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公開番号
2025038541
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145215
出願日
2023-09-07
発明の名称
ゴム組成物
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
9/00 20060101AFI20250312BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】フェニレンジアミン系老化防止剤を含有するゴム組成物であって、キノン化防止性及び老化防止性に優れるゴム組成物を提供する。
【解決手段】ジエン系ゴム100質量部と、フェニレンジアミン系老化防止剤0.1~10質量部と、LUMOエネルギー準位が-2~0eVであり且つ構造Xと構造Y1又は構造Y2である構造Yとを有する化合物である特定化合物とを含有し、老化防止剤に対する特定化合物のモル比が0.1~3である、ゴム組成物。
構造X:条件1及び条件2aを満たすA-H結合。Aは13~16族の元素を表す。
構造Y1:条件1及び条件2bを満たすA-H結合。Aは13~16族の元素を表す。
構造Y2:条件1を満たすR
1
-CH
2
-R
2
で表される構造。R
1
及びR
2
は電子求引性基を表す。
条件1:プロトン親和エネルギーが300~360kcal/mol
条件2a:Aが芳香環に結合
条件2b:Aが脂肪族炭化水素鎖に結合
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ジエン系ゴム100質量部と、
フェニレンジアミン系老化防止剤0.1~10質量部と、
密度汎関数 B3LYP/6-31+G(d、p)により計算されたLUMOエネルギー準位が-2~0eVであり、且つ、下記構造Xと、下記構造Y1又は下記構造Y2である構造Yとを有する化合物である特定化合物とを含有し、
前記フェニレンジアミン系老化防止剤に対する前記特定化合物のモル比が、0.1~3である、ゴム組成物。
構造X:下記条件1及び下記条件2aを満たすA-H結合。ただし、Aは、13~16族の元素を表す。
構造Y1:下記条件1及び下記条件2bを満たすA-H結合。ただし、Aは、13~16族の元素を表す。
構造Y2:下記条件1を満たすR
1
-CH
2
-R
2
で表される構造。ただし、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、電子求引性基を表す。
条件1:密度汎関数 B3LYP/6-31+G(d、p)により計算されたプロトン親和エネルギーが300~360kcal/molである。
条件2a:Aが芳香環に結合している。
条件2b:Aが脂肪族炭化水素鎖に結合している。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記Aが、第2周期又は第3周期の元素である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記フェニレンジアミン系老化防止剤に対する前記特定化合物のモル比が、0.3~2であり、
前記プロトン親和エネルギーが、320~360kcal/molである、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、老化防止剤としてフェニレンジアミン系老化防止剤(例えば、N-フェニル-N′-(1,3-ジメチルブチル)-p-フェニレンジアミン(6PPD))を含有するゴム組成物が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-046554号公報
【非特許文献】
【0004】
Science,2021,371,6525,185-189
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、6PPDがキノン化することで生成する6PPDキノン(下記)による環境汚染が懸念されている(非特許文献1)。
【0006】
JPEG
2025038541000001.jpg
27
57
【0007】
また昨今、求められる安全レベル等の向上に伴い、タイヤ等のゴム製品の老化防止性のさらなる向上が求められている。
【0008】
そこで、本発明は、上記実情を鑑みて、フェニレンジアミン系老化防止剤を含有するゴム組成物であって、フェニレンジアミン系老化防止剤がキノン化し難く(キノン化防止性に優れ)、且つ、老化防止性に優れるゴム組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、特定の化合物を所定量配合することで、上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
【0010】
(1) ジエン系ゴム100質量部と、
フェニレンジアミン系老化防止剤0.1~10質量部と、
密度汎関数 B3LYP/6-31+G(d、p)により計算されたLUMOエネルギー準位が-2~0eVであり、且つ、下記構造Xと、下記構造Y1又は下記構造Y2である構造Yとを有する化合物である特定化合物とを含有し、
上記フェニレンジアミン系老化防止剤に対する上記特定化合物のモル比が、0.1~3である、ゴム組成物。
構造X:下記条件1及び下記条件2aを満たすA-H結合。ただし、Aは、13~16族の元素を表す。
構造Y1:下記条件1及び下記条件2bを満たすA-H結合。ただし、Aは、13~16族の元素を表す。
構造Y2:下記条件1を満たすR
1
-CH
2
-R
2
で表される構造。ただし、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、電子求引性基を表す。
条件1:密度汎関数 B3LYP/6-31+G(d、p)により計算されたプロトン親和エネルギーが300~360kcal/molである。
条件2a:Aが芳香環に結合している。
条件2b:Aが脂肪族炭化水素鎖に結合している。
(2) 上記Aが、第2周期又は第3周期の元素である、上記(1)に記載のゴム組成物。
(3) 上記フェニレンジアミン系老化防止剤に対する上記特定化合物のモル比が、0.3~2であり、
上記プロトン親和エネルギーが、320~360kcal/molである、上記(1)又は(2)に記載のゴム組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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