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公開番号2025067714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177901
出願日2023-10-13
発明の名称スタビライザ及びスタビライザが装着されたタイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 5/08 20060101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤ剛性に起因する性能と乗り心地性能との両立を実現するとともに、タイヤから切り離して再利用することができるスタビライザを提供すること。
【解決手段】タイヤ内腔に収容され、幅方向の各端部に位置するとともに周方向に延在する一対のビード対応部材(12、12)と、赤道面に対して対称の位置関係にある一対のビード対応部材のそれぞれの径方向外端部から幅方向内側に延在し、かつ、一対のビード対応部材同士を連結する複数の幅方向補強体16と、周方向に隣り合う幅方向補強体の間に位置する複数の周方向補強体18と、を含み、少なくとも幅方向補強体が、剛性可変部材を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ内腔に収容されるスタビライザであって、
幅方向の各端部に位置するとともに周方向に延在する一対のビード対応部材と、赤道面に対して対称の位置関係にある一対の前記ビード対応部材のそれぞれの径方向外端部から幅方向内側に延在し、かつ、前記一対のビード対応部材同士を連結する複数の幅方向補強体と、周方向に隣り合う前記幅方向補強体の間に位置する複数の周方向補強体と、を含み、
少なくとも前記幅方向補強体が、剛性可変部材を含むことを特徴とする、スタビライザ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記剛性可変部材がバイオメタルファイバを含む、請求項1に記載のスタビライザ。
【請求項3】
前記剛性可変部材が周方向において複数の部分に分離されている、請求項1に記載のスタビライザ。
【請求項4】
前記剛性可変部材が中空体で構成されている、請求項1に記載のスタビライザ。
【請求項5】
前記剛性可変部材が周方向において複数の部分に分離されている、請求項4に記載のスタビライザ。
【請求項6】
内周面に、請求項1から5のいずれか一項に記載のスタビライザが装着されていることを特徴とするタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両操縦時の様々なシチュエーション及び/又は路面状況に応じて、タイヤのケーシング剛性とトレッドの剛性との少なくとも一方を適宜に調整可能なスタビライザ、及び当該スタビライザが装着されたタイヤに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、タイヤの縦剛性の向上を抑えながら横剛性と前後剛性を向上させることを目的として、タイヤ内面から突出したリブからなるリブパターンを、タイヤの骨格を構成する部材として、シェルに設けたタイヤが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-039903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1には、リブパターンを構成するリブが樹脂材料や非樹脂材料から構成できることが開示されているものの、車両操縦時の様々なシチュエーション(発進時、停止時等)及び/又は路面状況(例えば、路面に凹凸が多くみられる状況)に応じて、タイヤ剛性に起因する性能(トラクション性能、ブレーキ性能等)と乗り心地性能との両立に寄与するタイヤの補強部材については開示されていない。
【0005】
また、近年では、タイヤ交換後にも、タイヤから切り離して再利用することができるタイヤ補強部材の開発が要請されている。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、車両操縦時の様々なシチュエーション及び路面状況に応じて、ケーシング剛性及びトレッドの剛性の少なくとも一方を適宜調整して、タイヤ剛性に起因する性能と乗り心地性能との両立を実現するとともに、タイヤから切り離して再利用することができるスタビライザ、及びこのスタビライザを装着したタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のスタビライザは、タイヤ内腔に収容され、幅方向の各端部に位置するとともに周方向に延在する一対のビード対応部材と、赤道面に対して対称の位置関係にある一対の前記ビード対応部材のそれぞれの径方向外端部から幅方向内側に延在し、かつ、前記一対のビード対応部材同士を連結する複数の幅方向補強体と、周方向に隣り合う前記幅方向補強体の間に位置する複数の周方向補強体と、を含み、少なくとも前記幅方向補強体が、剛性可変部材を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るスタビライザでは、構成要素であるビード対応部材、幅方向補強体、周方向補強体のうち少なくとも幅方向補強体が剛性可変部材を含む。このため、車両操縦時の様々なシチュエーション及び/又は路面状況に応じて、ケーシング剛性、及びタイヤトレッドの剛性の少なくとも一方を適宜調整することができ、ひいてはタイヤ剛性に起因する性能と乗り心地性能との両立を実現することができる。また、本発明に係るスタビライザは、その外周形状がタイヤ内周面に適合するように、タイヤ内腔に収容される構造であるため、タイヤから切り離して再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態のスタビライザを示す平面図である。
図2は、本実施形態のスタビライザを示す側面図である。
図3は、図1及び図2に示すスタビライザの構成要素であるビード対応部材を示す図である。
図4は、図1に示すスタビライザの構成要素である幅方向補強体の一部を示す平面図である。
図5は、図1に示すスタビライザの構成要素である周方向補強体の一部を示す平面図である。
図6は、タイヤ本体に取り付けられた図1に示すスタビライザのA-A断面図(タイヤ本体付き)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の説明において、スタビライザに関し、径方向とは、回転軸と直交する方向をいい、径方向内側とは径方向において回転軸に向かう側、径方向外側とは径方向において回転軸から離れる側をいう。また、周方向とは、回転軸を中心軸とする周り方向をいう。さらに、幅方向とは、回転軸と平行な方向をいい、幅方向内側とは幅方向において赤道面(赤道線)に向かう側、幅方向外側とは幅方向において赤道面から離れる側をいう。なお、赤道面とは、回転軸に直交するとともに、幅の中心を通る平面をいう。なお、タイヤの各方向(径方向、周方向及び幅方向)については、スタビライザの各方向と同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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