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公開番号2025041165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148291
出願日2023-09-13
発明の名称ゴム組成物及びタイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 7/00 20060101AFI20250318BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】押出加工性に優れ、得られる硬化物の耐久性、機械的強度に優れるゴム組成物、及び、タイヤを提供すること。
【解決手段】ゴム成分として、1,4-シス結合含量が80質量%以上であるポリブタジエンゴム、天然ゴム及び/又は1,4-シス結合含量が80質量%以上である合成ポリイソプレンゴム、並びに、ブタジエンとイソプレンとのブロック共重合体を含有し、ブロック共重合体において、ブタジエン及びイソプレンに由来する全1,4-シス結合含量が、ブタジエン及びイソプレンに由来する繰り返し単位全量中の90モル%以上であり、ブタジエンに由来するビニル結合含量が、ブタジエンに由来する繰り返し単位全量中の5モル%未満であり、ブロック共重合体の重量平均分子量が、50万~150万であり、ブロック重合体の含有量が、ゴム成分100質量部中の0.5~30質量部である、ゴム組成物、上記ゴム組成物を用いて製造されたタイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ゴム成分として、1,4-シス結合含量が80質量%以上であるポリブタジエンゴム、
天然ゴム及び/又は1,4-シス結合含量が80質量%以上である合成ポリイソプレンゴム、並びに、
ブタジエンとイソプレンとのブロック共重合体を含有し、
前記ブロック共重合体において、前記ブタジエン及び前記イソプレンに由来する全1,4-シス結合含量が、前記ブタジエン及び前記イソプレンに由来する繰り返し単位全量中の90モル%以上であり、
前記ブタジエンに由来するビニル結合含量が、前記ブタジエンに由来する繰り返し単位全量中の5モル%未満であり、
前記ブロック共重合体の重量平均分子量が、50万~150万であり、
前記ブロック重合体の含有量が、前記ゴム成分100質量部中の0.5~30質量部である、ゴム組成物。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記ブロック共重合体の分子量分布が2~4である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記ポリブタジエンゴムの含有量が、前記ゴム成分100質量部中の49.5質量部以下であり、
前記天然ゴム及び/又は前記合成ポリイソプレンゴムの含有量が、前記ゴム成分100質量部中の50質量部以上である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
更に、カーボンブラック及び/又はシリカを含有し、
前記カーボンブラック及び/又は前記シリカの含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、30~90質量部である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項5】
重荷重用タイヤのトレッドを形成するために使用される、請求項3又は4に記載のゴム組成物。
【請求項6】
前記ポリブタジエンゴムの含有量が、前記ゴム成分100質量部中の50.0質量部以上であり、
前記天然ゴム及び/又は前記合成ポリイソプレンゴムの含有量が、前記ゴム成分100質量部中の49.5質量部以下である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項7】
タイヤのサイドトレッドを形成するために使用される、請求項4又は6に記載のゴム組成物。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のゴム組成物を用いて製造されたタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤ等に用いられるゴム組成物として、ポリイソプレン系ゴム、ポリブタジエン系ゴム、及びブロック共重合体を含有するゴム組成物が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-12702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らが、特許文献1に開示されているゴム組成物について検討したところ、上記ゴム組成物において、耐久性、機械的強度及び押出加工性のうちのいずれかが悪い場合があることを知見した。
【0005】
そこで、本発明は、押出加工性に優れ、得られる硬化物の耐久性、機械的強度に優れるゴム組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、タイヤを提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の構成により課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1]
ゴム成分として、1,4-シス結合含量が80質量%以上であるポリブタジエンゴム、
天然ゴム及び/又は1,4-シス結合含量が80質量%以上である合成ポリイソプレンゴム、並びに、
ブタジエンとイソプレンとのブロック共重合体を含有し、
上記ブロック共重合体において、上記ブタジエン及び上記イソプレンに由来する全1,4-シス結合含量が、上記ブタジエン及び上記イソプレンに由来する繰り返し単位全量中の90モル%以上であり、
上記ブタジエンに由来するビニル結合含量が、上記ブタジエンに由来する繰り返し単位全量中の5モル%未満であり、
上記ブロック共重合体の重量平均分子量が、50万~150万であり、
上記ブロック重合体の含有量が、上記ゴム成分100質量部中の0.5~30質量部である、ゴム組成物。
[2]
上記ブロック共重合体の分子量分布が2~4である、[1]に記載のゴム組成物。
[3]
上記ポリブタジエンゴムの含有量が、上記ゴム成分100質量部中の49.5質量部以下であり、
上記天然ゴム及び/又は上記合成ポリイソプレンゴムの含有量が、上記ゴム成分100質量部中の50質量部以上である、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4]
更に、カーボンブラック及び/又はシリカを含有し、
上記カーボンブラック及び/又は上記シリカの含有量が、上記ゴム成分100質量部に対して、30~90質量部である、[1]~[3]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[5]
重荷重用タイヤのトレッドを形成するために使用される、[3]又は[4]に記載のゴム組成物。
[6]
上記ポリブタジエンゴムの含有量が、上記ゴム成分100質量部中の50.0質量部以上であり、
上記天然ゴム及び/又は上記合成ポリイソプレンゴムの含有量が、上記ゴム成分100質量部中の49.5質量部以下である、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[7]
タイヤのサイドトレッドを形成するために使用される、[4]又は[6]に記載のゴム組成物。
[8]
[1]~[7]のいずれか1つに記載のゴム組成物を用いて製造されたタイヤ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、押出加工性に優れ、得られる硬化物の耐久性、機械的強度に優れるゴム組成物を提供することができる。
また、本発明は、タイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のタイヤの実施態様の一例を表す部分断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、各成分は、それぞれ単独で、又は、2種以上を組み合せて使用することができる。
本明細書において、各成分について2種以上を併用する場合、その成分についての量は、特段の断りが無い限り、それら2種以上の合計の量を意味する。
本明細書において、各成分の製造方法は、断りがない限り特に制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。各成分又は各成分を製造する際に使用される原料として、断りがない限り、例えば市販品を使用することができる。
本明細書において、本発明のゴム組成物について、押出加工性、耐久性、及び機械的強度のうちの少なくともいずれかがより優れることを「本発明の効果がより優れる」とも言う。
(【0011】以降は省略されています)

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