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公開番号
2025040096
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023146794
出願日
2023-09-11
発明の名称
空気入りタイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
11/13 20060101AFI20250314BHJP(車両一般)
要約
【課題】 転がり抵抗やウエット性能を悪化させることなく、操縦安定性を改善し、通過音を低減することを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド部1と一対のサイドウォール部2と一対のビード部3とを備えた空気入りタイヤにおいて、トレッド部1はタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝13を有し、これらラグ溝13のうちの少なくとも1本のラグ溝13の両側の側壁13a,13bに一対の突起14a,14bが形成され、空気入りタイヤの無負荷時におけるラグ溝13の溝幅Gwと一対の突起14a,14bの高さの合計値PhとがGw/Ph>1の関係を満足すると共に、空気入りタイヤの無負荷時の半径Ra及び負荷時の半径RsからCr=Rs/Raにより算出される接地圧縮比Crとラグ溝13の溝幅Gwと一対の突起14a,14bの高さの合計値Phとが1.0<Cr×Gw/Ph≦2.0の関係を満足する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備えた空気入りタイヤにおいて、
前記トレッド部はタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝を有し、前記複数本のラグ溝のうちの少なくとも1本のラグ溝の両側の側壁に互いに対向する一対の突起が形成され、前記空気入りタイヤの無負荷時における前記ラグ溝の溝幅Gwと前記一対の突起の高さの合計値PhとがGw/Ph>1の関係を満足すると共に、前記空気入りタイヤの無負荷時の半径Ra及び負荷時の半径RsからCr=Rs/Raにより算出される接地圧縮比Crと前記ラグ溝の溝幅Gwと前記一対の突起の高さの合計値Phとが1.0<Cr×Gw/Ph≦2.0の関係を満足することを特徴とする空気入りタイヤ。
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【請求項2】
前記一対の突起を前記トレッド部のトレッド面の法線方向に投影したとき、一方の突起の頂面の長さHaが他方の突起の頂面の長さHbよりも短く、前記一方の突起の頂面が前記他方の突起の頂面の両端間に完全に含まれることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記一対の突起を前記ラグ溝の幅方向に投影したとき、一方の突起の頂面の投影面積Saが他方の突起の頂面の投影面積Sbよりも小さく、前記一方の突起の頂面が前記他方の突起の頂面に対して完全に重なることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記一方の突起の頂面の投影面積Saと前記他方の突起の頂面の投影面積Sbとが0.6≦Sa/Sb≦0.8の関係を満足することを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記一方の突起の高さPH
1
と前記他方の突起の高さPH
2
とが0.8×Sa/Sb≦PH
2
/PH
1
≦1.2×Sa/Sb、PH
2
/(PH
1
+PH
2
)<0.5の関係を満足することを特徴とする請求項3又は4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記ラグ溝の深さDと前記一対の突起の図心位置から前記ラグ溝の溝底までの距離Da
1
,Db
1
と前記一対の突起のトレッド面側の端部から前記ラグ溝の溝底までの距離Da
2
,Db
2
とが0.1≦Da
1
/D≦0.7、0.1≦Db
1
/D≦0.7、0.3≦Da
2
/D≦0.9、0.3≦Db
2
/D≦0.9の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
各突起のラグ溝延長方向の長さxと各突起のラグ溝深さ方向の長さyとが0.2≦y/x≦1.0の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記ラグ溝の長さLと該ラグ溝の片側の側壁に含まれる全ての突起のラグ溝延長方向の総長さLbとが0.3≦Lb/L≦0.8の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記トレッド部はタイヤ周方向に延びる複数本の主溝を有し、これら主溝によりショルダー陸部を含む複数列の陸部が区画され、前記一対の突起は少なくとも前記ショルダー陸部に形成されたラグ溝に付与されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記一対の突起は前記トレッド部に形成された全てのラグ溝のうち50%以上のラグ溝に付与されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トレッド部にタイヤ幅方向に延びるラグ溝を備えた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、転がり抵抗やウエット性能を悪化させることなく、操縦安定性を改善し、通過音を低減することを可能にした空気入りタイヤに関する。
