイヤバットレス部に備え、
前記長尺ブロック部が、前記モールドの割り位置からタイヤ径方向内側に向かってテーパ状に拡幅したエッジ形状を有し、且つ、
前記短尺ブロック部が,前記モールドの割り位置からタイヤ径方向内側に向かってテーパ状に縮幅したエッジ形状を有する請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記周方向溝部の溝幅W32が、前記径方向溝部の溝幅W31に対して0.45≦W32/W31≦0.75の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関し、さらに詳しくは、スノートラクション性能を向上できるタイヤに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年のクロスオーバーSUV(Sport Utility Vehicle)用タイヤでは、タイヤのスノートラクション性能を向上するために、溝を有するサイドブロックをタイヤのバットレス部に備えている。かかる構造を採用する従来のタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-121876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スノートラクション性能を向上できるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、この発明にかかるタイヤは、タイヤバットレス部に開口すると共にタイヤ周方向に交互に配列された第一および第二のショルダーラグ溝と、前記第一および第二のショルダーラグ溝に区画されると共にタイヤ周方向に交互に配列された第一および第二のショルダーブロックと、タイヤバットレス部に形成されたサイドブロックとを備えるタイヤであって、前記サイドブロックが、タイヤ径方向視にて前記第一および第二のショルダーブロックのそれぞれに対してオーバーラップして配置された長尺ブロックと、タイヤ径方向視にて前記第二ショルダーブロックおよび前記長尺ブロック部のそれぞれに対してオーバーラップして配置された短尺ブロックと、前記サイドブロックを貫通して前記長尺ブロック部および前記短尺ブロック部を区画するL字溝とを備え、前記L字溝が、タイヤ径方向に延在して前記サイドブロックのタイヤ径方向外側のエッジ部に接続する径方向溝部と、タイヤ周方向に延在して前記サイドブロックのタイヤ周方向の一方のエッジ部に開口する周方向溝部とをL字状に接続して成り、且つ、タイヤ径方向に対する前記周方向溝部の傾斜角θ32が、タイヤ径方向内側に向かって前記L字溝の屈曲方向を正として、45°≦θ32≦135°の範囲にあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかるタイヤでは、(1)サイドブロックが、タイヤ径方向視にて第一および第二のショルダーブロックのそれぞれに対してオーバーラップして配置された長尺ブロック部を備えるので、短尺なサイドブロックのみを備える構成と比較して、タイヤのスノートラクション性能が向上する利点がある。また、(2)サイドブロックが、径方向溝部と周方向溝部とをL字状に接続して成るL字溝を備えるので、タイヤ周方向およびタイヤ径方向に対するサイドブロックのエッジ成分が増加して、タイヤのスノートラクション性能が向上する利点がある。さらに、(3)周方向溝部が、サイドブロックのタイヤ周方向の一方のエッジ部に開口するので、L字溝からの排雪性能が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。
図2は、図1に記載したタイヤのショルダー部を示す拡大断面図である。
図3は、図1に記載したタイヤのショルダー部を示す斜視図である。
図4は、図3に記載したタイヤのバットレス部を示す平面図である。
図5は、図4に記載した記載したサイドブロックを示す説明図である。
図6は、図4に記載した記載したサイドブロックを示す説明図である。
図7は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図8は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0009】
[タイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤ1を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。また、同図は、タイヤの一例として、クロスオーバーSUV用の空気入りラジアルタイヤを示している。
【0010】
同図において、タイヤ子午線方向の断面は、タイヤ回転軸(図示省略)を含む平面でタイヤを切断したときの断面として定義される。また、タイヤ赤道面CLは、JATMAに規定されたタイヤ断面幅の測定点の中点を通りタイヤ回転軸に垂直な平面として定義される。また、タイヤ幅方向は、タイヤ回転軸に平行な方向として定義され、タイヤ径方向は、タイヤ回転軸に垂直な方向として定義される。
(【0011】以降は省略されています)
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