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公開番号
2025067823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2024166250
出願日
2024-09-25
発明の名称
ゴム組成物及びコンベヤベルト
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
9/00 20060101AFI20250417BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】得られる加硫ゴムの、省電力性、耐屈曲性、老化後の難燃性に優れるゴム組成物を提供すること。
【解決手段】天然ゴムとブタジエンゴムとを含むジエン系ゴムと、塩素化パラフィンと三酸化アンチモンとを含む難燃剤と、窒素吸着比表面積が60~100m
2
/gであり、かつ、ジブチルフタレート吸油量が90ml/100g以上140ml/100g未満であるカーボンブラックx1を含むカーボンブラックXと、硫黄と、加硫促進剤とを含有し、天然ゴムの含有量のブタジエンゴムの含有量に対する質量比が50/50~20/80であり、カーボンブラックXの含有量がジエン系ゴム100質量部に対して55~80質量部であり、塩素化パラフィンの含有量がブタジエンゴムの含有量の35質量%以上である、ゴム組成物、及び、ゴム組成物を用いて製造されたコンベヤベルト。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
天然ゴムとブタジエンゴムとを含むジエン系ゴムと、
塩素化パラフィンと三酸化アンチモンとを含む難燃剤と、
窒素吸着比表面積が60~100m
2
/gであり、かつ、ジブチルフタレート吸油量が90ml/100g以上140ml/100g未満であるカーボンブラックx1を含むカーボンブラックXと、
硫黄と、
加硫促進剤とを含有し、
前記天然ゴムの含有量の前記ブタジエンゴムの含有量に対する質量比が、50/50~20/80であり、
前記カーボンブラックXの含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、55~80質量部であり、
前記塩素化パラフィンの含有量が、前記ブタジエンゴムの含有量の35質量%以上である、ゴム組成物。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記加硫促進剤の含有量/前記硫黄の含有量の質量比の値が、1.3以上である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記天然ゴムの含有量の前記ブタジエンゴムの含有量に対する質量比が、40/60~30/70である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記カーボンブラックXが、更に、窒素吸着比表面積が60m
2
/g未満であり、かつ、ジブチルフタレート吸油量が100ml/100g未満であるカーボンブラックx2を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項5】
前記カーボンブラックXの含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、60~70質量部である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項6】
前記塩素化パラフィンの含有量が、前記ブタジエンゴムの含有量の35~50質量%である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項7】
前記三酸化アンチモンの含有量が、前記ブタジエンゴムの含有量の8.0質量%以上である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項8】
更に、トリメチルジヒドロキノリン系化合物を含有する、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項9】
コンベヤベルト用である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載されたゴム組成物を用いて製造されたコンベヤベルト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及びコンベヤベルトに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、天然ゴム、ブタジエンゴム、塩素化パラフィン、三酸化アンチモン等を含有する、コンベヤベルト用ゴム組成物が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7182853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンベヤベルトには、省電力性、耐屈曲性、長期に渡って使用されることを想定した老化後の難燃性等が優れることが求められている。
本発明者が、特許文献1に開示されているゴム組成物について検討したところ、このようなゴム組成物を硬化させて得られる加硫ゴムは、省電力性が悪い場合があることを知見した。
【0005】
そこで、本発明は、得られる加硫ゴムの、省電力性、耐屈曲性、老化後の難燃性に優れるゴム組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、コンベヤベルトを提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の構成により課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1] 天然ゴムとブタジエンゴムとを含むジエン系ゴムと、
塩素化パラフィンと三酸化アンチモンとを含む難燃剤と、
窒素吸着比表面積が60~100m
2
/gであり、かつ、ジブチルフタレート吸油量が90ml/100g以上140ml/100g未満であるカーボンブラックx1を含むカーボンブラックXと、
硫黄と、
加硫促進剤とを含有し、
上記天然ゴムの含有量の上記ブタジエンゴムの含有量に対する質量比が、50/50~20/80であり、
上記カーボンブラックXの含有量が、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、55~80質量部であり、
上記塩素化パラフィンの含有量が、上記ブタジエンゴムの含有量の35質量%以上である、ゴム組成物。
[2] 上記加硫促進剤の含有量/上記硫黄の含有量の質量比の値が、1.3以上である、[1]に記載のゴム組成物。
[3] 上記天然ゴムの含有量の上記ブタジエンゴムの含有量に対する質量比が、40/60~30/70である、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4] 上記カーボンブラックXが、更に、窒素吸着比表面積が60m
2
/g未満であり、かつ、ジブチルフタレート吸油量が100ml/100g未満であるカーボンブラックx2を含む、[1]~[3]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[5] 上記カーボンブラックXの含有量が、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、60~70質量部である、[1]~[4]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[6] 上記塩素化パラフィンの含有量が、上記ブタジエンゴムの含有量の35~50質量%である、[1]~[5]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[7] 上記三酸化アンチモンの含有量が、上記ブタジエンゴムの含有量の8.0質量%以上である、[1]~[6]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[8] 更に、トリメチルジヒドロキノリン系化合物を含有する、[1]~[7]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[9] コンベヤベルト用である、[1]~[8]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[10] [1]~[9]のいずれか1つに記載されたゴム組成物を用いて製造されたコンベヤベルト。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、得られる加硫ゴムの、省電力性、耐屈曲性、老化後の難燃性に優れるゴム組成物を提供できる。
また、本発明は、コンベヤベルトも提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は本発明のコンベヤベルトの一実施形態の断面図である。
図2は本発明のコンベヤベルトの他の一実施形態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を含む範囲を意味する。
本明細書において、本発明のゴム組成物に含まれる各成分は、それぞれ単独で、又は、2種以上を組み合せて使用することができる。
本明細書において、本発明のゴム組成物がある成分を2種以上で併用する場合、その成分の「含有量」は、特段の断りが無い限り、それら2種以上の合計含有量を意味する。
本明細書において、各成分の製造方法は、断りがない限り特に制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。
本明細書において、得られる加硫ゴムの、省電力性、耐屈曲性、及び老化後の難燃性のうちの少なくとも1つがより優れることを、「本発明の効果がより優れる」ともいう。
(【0011】以降は省略されています)
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