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公開番号2025065681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175054
出願日2023-10-10
発明の名称変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法、ゴム組成物、タイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08F 8/50 20060101AFI20250415BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】加硫しやすい変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法、ゴム組成物、タイヤの提供。
【解決手段】メタセシス触媒の存在下において、炭素・炭素二重結合を有する繰り返し単位を含む共役ジエンユニット1と水添共役ジエンユニット3とを有し、共役ジエンユニット1の含有量が共役ジエンユニット1及び水添共役ジエンユニット3の合計量中の90質量%以下である、水添共役ジエン系ゴムと、炭素・炭素二重結合を有する繰り返し単位を含む共役ジエン系ゴムとを反応させることによって、変性水添共役ジエン系ゴムを製造する、変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法、上記製造方法によって製造された変性水添共役ジエン系ゴム、上記変性水添共役ジエン系ゴムと硫黄とを含有するゴム組成物、上記ゴム組成物を用いて製造されたタイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
メタセシス触媒の存在下において、炭素・炭素二重結合を有する繰り返し単位を含む共役ジエンユニット1と水添共役ジエンユニット3とを有し、前記共役ジエンユニット1の含有量が前記共役ジエンユニット1及び前記水添共役ジエンユニット3の合計量中の90質量%以下である、水添共役ジエン系ゴムと、炭素・炭素二重結合を有する繰り返し単位を含む共役ジエン系ゴムとを反応させることによって、変性水添共役ジエン系ゴムを製造する、変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記共役ジエンユニット1の含有量が、前記共役ジエンユニット1及び前記水添共役ジエンユニット3の合計量中の10~90質量%である、請求項1に記載の変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法。
【請求項3】
前記共役ジエン系ゴムの重量平均分子量が、1万~200万である、請求項1に記載の変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法によって製造された、変性水添共役ジエン系ゴム。
【請求項5】
前記変性水添共役ジエン系ゴムの重量平均分子量が、1万以上である、請求項4に記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
【請求項6】
前記変性水添共役ジエン系ゴムは、共役ジエンユニット2と水添共役ジエンユニット4とを有し、前記共役ジエンユニット2の含有量が前記共役ジエンユニット2及び前記水添共役ジエンユニット4の合計量中の30質量%以上である、請求項4に記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
【請求項7】
前記変性水添共役ジエン系ゴムは、共役ジエンユニット2と水添共役ジエンユニット4とを有し、
前記共役ジエンユニット2におけるビニレン基を有する繰り返し単位の含有量が、前記共役ジエンユニット2及び前記水添共役ジエンユニット4の合計量中の10~90質量%である、請求項4に記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
【請求項8】
前記変性水添共役ジエン系ゴムは、共役ジエンユニット2と水添共役ジエンユニット4とを有し、
前記共役ジエンユニット2におけるビニル基を有する繰り返し単位の含有量が、前記共役ジエンユニット2及び前記水添共役ジエンユニット4の合計量中の10~80質量%である、請求項4に記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
【請求項9】
請求項4に記載の変性水添共役ジエン系ゴムと、硫黄とを含有する、ゴム組成物。
【請求項10】
請求項9に記載のゴム組成物を用いて製造されたタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法、ゴム組成物、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水添SBRを含有するゴム組成物が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-26685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らが、特許文献1に開示されているゴム組成物について検討したところ、ゴム組成物が水添SBRを含有する場合、水添SBRを加硫させにくいという欠点があることを知見した。
【0005】
そこで、本発明は、加硫しやすい変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、変性水添共役ジエン系ゴム、ゴム組成物、タイヤを提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の構成により課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1] メタセシス触媒の存在下において、炭素・炭素二重結合を有する繰り返し単位を含む共役ジエンユニット1と水添共役ジエンユニット3とを有し、上記共役ジエンユニット1の含有量が上記共役ジエンユニット1及び上記水添共役ジエンユニット3の合計量中の90質量%以下である、水添共役ジエン系ゴムと、炭素・炭素二重結合を有する繰り返し単位を含む共役ジエン系ゴムとを反応させることによって、変性水添共役ジエン系ゴムを製造する、変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法。
[2] 上記共役ジエンユニット1の含有量が、上記共役ジエンユニット1及び上記水添共役ジエンユニット3の合計量中の10~90質量%以下である、[1]に記載の変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法。
[3] 上記共役ジエン系ゴムの重量平均分子量が、1万~200万である、[1]又は[2]に記載の変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法。
[4] [1]~[3]のいずれか1つに記載の変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法によって製造された、変性水添共役ジエン系ゴム。
[5] 上記変性水添共役ジエン系ゴムの重量平均分子量が、1万以上である、[4]に記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
[6] 上記変性水添共役ジエン系ゴムは、共役ジエンユニット2と水添共役ジエンユニット4とを有し、上記共役ジエンユニット2の含有量が上記共役ジエンユニット2及び上記水添共役ジエンユニット4の合計量中の30質量%以上である、[4]又は[5]に記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
[7] 上記変性水添共役ジエン系ゴムは、共役ジエンユニット2と水添共役ジエンユニット4とを有し、
上記共役ジエンユニット2におけるビニレン基を有する繰り返し単位の含有量が、上記共役ジエンユニット2及び上記水添共役ジエンユニット4の合計量中の10~90質量%である、[4]~[6]のいずれか1つに記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
[8] 上記変性水添共役ジエン系ゴムは、共役ジエンユニット2と水添共役ジエンユニット4とを有し、
上記共役ジエンユニット2におけるビニル基を有する繰り返し単位の含有量が、上記共役ジエンユニット2及び上記水添共役ジエンユニット4の合計量中の10~80質量%である、[4]~[7]のいずれか1つに記載の変性水添共役ジエン系ゴム。
[9] [4]~[8]のいずれか1つに記載の変性水添共役ジエン系ゴムと、硫黄とを含有する、ゴム組成物。
[10] [9]に記載のゴム組成物を用いて製造されたタイヤ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、加硫しやすい変性水添共役ジエン系ゴムの製造方法を提供できる。
また、本発明は、加硫しやすい変性水添共役ジエン系ゴム、ゴム組成物、タイヤも提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のタイヤの実施態様の一例を表すタイヤの部分断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値、上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、各成分は、それぞれ単独で、又は、2種以上を組み合せて使用することができる。
本明細書において、ある成分を2種以上で併用する場合、その成分の「含有量」は、特段の断りが無い限り、それら2種以上の合計含有量を意味する。
本明細書において、各成分の製造方法は、断りがない限り特に制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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