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【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤにおいて、ウエット性能を確保するために、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝と、タイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝とが形成されている。このような空気入りタイヤでは、制動時や駆動時のみならず通常走行時においても、トレッド部に対してタイヤ周方向の力が加わることにより、タイヤ幅方向に延びるラグ溝の側壁が倒れ込むように変形する。そして、走行時においてラグ溝の側壁が倒れ込むように変形すると、操縦安定性が低下することになる。
【0003】
そこで、このような不都合を防止するために、ラグ溝の側壁に突起を設け、該突起によりラグ溝の側壁の変形を抑制することが提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。しかしながら、ラグ溝の側壁に形成された突起の高さが不十分であると、走行時においてラグ溝の側壁の変形が十分に抑制されないため操縦安定性を改善する効果が得られず、逆に突起が高過ぎると、ラグ溝の側壁が変形した際に突起の圧縮率が大きくなり、これが転がり抵抗を悪化させる要因となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-351991号公報
特開2016-88288号公報
特開2013-514220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、転がり抵抗やウエット性能を悪化させることなく、操縦安定性を改善し、通過音を低減することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備えた空気入りタイヤにおいて、
前記トレッド部はタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝を有し、前記複数本のラグ溝のうちの少なくとも1本のラグ溝の両側の側壁に互いに対向する一対の突起が形成され、前記空気入りタイヤの無負荷時における前記ラグ溝の溝幅Gwと前記一対の突起の高さの合計値PhとがGw/Ph>1の関係を満足すると共に、前記空気入りタイヤの無負荷時の半径Ra及び負荷時の半径RsからCr=Rs/Raにより算出される接地圧縮比Crと前記ラグ溝の溝幅Gwと前記一対の突起の高さの合計値Phとが1.0<Cr×Gw/Ph≦2.0の関係を満足することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明者は、ラグ溝の側壁に形成される突起について鋭意研究した結果、突起の高さを規定するにあたって、空気入りタイヤが路面に接地した際のトレッド部の圧縮に起因するラグ溝の溝幅の収縮を考慮することが重要であることを知見し、本発明に至ったのである。
【0008】
即ち、本発明では、トレッド部はタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝を有し、これら複数本のラグ溝のうちの少なくとも1本のラグ溝の両側の側壁に互いに対向する一対の突起が形成され、空気入りタイヤの無負荷時におけるラグ溝の溝幅Gwと一対の突起の高さの合計値PhとがGw/Ph>1の関係を満足すると共に、空気入りタイヤの無負荷時の半径Ra及び負荷時の半径RsからCr=Rs/Raにより算出される接地圧縮比Crとラグ溝の溝幅Gwと一対の突起の高さの合計値Phとが1.0<Cr×Gw/Ph≦2.0の関係を満足することにより、走行時においてラグ溝の側壁(即ち、ラグ溝に隣接する陸部の側壁)が倒れ込むように変形することを適切に抑制し、ウエット性能を悪化させることなく、操縦安定性を改善し、更には通過音を低減することができる。特に、ラグ溝の両側の側壁に互いに対向する一対の突起が形成される場合、各突起の高さを低くして突起の剛性を十分に確保することが可能となるので、ラグ溝の側壁の倒れ込みを効果的に抑制することができる。また、Cr×Gw/Phの範囲を適正化することにより、ラグ溝の側壁が倒れ込むように変形した際に突起の圧縮率が過度に大きくなることを回避し、転がり抵抗の悪化を抑えることができる。
【0009】
本発明において、一対の突起をトレッド部のトレッド面の法線方向に投影したとき、一方の突起の頂面の長さHaが他方の突起の頂面の長さHbよりも短く、一方の突起の頂面が他方の突起の頂面の両端間に完全に含まれることが好ましい。これにより、ラグ溝の両側の側壁に設けられた突起同士が確実に接触し、ラグ溝の側壁の倒れ込みを効果的に抑制することができる。
【0010】
一対の突起をラグ溝の幅方向に投影したとき、一方の突起の頂面の投影面積Saが他方の突起の頂面の投影面積Sbよりも小さく、一方の突起の頂面が他方の突起の頂面に対して完全に重なることが好ましい。特に、一方の突起の頂面の投影面積Saと他方の突起の頂面の投影面積Sbとが0.6≦Sa/Sb≦0.8の関係を満足することが好ましい。これにより、ラグ溝の両側の側壁に設けられた突起同士が確実に接触し、ラグ溝の側壁の倒れ込みを効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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